レッスン3:チェックマン
最後は実践あるのみです。
実際にやって見て、印象が良くなって来ると実感が持てるようになって来ると思います。
そうしたら完璧です。
ただ、そこに至るまでは苦行までは行かなくても経験と継続が必要になって来ます。
その際、どうしても自分自身だと常に鏡を見られるわけではありませんし、素に戻っている時の自分は特に把握しづらいモノです。
なので、信頼できる誰か、親しい誰かにチェックマンになって貰いましょう。
相手を選ぶコツは空気を読める人かどうかです。
チェックして貰うという事は、その都度指摘されるということなので第三者に気づかれないように、そっと注意してくれるような知性のある人を選んでください。
そうしないと、たとえば勤務中に同僚に「○○さん、ほら! 姿勢が悪いわよ!」なんて元気に言われてしまったら、お客さんにドン引きされてしまいます。
仲間同士でお互いにチェックマンになるのも良いかもしれませんね。
お互いに指摘する必要が無くなれば見事卒業です。
その他のイメージアップ法は?
今までの話は、主に第一印象や遠目で見た時の印象です。
最初から印象が悪いと話しにならないので、まずはこれをマスターして下さい。
それが出来るようになったら、せっかく与えた良い印象を減点にされないためのポイントをお話します。
話し方が大事!
基本は標準語です。
方言がダメという話ではありません。
テレビの影響で芸能人の奇妙な話し方が移ってしまうコトって案外多いですよね。
あれは芸能人だから許されるわけであって、大人が変にマネしたり、移ってしまったりすると知力が低い人と思われてしまう危険性があります。
芸能人の知力が低いと勘違いしないで下さいね。
あれは芸能人としての印象をつけるための芸風(職業スキル)なのかもしれません。
変わった言い回しやイントネーションを使えば、覚えて貰いやすいですからね。
時々、ネタとして織り交ぜるのはユーモアの一環として解釈されると思いますが多用は禁物です。
敬語に注意!
次に、特に若い方に気をつけて欲しいのですが、コンビニ敬語は要注意です。
一見すると正しい接遇、接客と思えるかもしれません。
しかし大人たちは必ずしもあの話し方を良いとは思っていません。
時々、新聞などでも「若者の話し方が変……」という話題が上がって来ますよね。
「私はバイトで接客をたくさんして来たから敬語は任せて!」なんて勘違いしてしまうと、「悪い子じゃないのだけどね……」と、やや不利になります。
できるだけ普通の敬語が望ましいです。
これは言うまでもありませんが、せっかく敬語を使っても語尾を「ですぅ」という具合に伸ばしたり、尻つぼみになったりしないよう、気をつけて下さい。
可愛く思ってくれる人もいるとは思いますが、それは一部の方限定だと思います。
同世代の人と話をする際は、敬語では無くて差し支えありません。
ただ特殊な職業でもない限り、語尾伸ばしはしない方が良いでしょう。
言葉は眼に見えるものではありません。
しかし聴覚の印象もかなり大事なのです。
これも習慣次第でどうにでもなりますので、ぜひ意識してみて下さいね!
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