気づきを拡大させる方法 〜 Ways of expanding awareness

気づきを拡大させる方法

気づきを効率的に拡大させ、発達させる方法はいくつかあります。

気づきや知覚について、ただ楽しいから、あるいは自分の成長について深く知りたいために気づきと知覚をもっと詳しく学びたいという人は大勢います。
また、人を助けるために、ヒーリングのために、サイキックのワークやミディアムシップ(霊界からのメッセージを伝える)のために気づきを成長させたい人もいます。

以下は、私が生徒に直接教えたりワークショップで教えている方法です。

 

歩く瞑想

瞑想は必ずしも座って行わなくてもかまいません。
忙しい日常を送っている私達にとっては、座って瞑想する時間を作ろうと思うだけでストレスになるかもしれません。
歩きながら瞑想ができることはご存知ですか?

簡単に方法をお伝えしましょう。

この歩く瞑想の目的は、内を見つめ感じること。
あなた自身の内側に限らず、万物に備わる聖なるパワーに深く感じ入ります。
これが癒しと気分の高揚をもたらします。
聖なるエネルギーはとても微細で、数値化することは依然として不可能です。
すべてのものを満たしているとてもパワフルなエネルギーで、一瞬にして万物を創造したり破壊する力があります。
聖なるエネルギーはこの上なく強力で高い知性を備え、慈悲を湛えています。
これを神と呼ぶ人もいれば、タオと呼ぶ人もいます。
アメリカ先住民はグレート・ホワイト・スピリットと呼んでいます。

 

以下は、シンプルなやり方です。

リラックスを心がけ、自分に向かって「すべての生命と私を結ぶ聖なる繋がりに気づきたい」と言います。
こうすると、どんな感覚になるでしょうか。
この柔らかくパワフルなエネルギーのエッセンスがあなたの気づきをいっぱいに満たしてゆきます。
もし屋外にいるなら、転んだり事故にあったりしないよう周囲をふんわりと意識しながら行いましょう。
そして同時に、聖なるエネルギーの和やかさと鮮やかさに気づきを向けた状態を続けます。
いつもより少しゆっくりと歩くことで、マインドは身体の一つ一つの動きに寄り添うことができます。
外的世界とあなたの内なる世界の両方に同時に気づいていられるのは、素晴らしい体験です。
自分は他のすべてと繋がっていることがわかります。
これは万物の生命の火花と呼ばれるパワーのエッセンスと同じものです。

意識を手脚の動きから呼吸へと移したりして、自分にとって一番よい方法を試してください。
イメージを思い浮かべ、一歩一歩を感じるようにします。
意識を配って安定した動作で歩くと、マインドはより楽に寄り添うことができます。
周囲に人がいる場所であれば人々に愛と思いやりを送り、その人々が幸せになりますようにとこの美しい聖なるエネルギーにお願いしてください。
こうするとその人々の力となりますし、あなた自身が思いやりの感覚で満たされることでしょう。

身体の気づきはマインドフルネスで役立つツールであり、この歩く瞑想はその身体の気づきを深く理解する素晴らしい方法です。
不安な時、感情や心配・不安に一体化してしまっている時は、身体のエネルギーや感覚に焦点を向けるとマインドが静まり、落ち着きます。
座って瞑想しようとしてよくあるのが、自分に厳しくなり過ぎる場合です。
最高の瞑想状態に達し、すべての思考を手放したいと望む気持が強過ぎるのです。
前回の記事でお伝えしましたが、そんなことは不可能です。
希望的観測として可能な気がするかもしれませんが、マインドは電気器具のように電源を入れたり切ったりすることはできないのです!
瞑想の効果を受け取り理解を深めるために、座禅の修行を積んだ禅僧のようにじっと座ったままでいる必要はありません。
歩く瞑想をすると、徐々に内の世界と外の世界とのバランスに焦点を向けることができるようになります。
するとマインドは内を巡り、身体の感覚を観察しながら同時に外界の気づきも保つことができます。

歩く瞑想の別の利点は、意図と両脚があれば他には何も要らないことです。
通勤の途中やスーパーの中でも実践できます。
もちろん、内の世界と周囲の環境にどれだけ気を配る必要があるかは実践する場所によって変わります。
例えば道路を横断する時は、全注意を外に向けなければいけません。