イギリスでナローボート暮らし。夫と運河で新婚生活Part.22

イギリスでナローボートを購入して、運河でイタリア人の夫と暮らしています。

今回はナローボートでのハプニングをご紹介します。
ボート暮らしでないと経験しないハプニングの1つに水面に物を落してしまうことがあります。

わたしは落したことはまだないのですが、夫が何度かやっています。笑

 

ボート暮らしの〝あるあるハプニング〟

今まで落したものは、ボートの上に飾っていた植物などでした。
河に落としても自然の物なので河を汚すような物ではなくて良かったです。

他のボートでもたまに落とす人がいるみたいで、明らかに落としてしまったのだろう、というような物を河で見かける時があります。

夫はすごく落ち着いていて、物静かな人です。
だから、決して落ち着きがないから何かを落としてしまうということではないです。

彼の方がわたしより、ボート作業をたくさんしてくれているから確率的に落としてしまうのかもしれません。

 

実際にあった! それは困るというハプニング

ただ、え‼︎ それを落としちゃったの? それは困る! というハプニングが一度だけありました。

それは、夫がボートのある物を落とした時です。

その日は一緒にナローボートを移動しました。

キッチンの窓が外れたので夫が窓を直そうとしました。

わたしは夫が怪我をしないように、そして物も落とさないように! という意味で「気をつけてね」と彼に伝えました。

しかし!
あ!
何か落としてしまいました。

その瞬間、ある物がまるでスローモーションで沈んでいくように見えました。

そして落とした物が何かわかるとわたしの顔色が変わります。

普段ならば、
「ほらほら、言ったのに~」
と言う感じの笑い話で終わります。

わたし達夫婦はお互いのんびりしているので、まだ大きな喧嘩もしたことがないです。

 

この時だけは!!!!

しかし、この時だけはわたしも強い口調になっていました。

「だから、言ったじゃん‼︎ しかも、よりによってナンバープレート⁉︎」

ナローボートのナンバープレートはもう二度と発行されない貴重なレアものです。

ナンバープレートは人に見えるようにする為にキッチンの窓の内側に置いていました。

それが夫が窓を直した時に、勢い良く飛んでしまい河に落ちました。

実はナンバープレートはボートの左右に設置ができるように2枚あります。

「まだ、1枚あるから大丈夫だよ」
と夫は言うのですが、わたしからしたら諦めずに拾いたい物でした。

もちろん、もう1枚あることはわかるのですがさっきまであった物が一瞬で無くなってしまいました。

「だから気をつけてねって言ったのに!」と普段ならば怒らないわたしが何度も同じことを言っていたので、
「どうしてそんなに怒るの⁉︎」
と夫。

 

タイミングが来たらナローボートを売る計画

夫はタイミングが来たらナローボートを売りたいと考えているので、今まで夫婦2人でボートが少しでも良い値で売れるようにDIYなどを頑張ってきました。

ナンバープレートで売値が左右されるかはわからないです。

ただ、ボートの貴重なパーツを河で失いたくない! と強く思いました。

河の水は意外と綺麗です。

透き通っているので、落としたプレートも見えていました。

わたしはナローボートの屋根にある長い棒を取り出しました。
棒にガムテープを付けて拾おうとしました。

すると夫が手伝ってくれて水面の深さを一緒にみてくれて、プレートを拾おうとしてくれました。
水深150センチ……

水の深さは150センチくらいでした。
潜れば拾えそうです。

「プレートは見えているし、潜れば拾えそう」とわたしは言います。

「ダメだよ。河は汚いよ」と夫。

河の見た目は透けていて綺麗ですが、運河の水は汚いと言われています。

ロンドンの運河で泳ぐ人を見たことはありません。

ナローボート暮らしをはじめてから水泳をはじめて、自分の身長より深い水面でも泳げるようにはなりました。

しかし、わたしには深く潜る能力がありません。
たまに潜る練習もレッスンでやるのですが、まだまだ勉強中です。

わたし達の姿を見てボートでクルージングをしている陽気なおじさん達が
「どうしたの~」
と聞いてくれました。

「ナンバープレートを落としたんです」
とわたし。

「ははは。泳いで拾えば良いよ。GO! GO!」
と陽気です。

 

作戦会議だ!!!

ここからは夫婦2人の共同作業です。

まず作戦会議です。

棒を使って拾おう! と何度か試しましたが拾えません。

拾えそうで拾えない!
獲物はもう目の前に見えている!

というもどかしい時間が過ぎていきます。

棒がプレートには当たるのですが、河の底の土が浮き上がり、プレートに土が被ってプレートを見失いそうになります。

さて、わたし達は無事にボートのナンバープレートを拾えるのでしょうか?

この続きは次回!

お楽しみに!

イギリスの運河でナローボート暮らしをしている日本人はまだ少ないので、取材などもいただいています。
ブログにナローボート情報を更新しています。

ナローボート生活のYouTubeもアップしていますので、興味のある方はぜひご覧くださいね。

 

♦︎引き寄せの法則~プリンセスマインドブログ
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