山伏ヒーラーが語る自然崇拝の魅力【前編】~あなたも山伏になりませんか?

 

■ 山伏修行に入る理由は、人それぞれ

山伏修行と言っても、行の目的は人それぞれです。
ヒーラーである僕にとっては、多くの方を幸福に導く力を得るための修行ですが、自分を試したくて入門する方や、個人的な自己実現を叶えるための方もいます。

また、普段の職業も様々です。
神職者の方もいますが、自営業の方もいれば、会社員の方もいます。
僕はヒーリングサロンを経営していますが、それは元々10年仕事にしているもので、神社とは関係ありません。
このように、出家をせずとも本格的な修行を続けられることも、山伏修行の有難さだと思います。

このように山伏修行の場では、様々な人に遭遇します。
勿論、学ぶことの多い先輩にも出会えます。
まさに千差万別な人々が、一堂に会して修行を行う場なのです。

出羽三山での修行は、秩序を重んじ調和を守りつつ、いかに自分ならではの行を貫くか、ということもテーマになると思います。それは、社会における個の強さを鍛えることにも繋がるでしょう。

 

■ 真ん中にあるのは「自然崇拝」

山伏修行の最大の醍醐味は、大自然の中に身を投じ、まっさらになって神々と向き合えることだと思います。

日本の神々は、大自然の中にこそ宿っておられるのだと、心身ともに、そして魂レベルでも実感することが出来ます。

ここでは、俗世における立場や、職業は一切関係ありません。
誰もが一人の人間として、神々と自然、そして自分と向き合うことになる。

特に男性の修行は荒行ですから、体力もいりますし、リトリートといった優しいものではないかもしれません。
しかし、自分を削ぎ落すことで、見えなかったものが見えて来るのです。

僕がいつも思うのは、自然に身をゆだねて修行することで、人間の傲慢を浄化せざるを得なくなるということ。

修行中は数々の奇跡を体験し、修行後自分の何かが生まれ変わるのです。

人間一生修行ですから、一年二年ですべてを体得することは出来ません。
しかし、修行を続けるごとにスピリットが鍛えられ、年々気付きのレベルが上がり、内面の成長を実感することが出来ます。

因みに「秋の峰」は20年で満行。僕はぜひとも満行を目指したいと思っています。

 

■ あなたも山伏になりませんか?

TRINITEYは女性の読者の方が多いと思いますので、【前編】の最後に、女性が参加可能な山伏修行についてご紹介させていただきます。

昨今では、尼体験や、お遍路さんなど、日本ならではの修行に関心の深い女性も増えていますね。

出羽三山にも、女性のための修行の門が開かれています。
本格的な山伏修行にご興味がある女性は一度、訪ねてみてはいかがでしょうか。

女性が参加できる山伏修行としては、4日間の「神子修行」(9月上旬開催。受付期間は6月初旬~8月15日まで)や、3日間の「練成修行道場」(8月上旬・中旬、2回開催。受付期間は5月1日~5月末日まで)があります。
詳しくは、出羽三山神社のホームページ「修行のご案内」をご覧ください。

また、9日間の「荒澤寺主催の秋峰」には男女ともに参加が可能。こちらは仏教系の山伏修行となります。(8月下旬開催。詳しくは鶴岡市観光協会まで)

また、身近な男性が山伏に興味がある場合もあるかもしれません。
僕が修行する一週間の「秋の峰」に関しては、毎年8月最終週から行われ、5月に参加の募集があります。(こちらも神社のホームページに記載)

「体力的なハードルが高い」と言う方や、「一週間も休めない」と言う方には、二泊三日程度の体験コースも用意されています。

いずれも修行は夏に集中しています。

それは、出羽三山が日本屈指の豪雪地帯であるためです。
冬の間は長く雪の浄化に閉ざされますが、その分、夏の神域は素晴らしい波動を体感できるのです。

修行にご興味がある方は、ご希望に合わせてご検討になられては如何でしょうか。
その前に、まだ行かれたことのない方は、一度パワースポットとして訪ねてみてもいいかもしれません。

次回後編は、山伏ヒーラーが、ヒーラーならではの視点で、羽黒修験の魅力をお伝えしたいと思います。

 

大智の東京セッション
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