イギリスの浮気・不倫事情とは? 英国在住の著者が疑問に思うこと【後編】の関連記事です。
英国王室ゴシップと不倫事情
ここまで読まれた方は、「え!? でも王室ゴシップもあるし……」と思われる方もいるでしょう。
前回のイギリスのパートナーシップ。実はパートナーとして協力できる素敵な関係が多い理由でお伝えしたように、ロンドンで生きていくことは簡単なことではないので、不倫どころではないことも多いです。
個人的には、逆に金銭的に余裕があるからできることなのではないのかと思う時もあります。
イギリス不倫事情で難しい言い訳について
英「デュレックス」が、出会い系サイトと共同で調査を実施し「浮気大国」トップ10の中にイギリスはランクインしているけれど、欧米にはラブホテルもないです。
また基本的に職場環境も、日本みたいに残業して当たり前の国ではありません。
勤務時間が終わったら職場の人と飲みに行かずに、一刻も早く家に直帰する男性も多いです。
もちろん、友人と週末にパブで飲む男性はいると思いますが、職場の人とお付き合いで行きたくもないのに飲みに行くような文化はないです。
その為、日本の場合ならば仮に仕事の後に不倫相手に会って帰りが遅くなっても「同僚と飲んでいた」など言い訳ができるかもしれませんが、イギリスでは通用しません。
なので、日本よりも何か言い訳するのも難しそうなイメージはあります。
英国の不倫は一体どのタイミングでどのように……!? という疑問はあります。
イギリス人男性と国際結婚された日本人女性の話
イギリスの浮気・不倫事情とは? 英国在住の著者が疑問に思うこと【前編】では、不倫は罪だという意識が根付いている理由についてお伝えしました。
ただ、実際のところはイギリス人男性と国際結婚されたママ友曰く、「不倫を罪で考えている人はいると思うけど……王室でさえ離婚しているから、もうそう考えているイギリス人は少ないのではないかな? 実際」という貴重な意見をいただきました!
これは現実的にあり得る話だと思いました。
そもそも不倫するなら別れる説
イギリスに限らず、不倫する前に相手との何か1つでも合わなかったら「じゃあ、離婚した方がお互い幸せなんじゃない?」と言う考え方をする欧米人は多いです。
特にアメリカ人の男性と国際結婚した日本人妻から聞くのが、どんなに仲が良くても1つの意見が違えば相手が本気で離婚の道を提案する、とのことです。
1つのこととは、どちらかは子供が欲しいけれどどちらかは子供が欲しくないなどの価値観の不一致です。
君のことはすごく愛しているけど、その件は譲れないし、お互いが我慢してまで一緒にいる必要なんてないでしょう! という感じだそうです。
もちろん、人によるとは思いますが、相対的に日本みたいに我慢しないみたいです。
このような感じなので欧米人との結婚生活は、そもそも不倫の関係を何年も続ける前に、不倫した側か不倫された側が別れを切り出していると思います。
だから離婚率が高くなるのかもしれませんが、そんな仮面夫婦みたいな形で結婚している意味はあるの? とどちらかが言い出すのが欧米人だと思います。
イギリスの女性は、子供がいても産後半年で仕事に復帰をする人が多くで自立しています。
もちろん子供の養育費は相談するなど、その辺りは要相談だとは思いますが子供がいてもいなくても、子供が成人するまでは仮面夫婦でも良いから一緒にいよう! という考えはしないように思います。
また、そもそも不倫どころか結婚もしていない子持ちカップルも多いです。
浮気が明るみに出る前に離婚している説
また、一番有力な意見としては、「日本人は離婚するのに我慢をして、不倫や浮気があるけれど、英国ではすぐに離婚するから浮気が明るみに出ないで終わるのかもしれない」という仮説です。
不倫があったとしても明るみに出る前に離婚しているのかもしれませんね。
そして、何度も浮気や離婚するようなタイプ場合、そもそも結婚をしないで子供を育てているケースもあります。
実際に、結婚はしていないけれど子供ができてパパとママの関係になるイギリス人をロンドンで何組か知っていますし、その後に別れた話も聞いています。
♦パートナーシップで愛される国際恋愛のはじめ方
https://happiness-mei.com/