こんにちは、マユリです。
サイキックリーディング講座で、ある生徒さんに質問をされました。
「マユリさん、九州の江田神社って知っています?」
「スピ好きの友人が是非行きたいって、一緒に行ったんですよ。でも、私、なんだか、ぞ―として、怖くて仕方がなかったんです。」
「鳥肌が立って……理由はわからないんですけど……友達は素敵な所って言うし」
写真を見せてもらったところ、なるほど、不気味な空気感が漂っていますが、これを神秘的と感じる人もいるのはわかります。
「あれ? これイシスですよ。」
「え? 誰?」
「古代エジプトの女神、イシス。ここ、イシスがいます。」
冥界の女神にして魔術の女神・イシス
イシスは古代エジプトで崇拝された女神で、兄にして夫であるオシリス神と、しばしば対で祀られます。彼らの住処は冥界、つまり暗く閉ざされた地底の世界であり、死者が行く世界です。
イシスには、もう一つの大事な属性があります。「死者を蘇らせる反魂の女神」でもあり「魔術の女神」でもあります。
「冥界!? あの不気味さは、冥界の空気感だったんでしょうか? 外は晴れているのに、そこだけ暗くって湿っている感じで……」
「初めて聞く神社なんですが、有名なんですか?」
「友達が言うには、願いがよく叶うとかで……」
なるほど、イシスは魔術の女神なので、そうかもしれません。
「そこ、泉とか、池とか、井戸とかありませんでした?」
「ありました! ありました! その池がすごく怖かったんです!」
召喚の泉をつかさどる女神 — イシス
古代の人々は、神々(冥界神)は冥界に住まうものと考えていました。そして神々が冥界からこの世にやってくるときは、直接地底からやってくるのではなく、通常、湧き水を通って、やってくると考えていたのです。
湧き水は冥界とこの世をつなぐ通路で、神々がやってくる道でした。それが、いわゆる召喚の泉です。
「本当にイシスなのか?」 — ビジョンとは何か?
「マユリさんは、どうしてイシスってわかるんですか?」
実は、私の眼には、エジプト絵画のようなイシス神が見えているわけではありません。あえて表現するなら、ひも状の細長いエネルギー体がみえています。
前世を見る際、クライアントは、石をおかれると変性意識状態になり、いろいろなビジョンが見え始めます。その時、マユリはセッションをしているわけですから、しっかり目を開けてています。
目を開けた状態で、「この人の左肘のところに、ぶよんとしたのがいる。」というのがわかります。すると、目を閉じたクライアントが「肘の所に、牛の頭をした男の人が座っています。」というので、「あ、このぶよんとしたのは、牛頭なんだ。」とわかるのです。
イシスは結構よく出てきたので、「これは、イシスと呼ばれているもの」と、経験的に学んだのです。一つ一つ個性があるので、そのうち、これはイシス、これは牛頭、とわかるようになりました。
ちなみに、私も目を閉じると、クライアント同様にビジョンは見えます。
なぜ日本に古代エジプトの女神・イシスが祀られているのか?
ところで、古代エジプトの女神イシスが、なぜ日本に祀られているのでしょうか?
リーディングしたところ、江田神社にイシスが祀られたのは、紀元前20世紀のことです。
淡路島にシュメールの龍が祀られたのは、紀元前19世紀ですから、日本に渡来した同じ人々が、九州で江田神社にイシスを祀り、その後東進して、淡路島にシュメールの龍を祀ったのかもしれません。
日本に伝わったシュメール文明 13の龍の島・淡路島https://ameblo.jp/heavenly-crystal/entry-12648475627.html
「シュメールなのか? エジプトなのか? 混乱してきました!」
実は古代メソポタミアのシュメールの神々と、エジプト古王国時代の神々は、ほぼ被っています。名前は違うし、それぞれに神話もあるのですが、実際、彼らは同じ姿をしているのです。
イシスにも、シュメール名があります。
更に、シュメールや古代エジプトの神々が、ユダヤ教の一派カバラに吸収されて、大天使と呼ばれるようになったのです。
つまり、シュメール、エジプト、カバラと、呼称が違うだけでその実体は同じなのです。
下に続く
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(トップ画像・江田神社/画像提供・ウィキペディア)