世の中に変な人がたくさんいるのはなぜ??? 〜 人生は宝探しです 〜

「誰もが個性的だから世の中の役に立てて、
誰もが個性的だから世の中が回っている。」

ネガティブをみることもできるし、ポジティブを見ることもできるけれど、
この世界は陰陽で成り立つ世界ですから、すべてのものに両面があります。
ネガティブを敵に回してポジティブを見るのではなく、
片面だけを見る見方を卒業し、両面を知った上でポジティブを選択したいものです。

この世界は多様性の世界です。
いろいろな場所で生まれ、違う人たちを両親に持ち、同じ小学校に通っていても違う6年間を過ごして、好きなものも違って、欲しいものも違って、どんな挫折をいつどのくらいの期間味わったのかも違って、夢も違って、1日の生活の時間も違っています。

あなたが親友だという人も、あなたと同じ人ではありません。
だから世界はいろんな見方、いろんな体験があって面白いのです。
この多様性が、想像もしなかった小説や音楽、映画を生み出します。
好きなものがみんな違うからありがたい。

虫が好きな人がいるから、図鑑で虫のことを知ることができます。
星が好きな人がいるから、宇宙のことを知ることができます。
自分ではできないし、やりたいとは思わないけれど、
不可能に挑戦するアスリートがいるから競技にワクワクできる。
困った時に力になってくれる弁護士や、
計算を助けてくれる会計士さんや。
誰もが個性的だから世の中の役に立てるし、
誰もが個性的だから世の中が回っている。

 

「どんな人もすべてひっくるめて世界はひとつです。たったひとつの人類!!
という大きなくくりの中の一人とみるならば、1人1人が価値ある存在です。」

自分と違う考え方の人に出会った時は、
NO!! とはねつける前に、
この人のいいところはどこだろう?
この人が社会に貢献しているものは何だろう?
と、見つける癖をつけてみてください。

どんな人もすべてひっくるめて世界はひとつです。
たったひとつの人類!! という大きなくくりの中の一人とみるならば、
1人1人が価値ある存在です。

 

「人の数だけ、この世界の見方があります。
人の数だけ、違った人生があります。」

人生で最も大きなテーマは人間関係です。
「好きか嫌いか」の目で世界を見るとき、
陰陽の世界ではその半分が好きで半分が嫌いになります。
それは疲れる生き方です。
「好きか嫌いか」を卒後して、
その人を好きなところはどこかな?? と、好きな部分を見る癖をつけていきます。
そんな目で見ていくと、世界は素敵な人であふれています。

笑顔が美しくて気配りができる人! とみたなら、
その人がたとえお酒が好きで、掃除が嫌いでもいいのです。
私たちはきっと求めすぎています。
あらゆるものが完璧でなくてはならないような見方をしています。
ひとつでいい! 好きなところを見る癖をつけてください。

人の数だけ、この世界の見方があります。
人の数だけ、違った人生があります。
自分の考えを押し付けたら、自分も相手の考えを押し付けられます。

どんな人も、それまでの人生を背負って常に選択をしています。
その人にとってそれは最善です。
自分と違う選択があって正しいのです。

仕事の人間関係、町内会の人間関係、PTAの人間関係、ママ友の人間関係、
学校の人間関係、趣味のサークルの人間関係……
それぞれに違う世界があります。
さまざまな関わりの中に存在しているのが私たちの人生です。
人間関係は私たちを成長させてくれるものです。
愛をベースにするならば、出会うすべての存在をあるがままに受け入れるものになります。
出会うすべての存在をあるがままに受け入れるということは、言いなりになることとは違います。
ネガティブなものに対して反応しないというものです。
反応しないというのは無視することとは違います。
反応しないというのは、存在の表現を許すということです。

人の数だけ、この世界の見方があります。
人の数だけ、違った人生があります。
人間関係はその裏側に、豊かな人生という贈り物を用意して、
あらゆる場所に潜んでいます。
人生は宝探しです。

 

 

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