心と身体を癒すお守りカラーを身に着けて、春の不調を優しく和らげてあげよう。

癒し

春は心も身体も疲れやすい

イメージ的には過ごしやすさNO.1の春。しかし、春ならではの「変化」で心身に不調が出やすいため、実はけっこうハードな時期です。春の不調の原因は主に気温の変化による自律神経の乱れです。春は1年で最も寒暖差が激しい季節。気温の変化に対応するため、交感神経が優位な状態が続きやすくなります。交感神経は活動するときに働く神経なので、優位な状態が続いてしまうとエネルギーの消費が増え、疲れが溜まりやすくなります。また、免疫力が低下しやすいため、風邪や花粉症にも注意が必要です。

また、環境の変化。年度の切り替わりの時期のため、年度末の締めくくりや新年度を迎える準備などで忙しいですよね。そして、新年度を迎えてからも慣れるまでしばらく大変です。緊張したり、気を遣ったりすることも多いことでしょう。新しい変化に慣れるまで、知らぬ間に疲れやストレスが溜まりやすくなるのです。心と身体は繋がっていますから、どちらも緊張状態だと不調が出て当然です。多少、個人差はあるかもしれませんが、誰もがそうなりやすいのです。決して、あなただけではありませんよ。

ただし、この不調を放っておくと危険です。春は頑張り時ではありますが、無理は禁物です。頑張るのは素晴らしいことですが、頑張り過ぎてストレスを引きずってしまうと5月病に繋がっていく恐れがあります。新年度だからこそマイペースを心がけ、心も身体もリラックスさせる時間を作りましょう。とはいえ、忙しい中、時間を作るのは大変ですよね。そんなとき、おすすめなのが色の癒しです。身に着けるだけで簡単に心と身体をリラックスさせることができます。好きな色や気になる色をお守り代わりに身に着けて、元気に春を乗り切りましょう。

心と身体を癒すお守りカラー

●淡いピンク色

桜を思わせる淡いピンク色は優しく幸せな気持ちにしてくれます。リラックス効果が高く、心身を優しく癒してくれます。また、見ている人に柔らかい印象を与えてくれます。女性ホルモンのバランスを整え、アンチエイジング効果も高い色です。

●黄色

黄色は私たちに明るさや元気をくれるビタミンカラーです。気持ちを前向きにして、モチベーションを上げてくれます。黄色は左脳を刺激し、集中力や記憶力、判断力も高めてくれます。だるくてやる気が出ないとき、背中を押してくれる色です。

●緑色

自然や平和を思わせる緑色は安らぎを与えてくれる色です。自分自身との調和、周囲の人との調和をサポートしてくれます。また、リラックス効果が高く、疲労回復にも効果があります。眼の緊張や疲れ、頭痛、肩こりを和らげる効果もあります。

●紫色

紫色は数ある色の中で最もヒーリング効果の高い色です。不安や緊張を和らげ、気持ちを落ち着かせてくれます。また、肩こりや頭痛などの痛みを和らげ、免疫力の改善にも効果があります。直感力を高めて、感性を研ぎ澄ませる効果もあります。

気軽にお守りカラーを身に着けてみて

色を身に着けることは特に難しいことではありません。なぜなら、普段の生活の中にたくさんの色が存在しているからです。すでに自分の好きな色や気になる色を手に取っているかもしれませんよ。ファッションでも、小物でも、何でもOKです。気軽に身に着けてみてください。

派手だと感じる色の場合、差し色で少し入れるだけでも色彩効果を得ることができます。白やベージュ、紺などに合わせれば、ファッションのアクセントにもなります。さりげなくお守りカラーを取り入れて、身に着けてみてくださいね。

色彩呼吸法もおすすめ

色彩呼吸法もおすすめです。色彩呼吸を身に付けて、いつでも、どこでも、簡単にリラックスしちゃいましょう。身体を軽くほぐし、好きな色や気になる色を思い浮かべながら深呼吸してください。その際、思い浮かべた色を呼吸とともに身体に吸い込むイメージでやってみてください。

深呼吸には高いヒーリング効果があります。深く呼吸をすることで副交感神経(休息・リラックスモード)を優位にすることができるからです。緊張したり、ストレスを感じているとき、私たちの身体は知らぬ間に硬直していることがあります。肩に力が入って、ギュッと筋肉が縮むような感じを受け、緊張状態になっているのです。そして、呼吸が浅くなり、胸が苦しくなることもあります。そのようなときこそ慌てず、深呼吸してみてください。

色には脳に良い影響を与え、ホルモンの分泌を活性化してくれる効果があります。色を思い浮かべながら深呼吸することで、相乗効果が得られます。色はそのときの気分で選んでOKです。好きな色でも、気になる色でも、そのとき自分が惹かれる色を選んでください。もしくは「なりたい自分」のイメージで、必要な色を選ぶのもおすすめです。

自分を癒す術を身に付けて

心身共に不調が出やすい時期だからこそ、自分を癒す術を身に付けましょう。今回、紹介した色の癒し以外にも方法はたくさんあります。好きな音楽を聴いたり、カフェでのんびりしたりするのも良いですよね。一人の方がリラックスできる人もいれば、気心知れた人と一緒に過ごす方がストレス発散になるという人もいます。人それぞれ、自分に合った方法で疲れた心と身体を癒してあげましょう。

ちなみに、「身に付ける」は知識や習慣、技術などを自分のものにすることです。また、「身に着ける」は着用したり、持ち歩いたりすることです。どちらも人それぞれ、必要なものは異なります。それを決めるのは自分次第です。遠慮せず、好きな色を身に着け、自由にやりたいことの中から自分を癒す術を身に付けていきましょうね。





  

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