戊辰戦争白河口の戦いにて 「150年の時を越え繋がる魂の奇跡」〈中編〉 前世の記憶の癒しがもたらす成長や能力開花

自分らしさを取り戻す 光の欠片を集めるストーリー 『光を紡いで』第3話 〈中編 「前世の自分と共に生きる」〉 音楽芸術セラピスト玲奈が、実際に体験した過去世のトラウマの記憶の癒しを、短編のストーリーで書き綴ります。 人生の上昇、才能や能力の開花に繋がる癒しと、魂の不思議なストーリーをお楽しみ下さい。

私は、新しく引っ越した場所でピアノ教室を開き、そして癒しの仕事をしていった。

その時の私は、引っ越して新たな場所で生きる事に必死で、自分の内面の微妙な変化に気付く余裕はなかった。

だが、ここから私は常に絶体絶命の戦地の中にいるような感覚で生きる事となる。
常に必死で切羽詰り、身体の芯が緊張し硬直していた。

そして、私の周りでは様々な避けられない争いが起き、助けようにも助けられない体験を沢山する事になる。

だいぶ生活に慣れてきた頃、東日本大震災が起こる。
すぐ近所では大きな被害も沢山出ているというのに、私の家は被害はなく奇跡的に物も殆ど壊れる事がなかった。

あんなに怖くて、暗くなると部屋から出る事も出来なかった家は、常に浄化し大切にしているうちに、いつしか私を守るようになっていった。

段々と家や土地、龍達が私のサポートをしてくれるようになり、家に守られながら仕事も順調に展開していた。

震災で自分は被害を受けなかったものの、助けたいのに助けにも行けない人達がいっぱいいる事に、私は居ても立ってもいられず、祈りながら自分に出来る事を探していた。

「助けたいのに助けられない事」が苦しくて仕方なかった。

そして私は、祈りの曲を作ることにした。
作るというよりは「降ろす」という、自分の意思を加えない曲の作り方に、始めて挑戦する事になる。
「全ての魂に光が届きますように」と、祈りを込めて曲を作り、祈りながら弾いた。

それまでの私にとって、音楽と癒しは全く別のもので交わる事はなかった。
音楽は音楽の脳を、癒しは癒しの脳を別々に使っていたが、この時始めて私は自分の意思を捨て、皆に光を届けるためヒーリングの脳を使い、天から受け取った音を繋いで音楽にした。

それからの私は、その曲をいつもコンサートで演奏した。
忘れられ取り残される魂が無いよう、1人も残す事無く皆に光が届くよう天に祈った。

ピアノを弾くために身体を完璧にコントロールしながら、無になって天と繋がり光を降ろす事は、私にとってとても難しかった。

段々とトレーニングを積むうちに、演奏しながらでも上手にエネルギーを繋げる時間が増えていった。

震災から4ヶ月程たったある日、変化が起きる。
私がコンサートの練習のためにこの曲を祈りながら弾いていると、武士の私が繊細な光になって、私の身体からすっと天に昇っていくのが見えた。

ここから、私が想像もしていなかった奇跡の展開が始まる。

「前例がないものは、私などに出来るはずはない」と思いながらも、どうしても出来るようになりたくて諦められない事があった。

それは『ピアノで癒しを行う事』
心を癒すリラクゼーション音楽ではなく、病気を治しトラウマを癒す、完全な療法としてのピアノを弾けるようになりたかった。

でも、先生もいなければ能力もない。
祈りながら弾く事さえも安定しない。

やり方さえ分からないのに、そんな事が出来るはずがない。
そんな事を夢見ているのは思い上がりだと、何度諦めようとしても、諦めきれない想い……。

その夢が、実現の方向へと動き始めていた。

 

——後編「前世の自分と共に生きる」に続く——

 

『REINAのピアノヒーリング』
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