私たちの”現実”を作る【心のレンズ】3つの特徴〜感情美人への道Vol.89

皆様こんにちは。感情美人デザイナーの柊です。今日は【心のレンズ】のお話です。

私たちは何かを見たり解釈する時、ありのままを見ているようで実はそうではありません。
必ず自分の【心のレンズ】を通してでしか、現実を把握する事ができないのです。

 

本記事では、このレンズの特徴を3つご紹介しましょう。

(8月5日に開催された『癒しフェア』の柊のワークショップに参加頂いた方は復習になりますので、ご参考にして下さいね)

1つ目。
心のレンズは「古くても取り替えたがらない!」

いくら他の人が「こっちのレンズが最新式ですよ」「これをかければ、遠くも近くも今よりはっきり見えますよ」とアドバイスしてくれても、「いえ、私はこの傷が付いた汚れたレンズで結構です」と、自分の古いレンズをいつまでも持ち続けてしまいます。

古いレンズにこだわってしまうのは、「心のレンズ=自分が培って来た価値観」だからです。
専門用語で、「スキーマ」と言います。
私たちは、常に一貫性のある見方で世界を見たいと思っています。
なので、いくらはっきり見えようが、真実をありのままにうつしてくれるレンズだろうが、他のレンズは脅威でしかありません。
なぜなら、今まで自分が正しいと信じていた事が間違いだった! という事にもなりかねないからです。

2つ目。
「心のレンズのピントに合わない情報はそもそも見えないし、見えたとしても、歪んで映る」

私たちは、自分の思い込みや価値観に合う情報だけを選択し知覚しています。
驚くほど、世の中の事が見えていないのです。
更に、自分の価値観とそぐわない情報は、見えたとしても魚眼レンズのようにねじまげて解釈してしまいます。

3つ目。
「人のレンズの汚れは、目ざとく見つける」

悲しいかな。誰でも「自分のレンズほど、透明度が高いレンズはない!」と思っています。
そして、自分のレンズの汚れは見えないくせに、他人のレンズの汚れは「あの人のレンズ、ゴミがついてるわ!」とほんの僅かでも気付くのです。

 

これはいい面もあります。

私たちは、日々何千という決断をしていかないといけませんよね。
そういう時に、いちいちレンズの汚れを気にしていると、いつまでたっても前に進んでいけないのです。

ただ、気付いた時に立ち止まって、レンズの汚れ具合や歪み具合を点検し「レンズを磨こう!」という心がけがとても大切です。
透明な三角柱のプリズムに光を通すと、きれいな7色に光が出力されます。
これはレンズが透明だからです。

これが赤いプリズムだったり黒いプリズムだったら、光を通しても7色にはなりませんよね。

完全なクリスタルクリアのレンズを持つのは、不可能です。
でも、なるべく綺麗なレンズを持とう! と心がけることで、自分の可能性を広げる事ができますよ。

 

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