イギリスのパートナーシップ。実はパートナーとして協力できる素敵な関係が多い理由

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前回イギリスの浮気・不倫事情とは? 英国在住の著者が疑問に思うこと【後編】 の続きです。
前回もお伝えしたように、ロンドンで生きていくことは簡単なことではないので、不倫どころではないことも多いです。

お互いに協力して暮らすカップルや家族が多いです。

二人とも朝から晩まで働いていて、購入したばかりのマイホームのローンを返すことに追われながらも長期休暇には旅行を楽しむような暮らしだと〝絆〟が深まることの方が多いように思います。

 

ロンドン暮らしの厳しい環境が〝絆〟を深める?

現在は、コロナの影響でイギリスはロックダウンしているので、長期休暇に旅行に行ける環境ではありませんが、前から計画していたけれど行けなくなった人も多いと思います。

我が家も日本の一時帰国を中止しています。

話がそれてしまいましたが、ロンドンでマイホームは買いたいけれど予算などの事情で買えないけれど頑張って暮らしている人達も非常に多いです。

ロンドンではマイホームのローンを返すことに追われているケースと、マイホームは買えないけれど毎月の家賃代に追われているケースの2つがあるように思います。

まず、家の価格が高いのでローン返済が大変なこと、賃貸もロンドンで暮らすならば毎月20万円くらいまたはそれ以上も普通の価格であること、そして日本よりも消費税が高いので生活にお金が必要になることも挙げられます。
※家賃代は部屋の数やロンドンのどこに住むのかにもよりますが……

それだけでなく、保育園は信じられない高額なのでイギリスにいると〝夫婦で協力して生きていこうね!〟という気持ちが強くなります。

そして、実際にパートナーと協力している素敵な関係のカップルやご夫婦を見る機会は多いです。

 

知り合いのイギリス人カップルは交互で仕事と育児

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知り合いのイギリス人カップルは、奥さんが働かれている日は、ご主人さんが娘さんのお世話をして、ご主人さんが働かれている日は奥さんが子供と過ごしていました。

これは、ご主人さんがフリーランスのお仕事をされていたので、実現できたことですが、ロンドンは保育園に子供を預ける金額がすごく高いので、預けないで良いように工夫されていました。

この日はママが仕事でパパがお家。
この日はパパが仕事でママがお家……と言う感じで、家事と育児を夫婦で完全に半分に分担されていることが印象的でした。

ちなみに、【奥さん】【ご主人さん】と書きましたが、このお二人結婚されていないです。
結婚という形にはこだわらずに子供をカップルで育てている人も多いです。

 

ロンドンの保育園は毎月15万円!?

ロンドンに住んでいた時、家の近所の保育園に、いくらになるのかを聞きに行ったことがあるのですが、
「1日預けて50ポンド(7200円)。月曜日から金曜日まで預けて50ポンド×5日間……1週間で250ポンド(36000円)よ」と言われました。

ざっと計算すると、毎月15万円が必要でした!(※当時、2019年1月のレートで計算しました)
本当に高いです。

 

同性間で協力して暮らすカップルも多い!

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これは男女だけでなく、同性同士で協力し合って暮らしているカップルもたくさんいます。

イギリスでは2004年の「シビル・パートナーシップ法(結婚と同権利を保証する法律)」、2014年の同性婚法が施行されています。

ナローボートに住んでいる時に、男性同士のカップルが微笑ましく暮らされていて、とっても素敵だと思いました。
可愛らしい犬をボートで飼われていました。

自由な愛、
結婚をしているのかも関係ない家族の形、

みんな違っていて良いと思える環境、パートナーと協力して生活しながら素敵な関係を築いている関係、わたしはこういうところもイギリスが大好きになった理由です。

(話がそれるのでここでは書きませんが、イギリスは犬に対しても優しい国で、様々な面で素敵だと思うことが多いです)

 

♦パートナーシップで愛される国際恋愛のはじめ方
https://happiness-mei.com/

 

《パバンめいさんの過去記事はコチラ》