イギリスでナローボート暮らし。夫と運河で新婚生活Part.23

イギリスでナローボートを購入して、運河でイタリア人の夫と暮らしています。

NARROWBOAT DECORATIVE ITEMS(写真はナローボートの屋根の上です)

今年の5月に河に大切な物を落としてしまうハプニングがありました!

 

ボート暮らしの〝あるあるハプニング〟

(↑実際に運河に落ちていたあんなもの、こんなもの)

明らかに落としてしまったのだろう、というような物をロンドンの河で見かける時があります。
運河で落し物をしても、綺麗な水ではないので潜ってまで拾う人はあまりいません。
実際に運河で毎日暮らしていますが、まだ泳いでいる人を1人も見たことがありません。
つい最近、飼い主さんが木の棒を河に投げてラブラドールが泳いでいる姿を見ました。
河で泳いでいる犬もあまり見かけないので珍しい光景でした。

 

大切なボートのナンバープレートを落としてしまった!

(前回の続きです)

「磁石は? 磁石ならば、上手くプレートにくっ付いて拾えるかもしれない」
ということで、マグネットを買いに行きました。

ナローボートのナンバープレートの素材ならば、ピタッと磁石に引き寄せられそうでした。

夫がナローボートの壁(木の板)を買ったDIY用品が揃っているお店で磁石を探しました。

「マグネットありますか?」と店員さんに聞いたら用途を聞かれたので事情を話しました。

棚を開け閉めする時に利用するマグネットを勧めていただき2ポンドくらいで夫が購入しました。

早速、そのマグネットと棒をガムテープでくっ付けて沈んだナンバープレートを拾うことにしました。

しかし、マグネットの力が弱くて30センチくらいしかナンバープレートが上がって来ませんでした。

「とりあえず、一旦この作業はやめよう」と言う夫の提案でその日は悔しいけれど拾う作業をやめました。

その日、夫はナローボートの掲示板に投稿してナンバープレートがマグネットで拾えるか聞いていました。

「ナローボートのプレートはマグネットでは拾えない素材」だと教えてもらっていました。
さすが、ナローボート暮らしの人たちが集まるコミュニティーです。
そんなマニアックなことまで回答してくれるツワモノがいるとは‼︎

 

次の日(2日目)の挑戦⁉︎

(↑実際に購入した磁石)

次の日の朝、夫が寝ている時に早起きをしてボートの屋根に登りプレートが無事か確認しました。

ちょっとだけマグネットがついた棒でプレートを突っついてみましたが、やはり拾えません。

むしろ、川底の土が被っていきプレートが行方不明になりそうです。

この日は2人共、朝から仕事だったので落ちたプレートの様子確認で終わりました。

 

強力なマグネットが売っているお店探し

その日の夜、ロンドン生活が長い友人にマグネットについて聞いてみました。
イギリスで強力な磁石を売っているところを見たことがある? というとても不思議な質問をしました。
わたし達がナローボート暮らしだと知っているので、今回の出来事を説明すると一緒に拾う方法を考えてくれました。
「落ちた場所は確実? もう少し河が浅ければゴミを挟む掃除用品で拾えそうなのにね……」というような会話を。

 

掃除用のトングで拾える⁉︎

そうなのです!
実はわたしもプレートを落とした最初の日に、頭によぎったのは同じ物でした。

あれ(トング)ならば掴めそう! 買わなきゃ! と思ったくらいです。

実は運河の深さは、子どもが落ちてしまっても大丈夫なくらい浅い場所もあります。
水深150センチ……
少しトングでは拾うことが難しい深さです。

 

3日目の挑戦⁉︎

この日はわたしも夫も仕事が休みだったので、一緒にナローボートの屋根に上がりプレート拾いの作業をしました。

トングも難しいし、何で拾えば掴めるのだろう……

「長い棒が2本あれば拾えそうだね~」
という結論に至りました。

隣のボートの棒をお借りして、棒2本でお箸の豆掴みのように拾うことにしました。

 

ゲームセンターのクレーンゲーム

沈んだナンバープレートを拾う作業はゲームセンターのクレーンゲームに似ています。

わたしはクレーンゲームが得意ではないですが、もし得意な人がいれば拾えそうな落ち方をしています。

と、思ったら!!!

あ!

夫が一瞬でプレートをすくい上げてくれました。笑

と、いうことで我が家の落し物ハプニングは一件落着したわけです。

以上、ボート暮らしの〝あるあるハプニング〟でした。

次回もお楽しみに!

 

イギリスの運河でナローボート暮らしをしている日本人はまだ少ないので、取材などもいただいています。
ブログにナローボート情報を更新しています。

ナローボート生活のYouTubeもアップしていますので、興味のある方はぜひご覧くださいね。

ブログが新しくなりました!

︎♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
http://london-mei.com/

 

《仲谷めいさんの過去記事はコチラ》