花粉症対策で最も大切なのは免疫力アップ。睡眠と食生活を整えて症状の悪化を防ごう。

花粉症

そろそろ気になってきた花粉

そろそろ気になってきましたね、花粉。ついにやって来たかと身体で感じ取っている方も多いはずです。どんなに気のせいだと思いたくても、目のかゆみや鼻水、くしゃみが出てきたら、認めざるを得ないですよね。この時期って、症状によっては生活に支障が出てしまうほど花粉症に悩まされてしまうこともあります。人によっては頭が痛くなったり、肌が痒くなったり、お腹を下したりすることもあります。とても厄介ですよね。今年は各地で平年より多い飛散が予測されています。少しでも花粉症の症状を和らげるため、しっかり対策していきましょう。

最も大切なのは免疫力を高めること

花粉症対策で最も大切なのは免疫力を高めることです。実は、免疫力を高めることで花粉症にかかりにくい体質を作ることができます。すでに花粉症にかかっている場合でも症状を抑えることが期待できます。免疫力とは、文字通り「疫(病気)を免れる力」です。そして、免疫力が低くなると様々な病気にかかりやすくなるということです。病気にかからないためにも、免疫力を高めることは必要不可欠です。この時期は花粉症だけでなく、風邪も流行っています。風邪もこじらせたら大変です。しっかり病気に負けない身体に整えていきましょう。

まずは普段の生活習慣を見直し、より健康的に生活することを心がけましょう。基本中の基本ではありますが、けっこう難しいですよね。忙しいとおろそかになりがちですが、この時期は特に意識してみてください。睡眠、食事、適度な運動などといった生活習慣を整えることで身体もしっかり整っていきます。そして、心を整えることも大切です。ストレスをかけ過ぎず、リラックスするようにしましょう。

睡眠の質を高めて免疫力アップ

免疫力を高めるには、特に睡眠が大切です。睡眠不足が続くと免疫力が低下してしまいます。質の高い睡眠を心がけてください。当たり前のことではありますが、けっこう難しいですよね。忙しいと睡眠時間の確保も難しいときもありますからね。とはいえ、寝る前の行動を見直して、改善することで睡眠の質を高めることは可能です。寝る1~2時間前には照明を暗めにして、睡眠モードに入る準備をしましょう。そして、睡眠の質を下げる原因となる「刺激」を避けましょう。スマホのブルーライト、寝る前はカフェイン、寝る直前の飲食などは控えるようにしましょう。

さらに、ぬるめのお風呂に浸かることで睡眠の質を高め、疲れも癒すことができます。お風呂に入るタイミングは、寝る2時間前くらいまでが理想的です。ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで新陳代謝が良くなり疲労回復効果も得られます。38~40℃で10~15分くらい入ることをおすすめします。寒いので熱いお湯の方が良いと思われるかもしれませんが、ぬるめのお湯の方が交感神経(活発・緊張モード)が優位になるのを抑え、よりラックス効果が高まり、安眠効果も得ることができます。

この時期は花粉症の症状で寝苦しさを感じることもありますが、できるだけ安眠できるよう意識的に心と身体を睡眠モードに切り替えてあげましょう。

食生活を整えて免疫力アップ

免疫力を高めるには、腸内環境を整えることも大切です。腸内環境を整えるため、食物繊維や乳酸菌を積極的に摂取しましょう。乳酸菌といえばヨーグルト。毎日少しずつ食べると効果的です。そして、発酵食品にも乳酸菌が豊富に含まれています。味噌や醤油、納豆などの大豆発酵食品は高い効果が期待できます。特におすすめの食べ方は味噌汁です。キャベツや菜の花など、春の野菜を具材として入れると、より効果が高まります。

また食物繊維で腸内を整えることで花粉症の症状を和らげる効果が期待できます。ゴボウ、レンコンなどの根菜類、キノコ類、海藻などの食物繊維は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるために役立ちます。1日20g以上を目標に、積極的に食物繊維を摂取しましょう。

ちなみに、脂っぽいものや肉類は症状の悪化につながるため、控えるようにしましょう。腸内環境を整えるためには脂質の摂り過ぎに注意してください。また、香辛料や刺激の強い食物も控えましょう。香辛料は鼻の粘膜を刺激するため、アレルギー反応を促進させる恐れがあります。特に、症状が気になるという方はジャンクフードのような味の濃い食べ物やスパイシーな食べ物は控えるようにしましょう。

とはいえ、いっぺんに全てを変えようとすると大変ですし、ストレスになることもあります。ストレスも免疫力を高めるうえでも良くないので、食べる回数を減らすなどして徐々に改善していきましょう。

穏やかな生活を心がけよう

他にも様々な対策がありますが、まずは基本である睡眠と食生活を整えて、免疫力を高めていきましょう。先ほどもお話ししましたが、いっぺんに全てを変えようとすると大変ですし、ストレスになることもあります。少しずつ実践して、徐々に改善していきましょう。

また、穏やかに過ごすことも大切です。睡眠不足同様、ストレスも免疫力を低下させ、花粉症を悪化させることとなります。できる範囲でやっていきましょう。花粉症の症状がひどいときは、無理は禁物です。眠気やだるさを感じることもありますので、そのようなときは適度に休憩するようにしましょう。花粉の飛散量が多い日をあらかじめチェックして、外に出る時間を減らすことも必要です。

症状がつらい場合、無理をせず病院で診察を受けてください。我慢してストレスを溜め込まないようにしてくださいね。まだまだ花粉症のシーズンは続きます。上手につき合って、少しでも穏やかに過ごせますように。







  

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