先祖供養は必要か? — 先祖だけ大事にしてもダメ~生きている人(嫁、婿、養子、女子)も大事

先祖供養を気にするなら、その先祖に血だけではなく、縁も、繋がる人を大事にするのは当たり前です。
先祖供養

時々このタイトルにある質問をされますが、これをお読みのあなたはどのようにお考えでしょうか?
身体、心、体質、魂、霊的問題、家系問題、仕事その他何でも総合的に見るホリスティックカウンセラーのわたもりです。

今回は先祖供養について書かせていただきます。

 

先祖供養は何を大事にしているかの問題

私は基本的に、何に対しても考え方は一人一人違っていいと思います。
それに自分が同感・共感できるか出来ないかの問題で、その選択の結果や責任を引き受ける気があるなら、何をどう考えても自由です。

お墓参りも同じです。
高いお金を出して購入し、管理料や檀家料などを払っている墓や納骨堂、仏壇をどう扱うかは、その方が自由に決めていいと思います。

私は実家の曽祖父が神主であり、何かあれば神棚や御霊様に感謝して手を合わせるのが当たり前の家で育ったのですが、そうじゃない方はそういった習慣が無くても仕方ないと思います。

私の娘の世代(20代)等はお友達に「どうして親戚の人のお葬式に行くの?」と不思議そうに聞かれた事もあるそうなので、おうちによって感覚は違うのだと思います。

先祖供養

ちなみに、私の実家は「子ども達が大人になった時に作法や親戚関係にも戸惑わないように」という理由で、冠婚葬祭には必ず子どもを連れて参加する家でしたから、お墓参り等も当たり前に子ども達にもさせていました。

そういった経験も、前回書いた生きやすさに必要な見識に繋がります。
「生きにくい」のは「見識」が無いから —— 過敏さ、直感、霊感と見識~生きやすくなる方法

私は、先祖供養については、子孫繁栄とか、スピリチュアルとか、幸・不幸とか、祟りとかの問題ではなく、何を大事にして生きるか? の問題だと思います。

先祖供養を大事にしているようで、実はお寺などの宗教や、仏壇屋さんや墓石屋さんにお金を貢いでいるだけの人も多いと感じます。

先祖供養ってお金を払うことじゃないと思います。

 

生きている人を大事にしているか?

少しスピリチュアルな観点から書かせていただくと、亡くなったご先祖様を大事にするなら、生きている子孫を大事にすることも、当たり前に大事です。

この時、血のつながっている人だけを大事にして、嫁、婿、養子を大事にしないという話を良く聴きますし、時々「女子は跡取りにならないから」と、男子と扱いが違うという家もありますが、これはスピリチュアル的には「縁あってつながった人を大事にしない」と世界中に向けて宣言しているようなものです。

家系を繋ぐには、子をなすために外部から入ってくる嫁、婿が必要になります。
子をなさないとしても、その家系に繋がる子孫を選んで縁を結んでくれた有難い人という事です。

そう言う嫁や婿を大事にしないのは、「その家系などどうでも良い」と言っているのと同じです。
繁栄する訳がありません。

その家系に繋がる自分自身も大事じゃないと言っているようなものです。

家系に関する沢山のご相談をお受けした経験から書くと、外部から養子をもらい、その子を大事にして家系がつながり、持ち直す家系もあります。
血のつながる子孫がろくでもないから、外部から新しい血を入れて家系を繋ぐ、スピリチュアルな世界の計らいです。

先祖供養を気にするなら、その先祖に血だけではなく、縁も、繋がる人を大事にするのは当たり前です。

 

先祖供養は作法じゃない

先祖供養

お墓参りの作法などは、全く方法が判らない方の参考にはなるかもしれませんが、絶対的なものではありません。
お子さん達に作法等を伝えることも大事ですが、肝心なのは心持です。

おじいちゃん、おばあちゃんに顔を見せに行くだけで喜ぶように、物じゃなく、お金じゃなく、作法じゃなく、つまり、理屈じゃなく、ただ思い出して気持ちをつなぐことが大事で、先祖供養は難しく考えるような事ではないと私は思います。
スピリチュアルな生き方 — 不思議なスピリチュアルな人あるある

「きれいなお花を見せてあげたいな」と思えば花をもって、「会いに」行く。

私は生きていても、亡くなっていても、そう思える相手がいるって、幸せなことだなと思います。
亡くなった人だからこそ、喧嘩にならないというのも、ありますしね。

お彼岸やお盆じゃなくても、いつでもいいから、仏壇も写真も無くていいから、心に思い浮かべて、ただ話しかけ、自分のやり方で「ご先祖様にご挨拶」するだけで良いと私は思います。

 

参考記事 http://watamori323.blog.fc2.com/blog-entry-161.html

 

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