どうせなら自分に合った会社で働きたい! ~ 仕事を探す時のポイント ~

給料:
当社規定としか書かれていない求人は怪しいです。
言うまでもなく、どこの会社だって当社規定だと思います。
テキトーに社長の気分によって給料が変動するなんてあり得ないですよね。
では実際にあなたはいくら貰いたいのでしょうか。

基本給が安くて資格手当など諸手当がたくさんみたいな給与体系の会社は、基本給をベースにボーナスを算出する会社だったりすると、そんなに貰えない計算になります。

実際に手取りでどのくらい貰えて、年収がどのくらいになるのかをある程度イメージしておいた方が良いかもしれません。
場合によっては給料が高そうに見えてもよくみたら勤務日数が多かった……なんて求人もあるので、そう考えると実は割に合わないかもしれません。

自己成長:
仕事を通して自分を成長させられそうな会社を希望する人も多いと思います。
これも先述のやりがいと同じで、何をもって成長と言えるかを明確にした方が良いです。
逆に言えば、ブラック会社だろうと何だろうと、自分が成長する気があればいくらでも成長できます。
ただ「忙しすぎてランチを飲みこむように食べるスキルが上がった!」とか「不潔な状態でも気にならなくなった!」とか、そういうものはあまり誇れる成長ではないので、なんでも強引にプラス思考すれば良いわけではありません。
どんな成長をしたいかも大事です。

人間関係:
ものすごく重要な項目だと思います。
どんなにあれこれ条件が良くても人間関係が最悪だったら結局は、すぐに会社を辞めたくなってしまいます。
とはいえ、良い人間関係と言っても考え方は多種多様です。
たとえば、体育会系のノリでガシガシ行く集団が好きな人もいれば、公私関係無く仲良しグループみたいな人間関係が好きな人もいると思います。
上下関係や指示系統がハッキリしていて自分の与えられた職務が明確な人間関係を好む人もいます。
必要以上に話しかけてこない静かな人間関係を望む人もいます。
社風も大きく影響するポイントだと思います。

こんな感じで、志望動機にも関係してきますが、自分が仕事や会社に何を求めているかが明確になってくると仕事探しの方向性が少しは定まってくるのではないでしょうか。
他にも残業や休日の比率や傾向などもそうですが、自分のライフスタイルに合うかどうかをきちんと考えると良いかもしれません。

 

後で後悔しないために

他にも仕事選びの隠れポイントがあります。
これはあまり意識しない人も多いと思いますが、結構大事です。

社員途用アリ:
「最初から正社員というわけにはいかないけれど、働いているうちに、会社とあなたがお互いに正社員になっても良いなと思えたら社員になる道もありますよー」的な求人も結構ありますよね。
正社員になれるかもしれないと期待して面接を受けてバイトとして入社するのは良いのです。
ただ、いつまで経っても正社員になる話が出てこない。
気がついたら長い間、アルバイトのままだった。黙っていたら今後もアルバイトのままかもしれない。
実際問題、こういうケースも多々あると思います。
なのでこの手の求人は面接の際に「どのくらいで正社員になれる可能性があるのか?」「正社員になれない可能性もあるのか?」「正社員になった時の条件は?」と確認しておくことも大切です。
また自分の中で目安を決めて「○○までに正社員になれなかったら見込みなしと解釈して転職しよう!」と踏ん切りをつけるのも流されなくて良いと思います。

場所:
通勤時間や通勤場所も大事です。
もちろんそれらも考慮して会社選びをすると思います。
でも、いざ面接に行くと「研修はしばらくの間、○○に行って貰いますので……」と突然言われるパターンもあります。
急に言われると、急に断れないというか、思考が麻痺しまってうっかり「あ、はい。わかりました……」なんて答えてしまう人も多いと思います。

でも、よくよく考えたら、それを知ってたら最初から面接受けなかったのにという人もいますよね。
警戒しすぎもお勧めはできないのですが、万一、急に研修が必須で遠方にいかなければならないといわれたらどうするかも軽く考えておくと良いでしょう。

環境:
喫煙、分煙、禁煙。こういうことも大事なのですが、建物が古すぎて禁煙だけど煙草の匂いが染みついていてガッカリ……ということもあるかもしれません。
あるいはトイレが汚れている。水道の蛇口から茶色いサビのような水が出てくる……などなど。
休憩所がないとか、オフィスが埃っぽいとか。
このような生理的な問題は求人には書かれていないし、案外気づきづらいです。
だからこそ、入社した後に後悔しないためにも事前にチェックしておくことをお勧めします。

仕事は自分の大事な人生の一部です。
だからこそ、自分に合った仕事ってどんな仕事なのかを、妥協点も含めてじっくり考えてみることも大切だと思います。
もし、仕事を探している人がいたら、ぜひ、参考にしてみてください。

 

《金城そに さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/%E9%87%91%E5%9F%8E%E3%81%9D%E3%81%AB/?c=6711