信頼関係を築くために心がけるべきポイントとは~相手にも自分にも誠実に向き合おう~

信頼

信頼関係とは

職場や友人関係など、人と人との関りの中で重要なのが周囲の人との信頼関係です。信頼とは文字通り、『信じて頼る』という意味です。そして、信頼関係とは『信じて頼ることができる関係性』です。仕事やプライベートなどで問題があったとき、自分ひとりの力では乗り越えられないこともあります。そんなとき、きっと誰かに相談に乗ってもらったり、サポートしてもらったりすることもあると思います。しかし、誰にでもお願いできることではありませんよね。信頼関係とは、このようなときに助け合える関係性のことを言います。

自分の周りに信頼できる人がいると心強いですし、安心です。反対に信頼できる人がいないと不安だと思います。とはいえ、信頼関係はコミュニケーションをとっていく過程で築いていくものなので、まだ交流が浅い場合はこれからですよ。新年度に入り、新しい人間関係を築いている最中の方も多いと思います。今回は信頼関係を築くために心がけるべきポイントについてお話します。

自分から心を開いて相手を信頼しよう

職場や友人関係など、周囲の人から信頼される人になりたいと思う人は多いはずです。誰だって、周囲の人との信頼関係を得たいですよね。信頼関係を一から作り上げるのは難しいと感じるかもしれません。色んなタイプの人がいますから、お互いに最初は身構えてしまったり、どんな人かわかるまでは様子を見ながらコミュニケーションをとったりすることもあります。しかし、そうなってしまうと、余計に信頼関係を築くまで時間がかかってしまうこともあります。そのため、まずは自分が相手の信頼を得ることよりも、相手を信頼して心を開くことを心がけるようにしましょう。

相手と打ち解けることが信頼関係を築く第一歩となります。けっこう勇気が必要なことかもしれませんが、相手の気持ちや状況などを配慮しながら接すれば大丈夫ですよ。積極的にコミュニケーションをとってみてくださいね。また、職場でしたら仕事に真摯に向き合って誠実に取り組むことも周囲の人からの信頼を得るために必要不可欠です。嘘をつかず、約束事をしっかり守ったり、わからないことを素直に聞いたりすることも信頼へとつながります。一つ一つ積み重ねて信頼関係を築いていきましょう。

自分自身を信頼することも大事

もしかすると、自分から相手を信頼するということにためらいがあるという人もいるかもしれませんね。そのような場合、まずは自分のことを信頼することから始めてください。「わたしなんて……」と自分のことを卑下していませんか。そう決めつけているということは自分自身を信頼していないということになります。自分自身を信頼できない人が他人のことを信頼するのは難しいです。自分を信頼することができれば、自分から相手のことを信頼する勇気を持てるはずです。まずは自分の意識を変えることに向き合ってみてください。

自分の言葉や行動は自分の意思で決められます。しかし、他人のことはコントロールすることはできません。自分に対して、どのような感情を抱き、どんな言葉を発するのかなんて、どうすることもできませんよね。そのため、他人を信頼するのが難しいと思うのは当然のことではあります。だからこそ、不安を感じてしまうのは当然のことです。しかし、お互いに歩み寄ることで心の距離が縮まっていき、信頼関係を築くことができます。

自分から相手に歩み寄る勇気を得るには、自分自身を信頼することが必要です。また、自分を信頼することで誰かを信頼する練習にもなります。自分の能力、経験、自分がやってきたことを信頼してみてください。自分のことが信頼できれば、きっと自分から相手を信頼して歩み寄る勇気を持てるようになりますよ。

信頼関係もキャッチボールと同じ

コミュニケーション同様、信頼関係もキャッチボールのようなものです。相手から何かを受け取りたいと思うなら、まず自分から相手に何かを投げかけることです。キャッチボールって、相手にボールを投げたら、相手からボールが返ってきますよね。良いボールを投げれば相手が受け取りやすいですよね。コミュニケーションや人間同士の交流も同じです。良いボールを投げてくる人がいたら、その相手に良いボールを返したいと思うはずです。そのため、自分から良いボールを投げれば、相手も良いボールを投げてくれますよ。

職場や友人関係など、人間同士が交流する場はキャッチボールのようなものです。まずは自分からポジティブなボールを投げていく、返していくことを心がけましょう。相手に感謝したり、親切にしたりするなど、ポジティブな行動を心がけてみてください。ポジティブな行動を繰り返していくことで信頼関係に繋がっていくことでしょう。中にはコミュニケーションが苦手な人もいると思います。しかし、それでも信頼関係を築いている人は大勢いらっしゃいます。

不器用でも誠意を持って相手に向き合っているのが伝われば、きっと相手の印象も変わるはずです。たとえ口下手だとしても躊躇する必要はありませんよ。緊張せず、自分らしく笑顔で相手に向き合えば、きっと大丈夫です。そのためにも、自分のことを自分自身が一番に信頼してあげてください。信頼関係はコミュニケーションをとっていく過程で築いていくものです。焦らず一つ一つ積み重ねて信頼関係を築いていきましょう。また、相手の信頼を失わないよう、自分の言動に責任を持つことも重要です。

裏表のない素直で謙虚な気持ちを持って、周囲の人への感謝を忘れないようにしましょう。自分にも、相手にも誠実に向き合って、信頼関係を築いていきましょうね。


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