ココロセラピストが語る!「気」について考えてみた! ~不思議パワーであろうがなかろうが活用してみようじゃないか~

『気』を相手にぶつけるのではなく

「カメハメ波!」ってわかりますか。
ドラゴンボールの主人公孫悟空の得意技です。
両手から『気』を放って敵を吹っ飛ばす技です。

そんなふうにマンガなどでは『気』を飛ばして相手を倒すツールみたいに描かれることが多いですが、実は他の使い方も、やっぱりあるのです。

『気』を相手にぶつけるのではなく、配るのです。
それを『気配り』と言います。
善の『気持ち(気)』を相手に配り与えているのです。

「あの人ってポカポカと温かみのある人だよね」という表現がありますよね。
これは体温の話ではなく、心が温かいということです。
その心は『気配り』によって伝わるので、もしかしたら『気』が温かいのかもしれません。

『気配り』をすると相手が幸せな『気持ち』になります。
つまり、相手の『気』にも大きく影響を与える事ができるのです。

この『気』のスゴイところは、どんどん連鎖反応を起こしてみんなの『気』が快方に向かう事です。
みんなで『気配り』の達人になれば、世の中から戦いがなくなるかもしれません。

 

『気』で最初に大切なモノ

『気』にもいろいろな種類があって、戦い以外にも使えて実生活に役立つことが、なんとなくわかってきたと思います。

さて。では基本に立ち返って僕たちが最初に必要な『気』ってなんだろうと考えてみると、やっぱりアレが真っ先に思い浮かびました。
それは『元気』。
『気の元』ですよね。

『元気』がない状態は『弱気』になっていたり『気力がない』状態ですよね。
これって、ドラゴンボール的に言えば弱っているから的にナメられるか狙われるかしてしまう状態です。
そういう状態の時に攻撃されようものならあっさり負けてしまうと思います。

なので『元気』の出し方は人それぞれだと思いますが、いつでも元気でいられるような心がけは常に持っていたいものですね。

 

『気』を消す

『元気いっぱい』はフルパワー。
『活気』あふれてエネルギッシュ。
そういう人が『人気』になって行く。

つまり、『気』を高める事ができると良いことづくめ……なのですが、僕は真逆の『気』の使い方も結構気に入っていて、実践しています。

それは『気』を消す、です。
これもドラゴンボールではお馴染みの概念ですよね。
『気』を出しているということは、『気づかれる』ということでもあります。

だから、誰とも関わりたくない時や、苦手な相手に意識を向けて欲しくない時は『気』を敢えて消すと便利です。
『ドラえもん』のアイテムで『石ころ帽子』というものがあります。
その帽子を被ると、存在が消えるわけではないが、そこらへんの石ころのように特に意識されなくなるのです。
イメージ的に、僕の中で『気』を消すというのは『石ころ帽子』を被った状態です。

やり方は、人によるとは思いますが、僕の場合は敢えて環境と自分を同化させてしまいます。
自分の存在を否定するのではなく、存在は存在として肯定的で良いのですが、周囲に自分が溶け込んでしまったようなイメージです。
もちろん、必要最低限のコミュニケーションはとりますが、『気』を消している時は、穏やかな気持ちを心がけます。
静かに、ただ静かに。簡単に言えば落ち着いた状態です。

この状態にされると、不思議と良い意味で人が寄って来ません。
威圧しているわけではないですし、誰かに敵意を向けているわけではないので警戒もされません。

『気遣い』という言葉があります。
これは良い事ですが、「気を使い過ぎて疲れちゃった……」なんていうことってありますよね。
だから、『気』を温存しておきたい時や、無駄に使いたくない時にも便利です。
ぜひ、試してみて下さいね。

 

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