アマテル外伝 ~もうひとつの日輪神話~PART.1甦る太陽の記憶 後編

表から見たたところの裏のお話。外伝、ですね。 夢物語や、ファンタジーと思っていただいて本当にかまいません。

埋もれた太陽アマテル

「竹籠に封じ込められたまことの鳩よ。ついに隠し続けてきたすべてのことをお前に教える時が来た

お前が幼少の時、母が伝えられたあのパスワードを覚えているか。

あれはお前が何者であるかを示す、絶対的な証拠となるであろう。

偽神や悪魔どもに奪われぬよう、お前だけが地上で唯一の証明者としての証としていくために、守護し通せ。」

私自身が、僕が何者なのかを教えられ、それを自覚したとき

絶対に今の状況から、僕は逃げたらいけない。

逃げたりしたら、それは本当に悪いことなんだ。

それを強く自覚してしまったのです。

のたれ死なずに今日までどうにか生きてきた、半分屍のような存在である

自分に与えられたひとつの奇跡。何が何であったとしても、つらぬかなければいけないことが、約束がある。

「僕は、あそこからやってきたんだ…………」

あそこが、あそここそが……僕の故郷だ。

太陽を見つめて、涙が流れていたのです。

そのときに、すべてのことは思いだされていたのです。

僕が育った児湯郡は火明命が生まれ育った産湯があることより名付けられた聖地。

火明命はなぜか神話の中では一切に語られず、一人無視され続ける存在。

海幸と山幸だけが主役となるが火明命だけは日向神話ではクローズアップされないので、ぱっとしないのです。

火明が生まれました、しか書いてないのです。それっきり。

まるでプラモデルの部品であまって、どこに使えばいいのかわからなくて、とりあえず置いておいたみたいな感覚の神というと罰当たりな表現かもしれないが。

先祖である海部の人々が、夢枕で僕の母に告げた平成8年のある予言があります。

「あんたの子を追ってここまで来たようだがね、……あなた平成8年8月8日の十字架。これを覚えておきなさい。」

平成8年8月8日、これはカバラ数秘術という 数字の中に意味を詰め込むメッセージで、

イエスを象徴し、十字架はその意味を表します。

海部氏の総本社である丹波の元伊勢籠神社というところで、

この日に宮司さんが、同様の予言を、真名井神社の立て札に書いていたというのです。

「2500年、鎮まる神の神はかり。百の御生まれの解きぞ近づく平成8年8月8日」

この予言の意味するところはつまるところ、神の御計画は進んでいる。

男神天照大神(火明命)が誕生するときが近い。

尾張と海部は同族であり、うちの先祖は玄界灘の漢倭奴国王の系統として

あの志賀島の金印の延長である。児湯郡の国譲 りをさせられた大国主の墓に隠されている神、饒速日命(大年皇子)

この神を氏神として児湯郡の竹鳩とという地区に定住し、僕らは隠されながら、山や各地を転々としながら、混血を避け頑固に今日まで

一族は生きながらえてきたのだ。という事実。

一族とは……そう。卑弥呼が女王であった、神武天皇以前の

邪馬台国のこと。カゴメ歌の答えは、この世界から本当の

竹籠の中の鳥、鳩(救世主)を見つけ出すこと。

そして同時に、本当にこれからやるべきことの膨大さを、実感させられたのです。