新・神々の履歴書第10回 続・神様に合う合わないはあるのか? 病気と神々

神々

霊障の症状 — 神々と霊障

私は多くの霊障で苦しむ方を見てきているので、その辛さはよくわかります。
霊障の症状はいくつかありますが、よくあるのが、「鉛のようにだるくって何もする気がしない、起きられない」というものです。たいてい、最初は内科に行くのですが、検査するとなんともなく、次は心療内科にまわされます。

つく霊体によって症状には違いがあり、眠くて起きてられない方や、頭痛、吐き気、寒気が来る方、湿疹が出る方など様々です。ヒステリックになって、切れやすくなる方もいれば、鬱っぽくなる方もいます。

健康な若い人でも、だるくて動けなくなるのですから、もともと病気で弱っている人にとっては命取りです。生命力がどんどん萎えて、病に抵抗する気力も体力もうせていきます。

問題はそこなのです。元気な人が突然そんな状態になったらびっくりしますよね。でも、病気の方の場合は、元々病気なので、「病状が悪化したのか」それとも「何か薬の副作用なのか」と、思われてしまうのです。

霊媒体質のこの方は、自分の体調不良も同時にきたので、「霊障を受けている!」と気づきましたが、ふつうはわかりません。もちろん、多くの日本人は霊障自体信じていませんから、鼻から思いもつきません。

これは、神々が見える人でないとわからないかもしれません。この方の場合も、いろいろな神様(神というか魔物というかは、そのかたの価値観によりますが……)が、病室にうごめいていました。

アメリカ映画に「お助け下さい、アレス様!」と唱えたら、軍神アレスが瞬時に現れ、大暴れするシーンがありましたが、まさにそんな感じなのです。お姉さまが祈ると、祈られた神さまが、病室のお父様のところに現れました。

 

祈れば祈るほど悪化する病

お姉さまも必死だったのでしょう。それから、神々はどんどん増えていきました。

お姉さま自身もご自分で召喚した多くの神々をまとっているのですが、本人は平気です。兄弟でも、体質が違うというか、合う合わないの神様の系列が違うのです。
霊媒体質の方は、憑いてる人にそばにこられると、吐き気や頭痛を催すことがよくあるのですが、その方も「姉が来ると頭が痛い、2・3日だるくってふらふら……」というありさまでした。

そうこうするうちに、お父様はどんどん弱っていかれ、動けなくなり、とうとう逝去されました。骨折から半年くらいのことです。

お父様が亡くなられた後、その方にこう聞かれました。
「もし姉があれほど祈り続けなければ、父はもっと長生きしたでしょうか?」

医者でないわたしには答えかねる質問ですが、霊障で生命力を奪われて弱っていく人々は多く見てきましたので、ご病気に方にとって、それが病の進行を促進する、背中を押す行為であることはわかります。

そう……安易に、病気平癒を神様に祈願するのは危険なのです。

 

善意の攻撃とは?

祈れば祈るほど弱っていくという意味で、これは呪詛と似ています。ただ違うのは、人を貶めるためではなく、善意でやっている点です。
しかし、善意であればよいというわけではありません。

例えば、「誰からが善意から、珍しい薬を病人に飲まして、かえって病状を悪化させたらどうでしょう?」善意だからといって看破していいはずはありません。それと同じようなことが、祈るという行為で、行われているのです。こういうと、「私は、神様に祈って、病気を治してもらいましたよ」といわれる方がいるかと思います。確かにそういう方もいます。

面白いことが起きたことがあります。

同じ神さまがいる方が同時期に来られたことがあります。二人とも、あるエネルギーワークでその神様を下ろされたのですが、一人は「本当に気持ちよく、体が軽くなりました」といい、もう一人は、「あれ以来、怠くて怠くて、何もする気がしない」と言ったのです。

何度も言いますが、神様には系列があります。合う合わないがあるのです。自分がよかったからといって、すべての人がいいとは限りません。当たり前のことですが、他人は自分ではないのです。悲しいことに、そこが理解できていない人が多すぎます。

同じように、貴方にとってはすばらしい神様でも、本人に許可なく勝手に祈ってはいけません。どの神様に祈るのかは、本人が決めることなのです。

そしてこれは、この方のお父様のように、場合によっては、人の命に係わる事なので、軽く考えてはいけません。

神々

 

神様はファンタジーではない

混乱の原因は、多くの人が神々の存在を信じていないことです。また、神様を信じているという方の中にも、その存在をリアルにとらえていない方も多いように思います。その結果、病気平癒を神様に祈ることは、「病気の人に対する一種の思いやり」のようにとらえられ、あたかも人間の気持ちの問題かのように思われているのです。

病気の人のために、あなた自身が快復を願うのは素晴らしいことですが、神様にお願いするのはよく考えてから、少なくとも本人の了解を取ってからにしてください。呼ばれた瞬間神様がやってきて、しばしばそれが、病身の人にとっては命にかかわるような致命的な負担になるからです。

悪気がなくても、決して、病気で苦しむ方々の、足をひっぱるようなことはしてはならないのです。

マユリ

 

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