億劫なことは自己成長のチャンス ~小さな成功体験を積み重ねて、億劫から抜け出そう~

億劫

面倒と億劫の違い

億劫と面倒って、とても似ていますよね。どちらも、手間がかかることをやらなくてはいけないからです。ただし、湧き上がってくる感情に違いがあります。よく、「面倒くさくてやりたくない」などと言いますが、それは意味合いとしては億劫ということなのです。手間がかかって、わずらわしいと感じるため、気が進まないということなのです。そして、やりがいや手応えを感じられるかどうかも異なります。「面倒だけど、やりがいがある」と言いますよね。しかし、億劫の場合はそのように言いません。

もし、自分の目の前にある「やりたいこと」や、「やるべきこと」が面倒だと感じる場合、自分の感情がどっちなのか考えてみてください。気が重い、気が進まないと感じるようなら、少し取り組み方を変えてみましょう。取り組み方を変えれば、いずれ億劫だと思っていたことも、面倒だけどやりがいがあることに変わっていくはずですよ。まずは、湧き上がってきた自分の感情を受け入れてあげましょう。決して、気が進まないと感じて行動できない自分を責めないでくださいね。

億劫から抜け出すには

面倒くさくてやりたくないときは、目標設定を見直す必要があります。目標が高過ぎると出来ると感じられないため、やろうと思えなくなります。そうなってしまうと、行動するのが億劫になってしまいます。自分ができると思えるレベルまで、目標をどんどん下げていきましょう。実は人間の脳って、苦手なことや不慣れなことを求められたとき、「面倒くさい」というメッセージを発してブレーキをかけてしまうのです。ということは、面倒くさいと感じてやりたくなくなるのは仕方のないことなのです。

このような脳の働きがあるということを理解して、行動することに慣れるため、自分ができると思えるレベルまで目標をどんどん下げていきましょう。誰かと自分を比べる必要はありません。「これくらい出来ないといけない」などと思う必要もありません。あくまでも、行動する自分自身を基準に考えれば良いのです。とにかく、行動しなくては何も始まりません。行動することに慣れるためには、小さくても良いので行動することが大切なのです。そして、小さなことでも継続することを目標にすれば良いのです。

やめないで続けることで成功体験を積み重ねることもできます。「ちりも積もれば山となる」ですよ。それが億劫から抜け出すために最も必要なことなのです。目標が低いからといって、自分を卑下する必要はありませんよ。できて当たり前だと思うようなことでも、行動することができた自分を褒めてあげてください。もともと、億劫だと思っていたことに取り組んでいるのですから、それだけも凄いことです。最初の一歩を踏み出すことができれば、思いのほかトントン拍子に進むかもしれませんよ。

億劫に感じるのは不安のせいかも

行動することに不安を感じたり、自信が持てなかったりすると、行動することに対して気が進まなくなりますよね。そうなると、それほど面倒なことではなくても、面倒だからやりたくないと思ってしまい、先延ばしにしようとしたり、逃げようとしたりすることになってしまいます。だからこそ、行動することに慣れる必要があるのです。小さな目標設定であっても、行動して成功体験を積み重ねることは着実に自信に繋がっていきます。そうすることで、コンフォートゾーンから抜け出すことができるのです。

コンフォートゾーン(快適領域)とは、簡単に言うと居心地の良い場所、抜け出せない領域のことです。自分の普段行っている行動や場所、人間関係、自分のできることや知っている人などから出て、出来ないことや初めてのことにチャレンジすることをコンフォートゾーンから抜け出すということになります。人間って変化を恐れる生き物です。変わろうとすると、コンフォートゾーンから抜け出さないように思考が邪魔して不安になってしまうのです。

そのため、何も行動をしないままだと、それだけ不安が大きくなっていき、億劫になってしまうこともあるので、不安が大きくなる前に小さな行動をスタートさせることが大切なのです。もし不安になったら、思考の罠だということを思い出して、どんな小さなことでも構いませんので、とにかく行動をしてみてくださいね。

億劫だと感じたら、自己成長のチャンス

コンフォートゾーンから抜け出すのって、けっこう大変です。今の一瞬だけを見ると、コンフォートゾーンを抜け出さない方が楽ちんです。しかし、自分のコンフォートゾーンの中にいるかぎり、同じ状態が続くだけです。それでも良いと思うのであれば問題ありませんが、もっと幸せになりたいとか、もっと自己成長したいなど、現状より良くなりたいと思う人の方が多いと思います。そのような望みを実現させるには、不安に打ち勝ってコンフォートゾーンから抜け出すことが必要不可欠なのです。

コンフォートゾーンから抜け出すには、勇気や努力が必要です。ときには失敗することもあるかもしれませんね。成功できそうにないなら、やっても無駄だと思ってしまい、余計に億劫になってしまうのかもしれませんね。とはいえ、トライ&エラーを繰り返すことで、人間は磨かれていきます。億劫だと感じたら、自己成長するチャンスかもしれませんよ。

実は億劫だと感じることって、自分にとって大切なことかもしれません。だって、やりたくないのなら、やらなければ良いだけですよね。やりたくなくて苦しくなるのは、本当はやりたいと感じているからです。それなら、小さな行動からでも良いので、ぜひやってみましょう。勇気を出すのも、努力するのも大変ですが、億劫だと感じたら、まずは自分の出来る範囲で目標設定して行動してみましょう。億劫だと感じたことをやり遂げることができれば、それも大きな成功体験として自信に繋がっていきますよ。大丈夫、きっと出来ますよ!

《金城そに さんの記事一覧はコチラ》