「だるい」「やる気が出ない」……5月病はうつ病と何が違うの?その正体は?

「だるい」「やる気が出ない」……5月病はうつ病と何が違うの?その正体は?

最近なんだか気持ちが落ち込んでいる方、いませんか?

東江英行先生は、オステオパシーという高度な整体(正式には整体とは異なるのですが、わかりやすくするために高度な整体としておきます)を体得され、藤沢で、オステオパシー治療で、多くの方々の身体の悩みの解決に尽力されています。先生はアメリカの有名なオステオパシーの先生でバイオダイナミクスと言う施術を開発されたトム・シェイバーと言う方から直接、指導を受けられています。

今回は、ちょうど今頃よく耳にする「5月病」がテーマです。昔から言われている言葉ですが、でもその実態を知らない方も多いのではないでしょうか。東江先生に教えていただきましょう!

世間でよく聞く「5月病」の正体は?

入社式、入学式、始業式などが終わり、新たなスタートを切った方も多いと思います。心機一転がんばるぞ!とはりきっていても、5月の連休明け位から、「だるい」「やる気が出ない」「頭が痛い」「吐き気がする」「マイナス思考になる」などの症状に悩まされている方も多い、と思います。

世間では、このような状態を、いわゆる「5月病」というのではないでしょうか?
私の治療院にも、連休明けから このような症状を訴えて来られる方が増えています。

「5月病」というのは、1960年代の終わり頃から、受験戦争が終わった大学生が目標を失って無気力になったとかで使われるようになったと言われています。「5月病」は正式な病名ではなく、あえて病名をつけると「適応障害」「うつ病」などと診断される場合が、多いようです。

5月病は、症状としては実はうつ症状とほぼ同じです。発症した時期が、5月の連休明けが多いという事でその名前が付けられたと言われています。症状は、長期に渡るうつ症状よりも発症時期が浅いため、本人が新しい環境に慣れ、うまく適応できるようになれば自然と症状が治まる場合も多いようです。

しかし、その時に適切な休養や治療を受けなければ、最初は5月病になりながらも、辛くても何とか学校や職場に行けていたのに、次第に症状が悪化して、やがて朝起きられなくなって通学や通勤もできなくなってしまう場合も多いようです。そうならないように、しっかり原因を理解しておく必要があります。

以前、「うつは、本当にストレスが原因?~実は身体の不調が招く心の病の真実」でご紹介したとおり、5月病でもうつと同じでストレスや環境の変化が問題なのではなく、それらを身体が受け入れる余裕がない事が大きな問題だと思います。

もしも、入社・入学・始業などの環境の変化が問題ならば、全員が5月の連休明けには5月病になっているはずです。しかし実際には、そうなる人とならない人がいるのです。

5月病は、身体が変化の大きい5月の連休明けの時期に、様々な環境の変化に適応するゆとりがないために起こる身体の病気で、本人の体調不良によるところが大きいと思われます。もちろん例外もあるとは、思いますが。

なぜ「5月病」になってしまうの?

それが正式かどうかに関わらず、世の中には実にいろいろな種類の病名があるものです。それらは、患者さんの主訴や発症の時期などによって、名付けられているようです。体調が悪くて病院へ行けば、とりあえず病名をつけられ、その症状を抑える薬を処方される。痛ければ痛み止め。眠れなければ睡眠剤。もちろん辛い症状から一刻も早く解放されたい、という思いは誰でも同じです。しかし、症状から病名をつけることよりも、その症状の本当の原因を探るべきだと思いま す。

今回は、5月病がテーマですから、当院にこのような症状で来られた方を、例にさせていただきます。こうした症状の方は、どんな姿勢のときでも、まず身体の力が抜けていません。一番わかりやすいのは、ベッドに仰向けで寝てもらったときの姿勢です。脚が真っすぐに伸びていなくて、膝とベッドの間に隙間ができていて、腰も浮いている状態。肩もベッドについていません。呼吸が非常に浅くなっていて、本人も息苦しいと言っています。これらの症状が何を意味するかといえば、寝ていても全く身体の力が抜けていないという事です。

身体には常に重力がかかっていますので、ベットと身体の隙間があると言う事は、その空間を維持するのに、必ずどこかの筋肉が緊張常に緊張し続けているということです。

力が入っていれば、当然、身体の血液の流れが悪いので、昼間の疲れが取れません。昼間活動すれば、ある程度は疲れます。その疲労を、夜寝ているときに取ることができれば、次の日の朝にはまた元気になります。しかし、上記のような身体の状態で寝たり、眠れなくて睡眠薬などを服用した時などは、朝起きても、疲れは全く取れていません。

そんな状態で学校や職場へ行って更にストレスを受ければ、具合が悪くなって当然なのです。まず、きちんと体の力が抜けた状態で寝られるようになることが重要なのです。機会がありましたら、しっかりと疲れを取ることができる睡眠の方法をご紹介します。

■東江英行先生のトーエ治療院(トーエオステオパシーオフィス)
http://www.cityfujisawa.ne.jp/~toue/

これまでの患者さんたちのお悩みと治療の成果への感謝の声、先生の治療に関する考え方が書かれたブログなどが掲載されています。ぜひご覧ください。

■『日本ふしぎ発見番外編』ヘルシー&ナチュラルの冒険~「オステオパシー編」
PART.1
http://www.el-aura.com/2013111907/
PART.2
http://www.el-aura.com/201312030801/

■過去の記事はこちら
うつは心の病なのか
http://www.el-aura.com/2014042202/

つらい腰痛は、文明生活が原因?どうすれば腰痛をやわらげられるの?
http://www.el-aura.com/2014050503/