世の中に変な人がたくさんいるのはなぜ??? 〜 人生は宝探しです 〜

「どれだけたくさんの人がいたとしても、
まったく同じものを見ることはできません」

仕事をしていて、なかなか流れを覚えない人。
とんちんかんな反応をする人。

何に対しても反対する人、ネガティブなことばかり言う人。
毎日の暮らしの中で、いろんな人に私たちは出会います。

その度に、どうしてその反応??? と、
固まることがあると思います。
でも、それはその人にとっての真実です。

同じものを見ていても、自分と違うものを見る人がいます。
それでもその人は間違ってはいません。
相手にとっては、私が違うものを見ていておかしいと思っています。

テーブルの上に自然石を置いて、周囲を取り囲むように10人が座り、
それぞれにその自然石の絵を描いてもらうとしたら、
10通りの自然石が描かれることになります。
どれだけ頑張って隣の人と顔を寄せ合ったとしても、同じものを見ることはできません。

その自然石も、上から見たり、斜め上から見たら、
まったく予想もつかない姿が現れるかもしれません。

これは物質的なモノを見た場合のものですが、
どれだけたくさんの人がいたとしても、まったく同じものを見ることができないことがわかります。

 

「何かを見るとき、自分の見方だけでは見えない部分があります。いろいろな人の見方(とらえ方)を通して、実はその全体像を見ることができます。」

毎日の生活の中での出来事も同じです。
見る人の立場、その人がこれまで体験した記憶、その人の価値観、その人が大事にしているもの、その人の生き方、その人の目標、その人の生い立ち、その人が今いる環境……そうしたあらゆるものが描かれたメガネを通して、毎日の出来事を見ているからです。

そして、出来事を最初から最後までみたのか?
一部だけ切り取ってみたのか?
その見方によっても違うものが見えてきます。

あなたが、その見方はおかしい! と見るとき、
あなたも誰かに、その見方はおかしい! と見られています。

どの見方が正しいか正しくないか? は、横に置いておいて、
同じ見方をする人はいない!! が真実です。

パートナーになって、結婚を決めてからの多くの人の悩みは、
相手と考え方が違う、相手の考えがわからないといったものになります。

何かを見るとき、
自分の見方だけでは見えない部分があります。
いろいろな人の見方(とらえ方)を通して、
実はその全体像を見ることができます。