第108回★英国で味わう美味しい焼き菓子
イギリスといえば紅茶の国。熱い紅茶にミルクを注いでほっと一息。そんなリラックスタイムに思わず誰もが笑顔になるのが、紅茶にぴったりな甘い焼き菓子。今回はイギリス人に愛され続け、昔も今もティータイムを甘美に彩る英国ならではの伝統的な焼き菓子をチェックします。まずは「ベイクウェルタルト(Bakewell tart)」。ショートクラスト生地にフランジパーヌとジャム、そして香ばしいアーモンドフレークをふんだんにかけて焼いたタルトで、一口頬張ればさっくりしたタルト生地としっとりしたフランジパーヌとジャムが口いっぱいに広がり、まさに至福のひととき♪ このお菓子は20世紀に生まれ、当時はベイクウェルプディングと呼ばれていたとか。イギリスのカフェなどでも気軽にいただける人気のタルトです。
お次は「スコーン(Scone)」。
スコットランド生まれのスコーンは、ビクトリア王朝時代に上流階級に愛された習慣アフタヌーンティには欠かせない焼き菓子。外はカリッと中はふんわりのスコーンを半分に割って、クロテッドクリームとジャムを挟んでいただけば思わず笑顔に♪ スコーンの起源は平たく丸いパンの「バノック(Bannock)」からきているのだとか。 他にもオートミール、砂糖、バターでシンプルに焼き上げるだけなのに、食べ始めたら止まらない、素朴な美味しさが魅力の「フラップジャック(Flap jack)」。食べ応えあるフルーツケーキの「ダンディーケーキ(Dundee cake)」など、紅茶にぴったりな焼き菓子がたくさん揃う英国。寒い日もハッピーになれる焼き菓子は、いつの時代もみんなを笑顔にしてくれます♪
コチラはフランス生まれの「パン・オ・ショコラ(Pain au chocolat)」。イギリス人に愛され、英国のスーパーはじめ、パン屋さん、カフェでもかなりの頻度で見かけます。クロワッサン生地の中にチョコレートが入っていて、外はサクサク、中はふんわり&チョコが絶妙♪ 紅茶やコーヒーにもぴったり。朝食としても人気です。