自然分娩だったけれど出産が痛くなかったわたしが妊娠中にやったこと。無痛安産にする7つのヒントとは? Part.2

前回の続きです。

 

ヒント3.お産にポジティブな産科医の本を読む!

ネガティブなインターネットに転がっている記事を読まずに、お産に対してポジティブなマインドを自分の中にインストールしたいと思いました。

わたしが自然分娩を考えたきっかけは池川明先生のご著書を読んだことも影響しています。

最初は出産をとても恐ろしいものだと思っていたので、無痛分娩を考えていました。
なぜ、わたしは無痛分娩がしたいのか? を徹底的に考えて落とし込もうとしました。

出産に対する漠然としたネガティブな痛みのイメージが恐怖を感じさせると思ったので、出産の何が怖いのかを具体的に落とし込むことにしました。

まず、わたしはもっと医学的な目線で出産にまつわる人の身体にそなわったメカニズムを知りたいと思いました。

その時に餅は餅屋だ!と思い、インターネットで検索した無料の記事を読むのではなく、お金を払ってでも産科医の良質でポジティブな情報を手に入れたいと思いました。

そして池川先生にたどり着き、先生のご著書を何冊も読みました。

出産は痛い! というイメージでしたが、出産について調べていくうちに痛いと思うから痛いのかも?と思うようになりました。

具体的なことは今からお伝えします。

 

ヒント4.〝子宮の波〟について知る

多くの出産経験者が痛いと話す陣痛の仕組みについて医学的に理解したいと思いました。

そして、陣痛には波があり常にずっと痛い訳ではないことを知りました。

もしかしたら、陣痛が痛い! と思い込むと余計に痛く感じるのではないか? と思いました。

それは『プラシーボ効果』(思い込みによる偽薬効果)の逆バージョンのようなことで、陣痛が来たらすごく痛い! というイメージが恐怖心や痛みを煽ってしまう可能性もあるのかもしれない……と。

これは医学的にも証明されているのですが、陣痛のとき、身体に感じるいわゆる〝痛み〟というものを軽減するホルモンが出るそうです。
つまり陣痛は常に痛い状態が続くのではないのです。

陣痛のときに役に立つ、自然の鎮痛ホルモンがエンドルフィンだそうです。
これは体がつくりだす自然の麻酔薬で、ストレス下でリラックスする助けになり、痛みを感じているときにその苦痛をやわらげてくれます。

リラックスしていると、この自然の鎮痛剤がよく作用します。
反対に、恐怖心や不安はストレスホルモンを増加させ、エンドルフィンのリラックス効果を減らしてしまいます。心がリラックスしていると、体もそれほど緊張せず、痛みを感じることもないそうです。

わたしは、この効果を利用した自己催眠方法であるヒプノバーシングに辿り着きました。

ヒプノバーシングは、「陣痛=痛み」ではなく「陣痛=子宮の波」と捉え、常に深い呼吸と完全にリラックスした身体でお産を進めていきます。
ウィリアム王子の奥様であるキャサリン妃が体験したと一時期話題になっていました。
「催眠=深いリラクゼーション」のテクニックを使って、自然でお母さんと赤ちゃんにやさしく穏やかな出産をするためのプログラムです。

ヒプノバーシング(Hypnobirthing)とは、日本語に直訳したら【催眠出産】です。
イギリスでは病院(NHS)の助産師さんがこのプログラムを勉強している人もいます。
ヒプノバーシング(催眠出産)はイギリスでは病院が講座をやっているところもありましたが、わたしは日本人の先生から日本語で学びました。

水中出産の様子はこちらに綴っています。
https://london-mei.com/水中出産-ヒプノバーシング体験談/

続きは次回! お楽しみに!

 

♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
https://london-mei.com/

 

《仲谷めいさんの過去記事はコチラ》