明治・大正の資本家とカバラ 大天使と龍のいる庭〜いきなりの雨・豪華なお屋敷の池に大天使が!?

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こんにちは、マユリです。

前回トリニティウェブに掲載させていただいた「宮崎駿の『風立ちぬ』は、黒魔術を描いている」読んで頂けましたでしょうか?

実はこのアニメ、カバラと戦前の日本の上流階級とのかかわりも、よく描けてるんですよね。

「風立ちぬ」の内容を簡単にお話しすると、
ヒロイン菜穂子が、召喚の泉で「大好きな次郎さんが、自分を好きになるように」祈願したところ、早速、次郎本人が現れてビックリ! それから、いきなり雨が降り出して、二人は相合傘で帰路につきます。

少し行くと、地面が濡れていないので、その雨は、召喚の泉の近辺だけに局地的に降ったことがわかります。雨はすぐにやみ、後ろに虹が出ます。

「恋の願いが叶ってよかったね!」のはずが、虹の背後に不吉な黒い雲が立ち込め、 なにやら不吉な感じが醸しだされています 。

「風立ちぬ」はあくまでも、宮崎駿が作った創作なのですが、実は、似たような経験が私にもあったので、このシーンはとても印象的でした。

 

いきなりの雨・豪華なお屋敷の池に大天使が!?

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ある街で、夏場だけ出ている地元の観光バスに乗った時のことです。
市内の名所を3時間くらいで、要領よく回ってくれるバスです。

その日はいい天気で、よく晴れていました。前の目的地を出た時も晴れていたのですが、その庭園についたときには、なぜか、バケツの水をひっくり返したような土砂降りの雨になったのです。

そこは、 和洋折衷の広大な庭園 でした。

「こんな雨の中、お庭!?」とも思ったのですが、全員の分の大きな雨傘や長靴が用意されていました。
手回しのよさに、「そんなに良く雨が降るところなのかしら?」と思ったものです。

園内には、日本庭園があり大きな池がありました。

みんな、池のほとりで雨の中、記念写真をとっています。
「ああ~、でた~!」

その時はまだ、それがカバラの大天使だとはしらなかったのですが、池に霊体がいて龍と共にこちらをみていました。

せっかく遠路はるばる観光に来たので、少し離れたところから、美しい庭園の写真を撮ることにしました。
いやいや、お庭は綺麗だったので~(笑)

「あれ?」お庭(必然的に池も映っています)の写真はとれたのですが……クリックしても保存できないのです。

何度クリックしてもできません。ちなみに当時はまだガラケーでした。
その上、こんな表示まででました。

「この写真は保存できません」写真は撮られたくないようです——

そんなこんなで早い目に庭を出て、土産物売り場で時間をつぶしていたのですが、我々がバスに乗ると雨はやんでしまいました。15分~20分ほどで次の目的地に着いたのですが、いいお天気で、もちろん写真も問題なく、たくさん撮りました。

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その庭は、明治から戦前にかけての、富豪のお屋敷跡だった!

こういうことがあったので、そのお庭について調べてみました。
元は、明治から大正にかけて財を成した地方の名士の屋敷で、今では観光地となっていたのでした。

そう! このシチュエーションが、菜穂子と似ているのです。

菜穂子の父親も資本家です。

その池は、水温14度の 地下350メートルからの湧き水 からなる池 とのことでした。

ああ! 湧き水とは…… 召喚の泉 です! 池にいたのは、三体の大天使でした。
願い事(御祈願)をするときに、現れる方々です。

資本家は、生まれつきの上流階級と違って、 成功するためには、 自分自身の力で財を築かなければなりませんから、 能力以外にも強力な運が必要です。 そこを補ってくれるのが カバラの魔術 だったのです。

カバラの本質は、魔術にあります。
だからこそ、一方で、現世の栄光を求める多くの人々を惹きつけ、一方で、悪魔的だと非難されるのです。

当時の日本は、欧米列強に追い付け追い越せですから「西欧のものはなんでも、無批判に受け入れた」時代です。
「欧米の名だたる富豪も実践している」 といわれたら、我も我もと真似をしたのではないでしょうか。

菜穂子の父親も資本家です、そういう家庭環境があったからこそ、恋に悩んだ菜穂子が、カバラの魔術に手をだすことができたのです。

この分だと、 渋沢栄一も、 五代友厚 もカバリストだったかも……

 

21世紀はカバラの大衆化時代

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カバラは、幕末から明治にかけて、西洋文化とともに日本に入ってきましたが、戦前では、一部の上流階級だけに門戸が開かれていたようです。

そのころのカバラは、まだまだ敷居が高い、特権階級のみが知りえる「西洋の秘術」だったのです。

三井も三菱も名だたる財閥や資本家は、多かれ少なかれカバラに関わりがあったのかもしれません。

以前「ジョンレノンのイマジンはフリーメーソンの理想を歌ってる」とかいた時、「あの歌詞を書いたのは奥様のオノヨーコさんですよ」と、ご指摘をいただきました。

彼女は、三井の系統に連なる上流階級の出身です。
ところが、21世紀に入って、カバラはいきなり大衆路線に大転換が切られました。

今まで縁のなかった庶民に、スピリチュアルや自己啓発、コーチングや起業家セミナーとして、西洋カバラが広がりだしたのです。

物事には、利点もあれば負の側面もあります。

そういう意味で「風立ちぬ」は、我々21世紀の庶民にとっても、大変示唆に富んだ物語でした。

 

マユリ

 

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