サイマー これまでの道のり

平成から新元号へと変わる2019年。 私たち日本人が精神的・霊的により大きく進化・成長するための、 大きなチャンスが訪れようとしています。 スピリチュアル・マスターとして世界的に知られる、 サイマー・ラクシュミ・デヴィさん(以下、サイマー)が、 2019年より日本を活動拠点とすることを発表しました。 なぜ、日本なのか? 私たちはどうすれば、精神的・霊的に大きく進化・成長できるのか? この連載記事では、サイマーのこれまでの「道のり」、「教え」、「日本での新たな活動内容」、「日本人の宿命と期待」などを、全8回でお届けいたします。

日本を中心に活動することを決めた、
スピリチュアル・マスター、サイマー

平成から新元号へと変わる2019年。
私たち日本人が精神的・霊的により大きく進化・成長するための、
大きなチャンスが訪れようとしています。
スピリチュアル・マスターとして世界的に知られる、
ハー・ホーリネス・サイマー・ラクシュミ・デヴィさん(以下、サイマー)が、
2019年より日本を活動の中心にすえることを発表しました。
なぜ、日本なのか? 私たちはどうすれば、精神的・霊的に大きく進化・成長できるのか?
この連載記事では、サイマーのこれまでの「道のり」、「教え」、「日本での新たな活動内容」、「日本人の宿命と期待」などを、全8回でお届けいたします。

平成から新元号へと変わる2019年。ラグビーワールドカップが日本で開催され、翌20年には、東京オリンピック・パラリンピックによって、世界中から多くの人たちが日本を訪問します。
「おもてなし大国ニッポン」などと言われますが、果たして私たち日本人は、精神的にそして霊的に、世界に誇れるような成長ができているのでしょうか?
先ごろの、東京渋谷でのハロウィン騒動問題を見ても、まだまだ私たち日本人には、成長の余地が多くあるはずです。

こうした中、2019年からは、私たち日本人が精神的・霊的により大きく進化・成長するための、大きなチャンスが訪れようとしています。
そのチャンスとは、偉大なる愛と叡智との出会いです。

スピリチュアル・マスターとして世界的に知られ、2012年から日本を訪問しているサイマーが、来年以降、日本を活動の中心にすえることを発表したのです。

サイマーによれば、これまで世界中で行ってきたサイマー自らが教えるワークショップとプログラムは2019年以降、日本でのみ受講できることになるそうです。
それほどに私たち日本人には、精神的・霊的により大きく進化・成長することが求められる、大きな理由がきっとあるのでしょう。

 

自分の使命に従い、自分の家族だけでなく
「地球という家族に尽くす」という選択

では今回は、サイマーのこれまでの「道のり」についてお伝えいたします。
サイマーは、多くの宗教やスピリチュアルな伝統を等しく受け入れて尊重しあうモーリシャス島に生まれ育ちました。
その成育環境がサイマーの、「ワンネス意識に基づく愛と深い慈しみ(愛とともに理解すること)」のメッセージへと繫がってゆきます。
物心ついた時から見えない存在が見え、信仰深い両親を通して聖者たちとも触れ合うなど、スピリチュアルな道を歩みながら育ったサイマーですが、何かに呼ばれるようにして、この島を出ることを決断します。
そして21才の時にフランスに移住し、その後科学者の男性と結婚し、二人の子どもの母親となりました。
子どもを育てながらサイマーは、生まれ持ったヒーリングの能力を西洋医学と一緒に取り入れながら、セラピストとして、盛況な三つの診療所を開業し、人を癒し、救うという仕事に多忙を極めていました。

ミッテランとシラクの両大統領の政権のもとで13年間、ボルドー市の市議会議員を務めるなど政治でも大活躍し、フランス政府を代表してヨーロッパ共同体の健康保険制度改革に尽力しました。
順風満帆な人生を歩んでいたサイマーですが、20代後半で、その後の人生に大きくかかわる体験をします。
それがインド聖者、バガヴァン・シュリ・サティア・サイババとの出会いでした。
その後、インドに通うようになったサイマーは、修行を通じて人に尽くすうちに、「自分が生まれ持った使命に身を捧げよう」と決め、「自分の家族だけでなく、地球という家族に尽くす」という選択をしました。

 

「最高位の精神的指導者」だけに与えられる
「ジャガットグル」の称号を授与された初の女性

やがて伝統的な母親としての役割、そして仕事と政治の生活に自らの意志で終止符を打ち、人類全体の意識の向上のために一生を捧げることを決断。ヨーロッパ、アメリカをはじめ、世界各地で人々に真実の生き方を教える道に入りました。
この時期に出会った聖者・サトワババ・マハラジから、聖なる母の具現であると認められ、「1008マハ・マンダレシュワール」の称号を授かります。そして2007年、サイマーは、インドのヴェーダの伝統のなかでも「最高位の精神的指導者」のみに与えられる「ジャガットグル」の称号を授与されました。この称号を授けたヴィシュヌ聖人協会の2700年もの悠久の歴史で、インド人ではない西洋人の授与も初めてのこと。
そして、女性の授与も、もちろん初めてのことでした。

この栄誉をサイマーが与えられたのは、インドの聖者たちがサイマーの人道支援活動とともに、スピリチュアル・マスターとしての存在の偉大さを認めたからにほかなりません。

ヒンズー教には、シヴァ派(破壊と創造の神)とヴィシュヌ派(持続の神)の大きく2つの教派があります。
サイマーは、シヴァ派の聖者サイババだけでなく、ヴィシュヌ派の長老サトワババからも深い信頼と愛を得ており、シヴァ神とヴィシュヌ神に仕える聖者といえます。

このことをサイマーは「今を保つ神ヴィシュヌと、現状を破壊して創造を促す神シヴァにつながる私の役割はやはり、この世を変容させ、新たな創造へと人々を進化させることなのでしょう」と語っています。

サティア・サイババから「聖なる(サイ)母(マー)」の名前を授かり、聖人協会から、インドのヴァラナシ、聖地として5千年の伝統を持つ「カシ」のガンジス川沿いに、女性として初めてアシュラム(施設)を設立することも許されたのです。
では、次回は、サイマーと日本の出会いについて、お伝えしていきましょう。

 

資料提供:サイマージャパン
https://saimaajapan.com/ja/

 

サイマー新著のご案内
『「聖なる関係」があなたを癒す』(サイマー・ラクシュミ・デヴィ著/ビオ・マガジン)
私たちにとって重要なことは、「愛」と「関係性」とを見分けることです。常に、どのような状態の中でもそのふたつを見分けることができたら、私たちは解放されて、自由になります。(本書より)