甘いものの摂り過ぎはイライラのもと、健康的な食習慣を心がけて~おすすめは枝豆

枝豆

9月23日は秋分の日

少しずつ気温が落ち着いて過ごしやすくなりましたね。気候の変化から秋の気配を感じるなか、秋分を迎えます。秋分は昼と夜の長さが同じになります。まだ夏らしさは残るものの、この日を堺に日は弱く短くなり、暑い夏から少しずつ涼しい秋へと移り変わっていきます。そして寒い冬へと向かっていくのです。

これから夜の長さが長くなっていきます。夏は昼が長く、夕方でも明るかったですが、いつの間にか暗くなってたなんてことも増えることでしょう。それもまた、季節の移り変わりを感じられて面白いかもしれませんね。

「食欲の秋」到来だけど

気候の変化以外にも、すでに秋を感じられることも身近で多いはずです。例えば、「お月見」の商品。9月になると、ファーストフード店などで「お月見」商品をよく見かけます。卵をお月様に見立てた「お月見」商品が主流でしたが、最近ではパイナップルやパンプキンソースをお月様に見立てた商品もあるそうです。年々見かけることも増えてきて、これも秋の風物詩のようなものになってきましたよね。

この時期限定の楽しみということで、一度は食べるという方も多いと思います。やはり、「食欲の秋」が最も生活に身近で楽しいのかもしれませんね。しかし、秋だけに限らず、しばらく食べ物の誘惑が多い季節到来です。

10月にはハロウィンもありますし、12月にはクリスマス、そして年明けはお正月とイベント続きです。人によっては年末年始に忘年会や新年会もあります。「食欲の秋」どころか、「食欲の冬」と言って良いくらい、飲んだり食べたりする機会が多いです。そのため、オンとオフの切り替えではありませんが、食べるときは楽しく食べつつ、胃を休める日はしっかり休ませることを意識するようにしましょう。

甘いものは程々に

甘いものを食べているときって、とっても癒されますよね。3時のおやつ、食後のデザートなど、食べているときが一番幸せだと感じませんか。そして、ストレスが和らぐ気もしますよね。それもそのはず、砂糖が含まれている甘いものを食べると、脳内の快感中枢が刺激され「エンドルフィン」という物質が作られるからです。

「エンドルフィン」は気持ちを落ち着かせ、リラックスさせる効果があると言われています。しかし、ご存じの通り、砂糖の摂り過ぎは身体に良くないです。特に、砂糖がたくさん使われている甘いお菓子は要注意です。肥満の原因になるだけでなく、虫歯や糖尿病、高血圧、ひいては動脈硬化を招くリスクが高まります。

また、砂糖は依存性が高いと言われています。砂糖依存症になってしまわないように注意が必要です。それだけでなく、砂糖を摂り過ぎるとイライラしやすくなるため、心が不安定になります。秋はセンチメンタルな季節と言われていますが、砂糖の摂り過ぎによるイライラにも気をつける必要があります。甘いのものを食べ過ぎないように気をつけながら、健康的な食習慣を心がけましょう。

植物性タンパク質でイライラ予防

タンパク質が少なく、糖質が過剰な食生活を続けると、イライラしたり怒りっぽくなったりしやすいです。そうならないためにも日頃からタンパク質を多く摂ることをおすすめします。タンパク質と言ってもお肉やお魚だけではありません。

大豆はタンパク質が多く含まれている植物性の食材です。「畑の肉」と呼ばれているくらいですからね。そう呼ばれるだけあって、大豆のタンパク質の量は肉類とほぼ同じだそうです。納豆やお豆腐、お味噌などを普段の食生活に取り入れて、イライラ対策しましょう。

おすすめは枝豆

枝豆って、タンパク質が豊富です。枝豆と言えば、お酒のおつまみというイメージですが、身体に良い栄養素が豊富に含まれているのですよ。実は枝豆は未成熟の状態で収穫された大豆のことなのです。つまり、枝豆と大豆はもともと同じものなのです。まだ色が青いうちに収穫されたものを枝豆、完熟して茶色くなってから収穫されたものを大豆と呼んでいるのです。

実際には枝豆として食べるのに適した枝豆専用の品種と、大豆としての利用に適した大豆専用の品種に分かれていることがほとんどのようです。そして、大豆は豆類とされていますが、枝豆は野菜類に分類されています。同じ豆でも違うなんて、少し不思議ですよね。そんな枝豆にはおすすめポイントがたくさんあります。

*タンパク質が豊富*

「畑の肉」と呼ばれる大豆と同様に、タンパク質を豊富に含んでいます。枝豆に含まれる植物性タンパク質は、お肉やお魚などの動物性タンパク質に比べて脂肪が少ないことです。高タンパクなのにヘルシーなので、おすすめなのです。

*ビタミン類が豊富*

また、ビタミン類が豊富なので疲労回復にも効果的です。夏の疲れを癒してくれる優れものです。

*余計な塩分を排出、カリウム*

枝豆に含まれているカリウムは高血圧やむくみ解消に効果的です。

*女性の味方、イソフラボン*

イソフラボンは美肌効果やホルモンバランスの乱れによる女性の心身の不調にも効果的です。

*アルコールを分解、メチオニン*

おつまみに欠かせないだけあって、枝豆に含まれているメチオニンは二日酔いにも効果があります。

*ビタミンCやβカロテン、葉酸などの栄養素が豊富*

枝豆には、野菜類に特徴的なビタミンCやβカロテン、葉酸などの栄養素が含まれています。これらの成分は大豆にはほとんど含まれていません。これが大豆と枝豆の決定的な違いです。しかし、枝豆には豆類に特徴的なタンパク質やイソフラボン、メチオニンなども豊富に含まれています。そのため、枝豆は、豆類と野菜類の栄養をどちらもあわせ持っているお得な食材なのです。

健康的な食習慣を心がけて心も身体も元気に

今回は「食欲の秋」ということで、食べものについてお話しました。ハロウィンやクリスマスということで甘いものの誘惑が多いですが、食べ過ぎに注意してくださいね。甘いものの摂り過ぎは肥満だけでなく、イライラに繋がりやすいため、程々に楽しみましょう。

秋は季節柄、メンタルが落ちやすいです。普段以上に自分の心と身体の声に耳を傾けてください。もし、不安定だと感じたら、対策の一つとして、今回お話した植物性タンパク質を多く摂ることを実践してみてください。

オススメ食材の枝豆は茹でで食べても美味しいですし、サラダや炒め物、炊き込みご飯にしても美味しいですよね。普段の食生活にプラスして、健康的な毎日を送ってくださいね。





  

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