カオスからコスモスを引き出す実践的養生法論~その六・夏バテを防ぐちょっとしたコツ

じつは皮膚を押すと、そこで ATPが放出されるのです!

「夏バテの原因はATPの不足」

さて、ミトコンドリアはそうして酸素を吸着することで、
この酸素を燃やして水と二酸化炭素に分解し、
その際の酸化還元の酵素反応で体温のもととなる体熱と、
ATP分子というホルモン&エネルギーを生み出す役目を担ってきました。

このATPという分子が夏バテを解消するカギを握ります。
ATPは細胞活動のエネルギーであると同時に、
細胞間の情報伝達に必須のホルモンでもあります。
だからもしもミトコンドリアが体内温度の冷えが原因で
その活動が鈍ると、ATPの産生量が減ってしまいます。
また酸素が欠乏してもミトコンドリアのATP産生量は減りますし、
あるいは糖分やアミノ酸や脂肪やミネラルやビタミンなどの
ミトコンドリアが酵素反応を推進するのに必須の分子が枯渇しても、
ミトコンドリアのATP産生量は減ってしまいます。
ミトコンドリアによるATPの産生量が減れば、
そのATPを利用して酵素反応をする細胞活動が鈍り、
そのATPを利用しての細胞の情報交換が
滞ってしまいます。

つまり、これが夏バテの真の原因だったのです。

 

「ミトコンドリアを元気にして夏バテ知らず」

ですから、夏バテをしないためには、
まずミトコンドリアを夏バテさせないこと。
ミトコンドリアを夏バテさせないためには、
体内を冷やし過ぎないこと。
そして、糖分やアミノ酸や脂肪やミネラルやビタミンなどの
ミトコンドリアがATPを生み出すための必須分子を
しっかりと補充すること。
つまり食欲がないなどとダダをこねず、しっかりと食事を摂ること。
そして時々は深い呼吸を心がけて、酸素を細胞内にまで
ちゃんと送り届けて、ミトコンドリアに酸素を供給する。
また太陽光線を浴びると、ミトコンドリアは元気になるから、
日焼けを恐れてばかりいないで、
たまには日光をちゃんと浴びる。

そして、じつは皮膚を押すと、そこで
ATPが放出されるのです!
するとこの皮膚の表層を押したことで放出されたATPが
皮膚の深層へと伝達されて、皮膚内の細胞がATPホルモンで
交信しあい、にわかに活気づきます。
この押せばATPの泉湧く、のATPの正のフィードバック効果で
体全体のミトコンドリアを活性化する!
この方法は、ミトコンドリアを活性化するコツ中のコツとも言えるが、
まだあまり知られていないアヴァギャルドで画期的な方法!

と、こんな様々なミトコンドリアを活性化する方法を駆使して、
ミトコンドリアを元気にする毎日を過ごせば、
今年の夏を、きっとあなたは、夏バテ知らずで
元気に乗りきることができるでしょう。

 

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