新年の抱負、覚えてますか
早いもので、1月も残りわずか。お正月が遠い昔のことのように感じます。お正月って、良いですよね。心機一転、自然に気持ちも引き締まりますし、前向きになれます。きっと、清々しい気持ちで新年のスタートを迎えたことでしょう。「今年も良い一年にしよう！」、「今年もがんばろう！」と希望に満ち溢れて、様々な抱負を抱かれたと思います。
しかし、1月の半ば以上が過ぎた今はどうでしょうか。そのときの気持ちは持続していますか。もちろん、そのときの気持ちのまま、日々の生活を生き生きと過ごしている方もいらっしゃることでしょう。その一方で、日々の忙しさに流されてしまい、なんとなく出遅れてしまったと感じている方も多いのではないでしょうか。もしくは、早くも挫折しそうだと感じていませんか。
忙しいのは仕方のないことではありますが、時間はあっという間に過ぎていき、いつの間にか一年は過ぎていきます。その繰り返しです。一年が過ぎた頃、何もできなかったと後悔しないよう、今から巻き返していきましょう。
自分に厳しくしない
新年の抱負を達成するためには、まず頭の中で良いイメージを持つことが大切です。人間は思ったことや口に出したことが実現しやすいため、決してネガティブなイメージや発言はしないようにしましょう。潜在意識にポジティブなイメージを刷り込むことが大切です。
新年の抱負を思い描いたときのフレッシュな気持ちを思い出してみてください。そして、忙しいから無理だと思うのではなく、きっと達成できると信じ込んでください。一年後に抱負を達成できた自分を思い描いて、ワクワクしてください。その気持ちを持続させることが大切です。
そのためには、どのような状況であっても自分に厳しくしないことです。忙しい日常の中で、なにもできなかった日があったとしても自分を責める必要はありませんよ。ただし、なにか一つでもできたら、自分をとことん褒めてあげましょう。なにより大切なのは諦めず、行動を繰り返すことです。「千里の道も一歩から」と言うように、一歩でも前進できたら大成功です。それを繰り返していきましょう。
型にはめず、ゆるやかに
新年の抱負を達成するためには、ゆるやかにやっていけば良いと自分自身に許可してあげましょう。完璧にやろうとせず、少しでもやってみることが大切です。何事も６割～７割くらいの出来でＯＫだと自分自身に許可してあげてください。
また、できても、できなくても、どちらの自分も肯定してあげてください。気分が乗らないときは無理せず、できるときにやれば良いと許可してあげてください。一年かけて進めていけば良いのですから、焦らないでOKです。自分に厳しくし過ぎてしまうと苦しくなってしまい、行動の妨げになります。行動するのが嫌になってしまったら、元も子もありません。だからこそ、できなくてもOKだと自分に許可して、ゆるやかにやれば良いのです。
また、ゆるやかにやっていくためには白黒つけるのはやめましょう。白黒つけてしまうと自分の可能性を狭めてしまうことになります。白か黒かで考えてしまうと、ハッキリとした答えが出なかった場合、前に進めなくなります。少しずつでも進んでいくためには、グレーの部分（曖昧な部分）を受け入れることも必要なのです。曖昧な状態のままでも進みながら自分なりの答えを探していけば良いのです。グレーの部分も認めることで、物事の見え方も大きく変わります。
世の中に絶対はありませんし、物事にはいろんな側面があります。自分を型にはめようとせず、グレーな部分も認めるようにしましょう。そうすることで、選択肢も増えますし、選択肢が増えることで心に余裕が持てるようになります。グレーって、くもり空のようなイメージもありますが、柔らかい雰囲気を与えてくれる色ですよね。それがグレーの良さでもあります。そんな、ふんわりとした柔らかい気持ちで、焦らず進んでいきましょう。
起きた出来事に意味を持たせるのは自分
日々の忙しさを変えるのは、なかなか難しいと思います。だからこそ、焦らず、ゆるやかに一歩ずつ進んでいきましょう。歩みを止めなければ、着実にゴールに近づいていきますよ。
起きた出来事に意味を持たせるのは自分です。だからこそ、前向きに捉えて進んでいきましょう。ときには予期せぬ出来事が起きることもあります。それすら楽しめるように、白黒つけず潔く受け入れてみてください。起きてしまったことに対して、自分の力では変えられないこともあるからです。とはいえ、どのように受け取るかは自分自身で選ぶことができます。
予期せぬ出来事に腹を立てるか、それとも良い経験だと思って受け入れて学ぼうとするか。きっと、目の前の出来事は私たち自身に大切なことを教えてくれるために起こっているはずです。恐れず、学びながら人生の歩みを進めていきましょう。1月の半ば以上が過ぎた今、なんとなく出遅れてしまった気がしても大丈夫です。それが悪いということではないからです。それすら良い経験であり、学びなのです。そこから、どう立て直していくかが大切なのです。その経験こそが人生の糧となっていきます。
ぜひ、諦めず、改めて新年の抱負を思い描いたフレッシュな気持ちを思い出してみてください。まだまだ巻き返しは可能です。ときには立ち止まって休んでもOKです。きっと達成できると信じて、焦らず、ゆるやかに進んでいきましょうね。
