心は水でできている!?〜心とはなんでしょう?〜心は対象物に対して自然に反応し、あるがままに感じるものです。

「心は対象物に対して自然に反応し、あるがままに感じるものです。

心は水でできている!? というと、
いやいやそんなことはない。
心が水なわけはないとも思うと思います。

心とはなんでしょう?
何か対象物に向かうと、勝手に内側から何かが浮かび上がってくるもの。
気がつくと、過去の出来事にあれこれ言い訳をしていたり。
まだ起きていない未来に対して、不安を説いていたり。
そこに美しい音楽があると、勝手にエネルギーが湧き上がる場所でもあり。
嬉しい事があると、喜びが広がる場所でもある。
心は対象物に対して自然に反応し、あるがままに感じるものです。

 

「水は今この瞬間、ここにあるものを映し出すものです。」

心は目に見えません。
目に見えなくても、心の存在は誰もが気づいています。
心は目に見ることも、手に持つこともできないけれど、確かに存在します。

心は水のようだと感じます。
水は今この瞬間、ここにあるものを映し出すものです。

水は、丸い器では丸くなり、四角い器では四角くなる。
寒いときは氷になって、熱を感じるとお湯になる。
赤い絵の具で赤くなり、青い絵の具で青くなる。
水は今この瞬間、感じているものをただあるがままに表現し、
自分の主観を一切加えずに、受け止めている存在です。
水は今この瞬間、ここにあるものを映し出すものです。

 

「私たち人間を構成する最も大きな要素は水です。」

私たちの心も同じです。
目の前に現れた事象に対して、心は素早く反応します。
頭では物事には冷静に対応しようと考えていても、
頭で考えることと、心の反応は違います。
心は、ただ、今この瞬間感じているものに対し、
あるがままに私たちの内側に現れています。

私たち人間を構成する最も大きな要素は水です。
水が、私の中であるがままに感じている!! そんな風に感じることもできます。

水は不思議な存在です。
グラスの中にしばらくの間はおとなしくそこにいる事ができます。
ところが、ふと気づくと
部屋の中の熱などに対して敏感に反応し、
いつの間にかグラスの中から消えてしまいます。
それでも、消えたように見えながら蒸気となって部屋のどこかにいるのかもしれません。