ココロの痛みは本人にしか分からない? ~ 自分のモノサシ以外の視点を持とう! ~

悩みを持つことは不思議でもなんでもありません。 でも、悩みは不思議なものです。

みんな悩んでいる!

みんな悩みを持っています。
悩みというと深刻なイメージになってしまうので問題という言葉に差し替えても良いと思います。

悩みや問題があることは決して悪いことではありません。
頭を抱えてしまうということは、その課題をクリアしてステップアップしたいということなのです。

自分にとってどうでも良い問題であれば、そもそも悩んだり頭を抱えたりしません。
たとえ重要なことだったとしても興味が無いことに対して悩んだりしませんよね。

世の中のすべてが自分の思い通りではないにしても、私たちはそれなりに生きていくことができます。
ただ自分の置かれた立場や状況、興味の対象によって悩みは変わってきます。

たとえば「彼氏ができない!」と悩んでいる人もいれば、「恋愛に興味が無い」という人もいます。
つまり、それを問題視するかどうかは個人差が大きいのです。

恋愛に興味はないけれど学歴や資格を重要視している人はテストの点数のことで毎日頭を抱えているかもしれません。

ここで「どちらが大事な問題なのか?」とジャッジしてしまうと、とんでもないことになってしまいます。

悩みに優劣はないのです。
恋愛が大事な人にとっては恋愛のことで悩みます。
学歴や資格が大事な人にとっては自分の学力や知力のことで悩むのです。

そうして思考錯誤しているうちに人は自分なりに成長していくのです。
自分は自分の人生を生きているのですから自分の悩みと他人の悩みが同じである必要はないのです。

もちろん悩みが無いと成長しないというわけではありません。
悩みを持たないスキルを持つために悩んでいる人もたくさんいます。
悩みが無いならない方が良いのかもしれません。

ただ、悩みがあることが悪いことではないということ知って欲しいのです。
そして、悩みのベクトルや重さは個人差があります。
それは当然のことです。
だから安易に他人に悩みをジャッジしないこと。
これもとても大切です。

 

悩みは変化することもある!

悩みは変化することもあります。
問題そのものが見事解決すれば悩みは消えます。
今後、同じ悩みで頭を抱えることがあったとしても、乗り越え方を身につけて成長していれば大した問題では無くなります。

また興味の対象が変われば悩みも変化します。
今まで恋愛について悩んでいたのに、ある時、大雪が降ったとします。
電車も遅延しています。
なのに、会社が休みになりません。
そんなに緊急な仕事があるわけではないし、連休にしろと言っているわけでもないのだから休みにしてくれたっていいのに。
そう思うと「この会社の在り方ってどうなの?」という方向に自分の意識が移ったら恋愛の悩みが消えたわけではないにしても、仕事の在り方について真剣に悩みだすかもしれません。

場合によっては「あれ? 今まで私、なんでこんな下らないことで悩んでいたんだろう……」と思うこともあると思います。