魂を響かせろ! 引き寄せの法則~引き寄せの法則を改めて考える~

細かい『引き寄せの法則』のルールは、自分の直感が勧める本なり、情報を信じて下さって良いと思います。

たとえば、目の前にバッグが売っていたとします。
「欲しい!」と感じたとします。
その時に、本当にそれが必要なのかを、少しで良いので自問自答して欲しいのです。

勢いで買ってしまったけれど、後で見たら「なんで、こんなモノを買ってしまったのだろう……」と後悔したことはないでしょうか。

「だって、店員さんが勧めて来るから……なんだか、良さそうに思って……」と言いたくなるかもしれません。
でも、彼らは物を売るのが仕事なのです。
場合にもよると思いますが、ノルマがあるようなお店だと、達成できなければペナルティが科せられるかもしれません。
そうしたら、少しでも買いそうな人がいたら、何が何でも売ってやろうって思いますよね。

それに自分が商品を売る立場の人間だったら、おそらく殆どの人が商品に誇りを持っているから売っていると思うのです。
自分が嫌いな商品を扱っているお店や会社で働きたくないですものね。

だからと言って、店員さん自身は自分の扱う商品が好きでも、必ずしもお客さんが、それを良いと思うかどうかというのは別の問題なのです。

『ダンジャリ』とか『ミニマリズム』とか、そういうものも流行っています。
しかし、これらも、きっと、ど本来の意図と違って、どこかで本質とそれた方向に進んでしまっているのかなと思います。

なんでもかんでも捨てれば良いというわけではありません。

そもそも、直ぐに必要が無くなりそうなものは買わなければ良いと思うのです。
「用が済んだからポイ」という消費社会的な発想は、現代としてはいささか時代錯誤な気がするのです。

人から頂いた心のこもったプレゼントを「ダンジャリしました! 気分スッキリ!」とSNSで投稿したりする人も時々いますが、それってどうなのかなと思いませんか。
本当に不要になって処分するのは構いません。

でも、処分の仕方にもマナーってあると思うのです。

もし、自分が会社で上司に呼ばれて「雇ってみたけど、ダンジャリすることにしたよ。明日から来なくて良いよ」と言われたらどんな気分でしょうか。
そんなつもりなら最初から雇わないで欲しい。
長期で働けるところに就職したかったと思うと思うのです。
それと同じことですよね。

最初からモノを持たない美学というのも、極端に解釈している人が時々いますが、それもどうかと思うのです。
「モノなんてない方が良い」ではなくて「不要なものはなくて良い」の間違いだと思うのです。
言い方を変えれば、僕にとって必要でも、あなたにとって必要のないものは不要品なのです。
無理に僕と同じモノを持つ必要はないのです。
そういうことですよね。

本当に、必要なもの、不要なもの、欲しいもの、そうではないもの。
『引き寄せ』に限ったことではありませんが、一旦考えることも大事なのかなと思います。

そして本心で望んだその時に『引き寄せの法則』を使って欲しいのです。
そうしないと、余計なモノまで引き寄せて、後々面倒な事になるかもしれません。
そうならないためにも、自分の欲に自問自答する方が健全です。

☆神に祈っても櫂の手は休めるな!☆
引き寄せの法則は、自分の望みを潜在意識下に落とし込んで、自動的に潜在意識が、その望みに近づいて行くというのが原則です。

スピリチュアル的な表現に言いかえれば、宇宙に委ねるという言い方かもしれません。
どちらでも良いです。

「その望んだ結果を引き寄せるのは当然の結果なのだ!」と、自然体で心身に染み込ませるのはとても重要です。
催眠療法などでも、そのような考え方をします。
そうすることで、その結果を手にするにふさわしい自分に成長して行くからです。

時々「じゃ、そう言う事だから、後は何もしなくて良いんだー……と思う人がいます。
確かに「お金!」「お金!」「お金!」「イケメン!」「イケメン!」「イケメン!」とガツガツしていたら、『引き寄せ』どころか、気持ち悪がられて逆効果です。

そういう余計なことはしなくて良いのは本当です。

ただ、「願えば勝手に夢が叶って世の中、チョロいもんだぜ!」と本気で思っている人がいたら、その人たちはおそらく『引き寄せの法則』を勘違いして後で「効果無かったじゃん! 嘘つき!」という側になってしまうので気をつけて下さい。