新・神々の履歴書第10回 続・神様に合う合わないはあるのか? 病気と神々

神々

こんにちは、マユリです。

この頃、池江璃花子選手をはじめ、有名人の病のしらせをよく耳にします。
たいへん心が痛みます。
誰か知り合いが病に伏したとき、「早く回復するように」心から願うのは、人間の自然な心情です。

でもそれを神様にお願いすることはどうでしょうか?

私がここでお話しする体験談が、少しでも病で苦しむ方とその周囲の方の参考になればと思い、あるクライアントさんの体験をお話しいたします。

 

思いのほか、悪化する病

あるクライアントさんが、「父が骨折で入院し、救急病院からリハビリ病院に転院したのだけど、転院してから急に弱りだしたんです。足を骨折しただけで元気だったのに解せません……その病院は暗い気が漂っており、自分もそこにいくと妙にしんどく、霊的に何かある気がするので、みてもらえませんか。」と、こられました。

確かにその病院は霊的に問題があったので、転院をすすめました。

新しい病院に転院して、いったんよくなりました。ところが、ある日、お父様の状態が急に悪化して、同時にその方の体調も悪くなったのです。

 

枕元に立つ多くの神々

みると、病床のお父様の脇には、複数の神々がいました。
神々というと、「え? 神様がきてくれていいことじゃない?」といわれる方もいるかもしれません。

「神々の履歴書第7回 — 神様に合う合わないはあるのか? 大神神社と九頭竜神社」
https://www.el-aura.com/mayuri20190109/ 

に書いた通り、神様には系列があり、人によって合う合わないがあります。免疫のない神様にこられると、しんどくって起きられない、頭が痛い、吐き気がするなど、急性憑依の症状を呈するのです。

このクライアントさんも、日ごろから、大神大社は平気ですが橿原神宮は苦手でした。よほど過去世で大和朝廷と因縁があるのでしょう……だというのに、お父様の病室には、なぜだか大和朝廷系の神様がいっぱいいるのです……

なるほど、それでこの方は、病室に行くと頭痛や吐き気を催すのです。
おそらくお父様も同じ体質で、これらの神々がやってくると弱ってしまうのです。

 

神々とコンピュータの端末

でもいったい、なんだって病室に神々がいるのでしょうか? 病院に元々神々がいた気配はありませんでした。
神々は外からやってきたのです。

神々は3次元の存在ではありませんから、空間は関係ありません。この瞬間、ニューヨークに現れて、同時に、日本に現れます。
ニューヨークの神様が瞬間移動して、日本にやってきたのでしょうか? いいえ、違います。

一人の神様が、世界中同時に複数現れることができるのです。一人の女優さんの画像を、世界中の端末で、同時にみることができますよね? 1万個の端末にあらわれたからといって、1万人いるわけではありません。女優さんは一人です。 神々も、かくありきなのです。

端末をオンにしたりオフにしたりするように、神々は、あらゆる場所に瞬時に召喚することができます。儀式をおこなったり、マントラ(祝詞や呪文)を唱えたり、人の強い念で召喚するのです。

神々

 

祈りによって召喚された神々

本題に戻りましょう。

お父様もその方も神々を召喚した覚えはなく、思いたる節はないとのことでした。
でも、召喚するのは、本人とは限りません。

「思い当たる節があります!」と従兄に電話すると、容体が悪化した前日の晩、「叔父さんの病気平癒を祈った」と、あっさりと認めました。その方は理性的な方で「迷惑だったら、もう祈らないよ。悪かったな。」とのことでした。

小康状態を得てしばらくして、再びお父さまの病状が悪化し、その方も体調不良に見舞われました。突然、まるで嵐のように、神々が押し寄せたのです。

「これは、この間の神々と別の神々ですよ」
「いとこは、嘘をつくような人でないので、たぶん……姉です!」

その方には、お嫁に行ったお姉さまがいて、普段から神社めぐりが大好きとのことでした。

兄弟なので、本音がストレートにでるのでしょう。「父のことを思って、あちこちお参りしているのに、言いがかりも甚だしい!」とお姉さまはお怒りです。その方もはっきりとモノを言われる質でしたので、お二人はぶつかり合ったのです。

神々の集団は、それからも時々嵐のように病室にやってきました。
お姉さまが、神社仏閣に祈願に行かれたタイミングです。

そのたびに、お父様は弱っていきました。「頭が痛い、体がだるい……なんで、こんな目にあわされなあかんの……」とぶつぶつ言っても、所詮、若くて健康なその方はその程度でした。ですが、もともと病気で高齢のお父様は、急速に弱っていったのです。