新神々の履歴書第12回 「お金と成功のカバラの大天使、ルシファー」 起業家とスポーツ選手 — ルシファーの大流行

ルシファー

このお話は神々の履歴書第10回 「病気の時神様にお願いすることは良いことか?」の続編です。

同じようなお話が他にもありました。

 

台風の日から病気になった娘

「台風の日以来、小学生の娘がおかしいんです。急に情緒不安定になって、夜中に声を上げたり、授業中に突然泣き出したり……」お母様がこられて、娘さんの変調を心配されています。
何か霊障のせいではないかと考えてこられたのです。

不思議なことに、お客様同士は引き合います。
この方と同地域の方が来られ、「台風で瓦が飛んじゃって……どこもそんなだから、修理が追っつかず3か月待ちなのよ……」とぼやいていました。

そう……その方の家業は、建設業なのです。
おそらく家族のどなたかが、商売繁盛の願を立てたのでしょう。
願いを受けて、神様が召喚され、霊的免疫力の弱い幼い娘さんが、霊障をうけてしまったのです。

肉体的な免疫力同様に、幼い子供は霊的な免疫力も弱いので、家族の中で子供がまっさきに霊障をかぶることはよくあるのです。

それにしても、いったいどんな神様が召喚されたのでしょうか?

この方の家を遠隔透視したところ、なんと、「富と繁栄を司るカバラの大天使・ルシファー」が祀られているではありませんか!

 

古来より、日本で祀られているルシファー

実は、ルシファーは、日本の神社や仏閣でもよく祀られています。

商人の町だからでしょうか、大阪では殊の外よく祀られています。
ルシファーの職能は、富と成功、平たく言えばお金と出世なので、上方商人のニーズに合ったのかもしれません。

といっても、近代になって伝わったのではありません。大阪は難波の宮として大和朝廷の都があったところです。
古い昔、ユダヤ人の伝統をひく大和朝廷の伝来とともに伝わったのでしょう。

もちろん、東京でも祀られているのをみかけます。
他の土地にもあるかもしれませんが、ルシファー探しをしているわけではないので、たまたま見かけたところしかわかりません。

 

青き蛇の神、ルシファー

え? なんで、それがルシファーだってわかるのかですって? ルシファーは大変特徴的な外観をしているからです。

「日本に伝わったカバラの大天使—天王山の青き龍ルシファー」 で申した通り、彼は蛇体(竜)です。
しかも、ルシファーには、特徴的な印(しるし)があるので、他の蛇神様や龍と間違うことはまずありません。

といっても、必ずしも、蛇神様や龍神様として祀られているわけではなく、様々な名前で祀られています。
日本で祀られているルシファーについては、また別の機会にお話ししましょう。

 

新たなるルシファーの渡来!?

ルシファー自体は、古来より、日本のあちこちで(少なくとも、関西と関東で)、ある時はお金の神様として、またある時は出世の神様として、更には、何でも願いを聞いてくれる神様として、祀られてきました。

ところが、ここ数年、神社や仏閣など、全く興味をもっていない方にも、ルシファーがいるのをみかけるのです。

いったいどういうわけでしょうか?

 

起業家やスポーツ選手にいるルシファー

この間あるテレビで、ルシファーの憑いてる方が「僕は、霊とか神とか、そんなの信じてないから……(笑)……」と発言するのをみかけました。

往々にして、本人は、自分がルシファーと契約していることは自覚していません。
でも、現にそこにいます。
では、どうして、このカバラの大天使、(キリスト教では悪魔、日本では神ですが)は、彼の下にやってきたのでしょうか?

ルシファーの職能は「富と成功」です。
当然のことながら、富を成すことを目的とする職業=起業家や、実力プラス運が必要な職業=芸能人やスポーツ選手などによく憑いているのを見かけます。

ルシファー

9時-5時で働いて、大それたことは望まず、恙なく日々を過ごすような方よりも、ある意味ポジティブで、大志をいだくような方が、関わりやすいのです。

もちろん、彼らは、家にルシファーの祭壇を作ってるわけではないでしょうし、アニメにあるような、魔方陣を書いた召喚儀式をしているわけではありません。

では、いったいどうやって召喚されたのでしょうか?