そもそも、「お金持ちってなんだ?」と考えると、これまでの時代や教育されてきた価値観に「所有」という認識や感覚が強いために、お金が”ある・ない”という発想になってしまいがちなのだと気づきました。
これが、「お金のブロック」という謎の幻想を生み出す根源といえます。
お金のブロックという、オバケのような幻想に宿しているものが、お金についての「知識が少ないこと」「感覚的にふに落としてないこと」。
さらに、小さい頃から植え付けられたであろう「お金にまつわるネガティブな印象」です。
そもそも、お金というのは、数字という実態がないもの(紙幣)と物質として存在しているもの(貨幣)の2つがあり、それらを全て所有の感覚に当てはめていくことは、お金に対する認識が歪んで当然なのかもしれません。
これまで言われてきた「お金持ち」という”ある・ない”の表現よりも、「目的のために、お金を働かせる力」と表現を変えてみましょう。
たとえるならば、お金の力を「身体を健康に動かせる体力」と置き換えたら、体力のある人がたくさんの荷物が持てたり、いろいろな場所へも気楽に行けたりするというようなことと、同じに感じられるのではないでしょうか?
肉体にパワーがあると(お金というパワーがあると)、多くの物質も所有できるし、行きたい場所が海外でも山でもどこでも気軽に行ける。
お金を力に置き換えたら、お金がエネルギーだということが少しつかめてくるのではないかしら? と思います。
スピリチュアル勘違い。エネルギーやパワーは、波動ではありません。
スピリチュアル業界では、全ては波動、振動(周波数)、音、粒子、エネルギーなどと言われています。
それは、本質的な意味ではそうなのですが、勘違いされやすいことがあります。
エネルギーとは、「仕事をする力・仕事をすることができる能力」のことを言います。その力が数値化や見える化された時に、周波数や波長として表すことはできます。しかし、関連性はありますが、言葉の意味が全く異なります。
これは善し悪しはないのですが、「なんとなく同じ。波動=エネルギー」に感じている方は、お金についても「なんとなく」としてしまいがちな傾向があります。
(紙幣と貨幣は異なるのに、お金というひとくくりにしてしまうのと似ているかもしれません。)
「お金はエネルギー」というのは、正確に表現するならば、お金を働かせてはじめてそのように言えるのです。
つまり、お金に仕事をさせる能力の高い人は、「多くのお金を動かせる人(=お金持ち)」ということになるのです。
逆をいえば、働かないお金はエネルギーではなので、貨幣は金属、紙幣は数字となります。
お金は形を変えてもお水と同じ
このような話を何度か、お金に関する講座で話してきましたが、私が最初に言うことは、お金はエネルギーという話の前に
「お金は水だ」というお話です。
・固体の状態は、貨幣
・液体の状態は、数字(お札)
・気体の状態は、数字(仮想通貨やポイントなど)
と説明をしています。
これが腑に落ちると、稼ぎ方とかお金の使い方、出すと入れるの法則、お金との付き合い方が、まるきり変わってくるのです。
時代になぞらえて話すと、占いが好きな方は、「風の時代」と言う言葉を聞いたことがあるかもしれません。
今、時代に伴い、お金が固体から気体に変化をしています。
お金も風(気体)になる時代へ。
とはいえ、どの状態になっても水は水。
形を変えても、お金はお金。
水は動きがなければ、濁ったり、腐ったりします。
液体はそこそこ、ためたり、所有できたけれど、
気体になったら、ためてはおけませんし、所有も出来ません。
しかし、気体も水なので、液体にも固体にも形は変えられます。
「どれだけ、水を働かせるか!」「循環や稼働させていくか」ということが、これからの時代においてはとても大切になってまいります。