秋は心も身体もしっかり温めて、ゆるやかに過ごそう~オススメカラーは茶色

茶色

秋は冷えによる心身の不調に注意

季節はすっかり秋へと移り変わり、とても涼しくなりました。夜になると寒いくらいなので、服装もガラリと変わりましたよね。もはや冬の訪れをも感じられるようになりました。少しずつ冬服も準備していかなくてはと思う今日この頃です。さて、涼しくなると良い半面、気になることもあります。それは健康面です。

秋は心地良い気候ではありますが、寒暖差が大きくなる季節です。自律神経が乱れたり、身体が冷えたりして体調不良を起こしやすくなります。風邪もひきやすく、頭痛、肩こりなどに悩まされることも多くなります。そして、体調だけでなく、心の健康にも気を配る必要があります。

秋は物悲しいなどと言いますが、感傷的になりやすい季節です。ときには秋特有のセンチメンタルな気分を味わうのも悪くはありません。芸術に触れて、そのような気持ちになることもあるからです。しかし、些細なことで憂うつになりやすい時期でもあります。気持ちがスッキリせず、ウツっぽいままだと辛いですよね。無気力になってしまうこともあるため、要注意ですよ。

とはいえ、対策をしっかり行えば症状を和らげることは可能です。それは、秋冬にウツっぽくなりやすいのは冷えが原因の場合が多いからです。「冷えは万病のもと」と言いますよね。人間って、身体が冷えると体調だけでなく心にも影響します。これからの季節、身体だけでなく、心を温めてあげることも必要です。秋は心も身体もしっかり温めることを心がけましょう。

つねにニュートラルな心の状態を意識して

私たちは寒さから身を守るために洋服を重ね着して身体を温めます。身体を温めることで身を守るように、心を温めるということは冷えによるストレスや憂うつから心を守るということです。そのためには些細なことでストレスを溜めないように意識することが大切です。つねにニュートラルな状態を意識して、ゆるやかに過ごしましょう。

ニュートラルという言葉は、中立や中間という意味合いがあります。人間なので、ポジティブな状態のときもあれば、ネガティブな状態のときもあります。むしろ、寒いときって、ネガティブな状態の方が多いかもしれません。しかし、無理にポジティブにならなくてOKなのです。

ネガティブな状態のときって、どうにかポジティブな状態に戻そうとしてしまいがちです。しかし、そんなに簡単に気持ちを切り替えられないこともあります。そうなると、さらにネガティブになってしまうこともあります。ポジティブな感情になったり、ネガティブな感情になったりしているということは、感情に振り回されているということです。これを繰り返してしまうことで心が消耗してしまいます。

そのため、ポジティブでもなく、ネガティブでもない、中間を意識する方が良いのです。ポジティブが「プラス」、ネガティブが「マイナス」だとしたら、中間である「ゼロ」を目指しましょう。ニュートラルな状態を保っていけば、メンタルは安定していきますし、ストレスも和らいでいきますよ。ネガティブになりやすい方は、まずは中間であるニュートラルを目指すところから始めてみてくださいね。

ニュートラルな心の状態を保つには

ニュートラルな心の状態を保つには、つねに自分の現状をありのまま受け入れてあげることが大切です。ポジティブなときだけでなく、ネガティブなときこそ意識してみてくださいね。ネガティブな状態の自分を否定してしまうと自己肯定感が下がってしまい、余計にネガティブになってしまいます。

どんな状態であっても自分の価値をさげすむ必要はありませんよ。まずはそのままの自分を認めて癒してあげましょう。そして、少しずつ中間であるニュートラルな状態を目指していきましょう。その際、決して無理はしないよう、気をつけてください。余計にストレスになってしまいますし、最悪の場合、大きな怒りを感じてキレてしまうことになりかねません。

完璧主義を手放して、たとえ上手くできなくても気に病まないようにしましょう。もちろん、自分だけでなく相手に対しても完璧を求めず、広い心で接するよう心がけましょう。また、優先順位をつけて物事に取り組むことも大切です。マルチタスクで無理に同時進行するのは控えましょう。ニュートラルな心の状態を保つためにも適度に休みながら、落ち着いて一つずつ取り組むようにしてくださいね。

おすすめカラーは茶色

茶色は大地や樹木などの色です。大地や樹木を見たとき、ぬくもりのようなものを感じますよね。まさに茶色はぬくもりの色なので、心と身体を穏やかにしてくれる色なのです。茶色は心を落ち着かせてくれる色なので、ニュートラルな心の状態を保ちたいときにおすすめです。憂うつなとき、キレそうなときは茶色を見たり、想像したりしながら深呼吸してみてください。茶色の色彩呼吸で気持ちを落ち着かせて、ニュートラルな状態を保ちましょう。

心と身体、どちらも大切に

心と身体は繋がっています。漢方では「心身一如」(しんしんいちにょ)といって、心の状態と身体の状態は相互に関わっているとされています。心と身体は表裏一体で、互いにバランスをとりながら健康を保っているということです。

身体の不調が心の不調に繋がることもあれば、心の不調から身体の不調に繋がることもあるのです。不調が出やすい時期だからこそ、冷えによる不調が出ないよう、しっかりケアしていきましょう。心も身体もしっかり温めて、秋はゆるやかに過ごしていきましょうね。





  

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