冬の定番! 鍋料理にもおすすめな白菜をモリモリ食べて元気に冬を乗り切りましょう!

白菜

今が旬の白菜

寒い冬の楽しみと言えば、熱々の鍋料理。とっても美味しいですし身体も温まりますよね。
野菜をたくさん食べられますし油を使わずに調理できるので、とてもヘルシーです。
また食材の種類を増やしやすいため効率良く栄養を摂ることもできます。

鍋料理は比較的に食材の組み合わせが自由ですし慣れれば調理も簡単なので、冬を元気に乗り越えるためのオススメ料理です。そして、そんな鍋料理にかかせないのが白菜です。

10月から2月が白菜の旬です。そう、まさに今がとても美味しい時期なのです。
旬の白菜は甘味が増して、一段と美味しいですよ。

そして旬の野菜は出荷量も多くなるため、お手頃な価格で購入することができます。
というわけで、お得感満載な旬の野菜、白菜についてお話しますね。

 

白菜の栄養

白菜って、ほとんどが水分なので、とても低カロリーですが、冬の大敵である風邪予防や免疫力を高めてくれる栄養素がバランス良く含まれています。

カリウムやカルシウムなどのミネラルが比較的に豊富で、量はそれほど多くありませんがビタミン類や様々なアミノ酸も含まれています。

ちなみに白菜は中国北部が原産の野菜で、アブラナ科の一種です。
そのためアブラナ科の野菜に含まれている辛み成分、イソチオシアネートが含まれています。

イソチオシアネートは免疫力を高める効果や抗酸化作用、抗ガン作用も期待できます。
さらに便秘や消化不良の解消、解毒作用や殺菌作用もあります。

鍋料理ですと、加熱することで白菜のカサが減るので、たくさんの量を食べることができます。
食物繊維をしっかり摂ることができますし、煮汁に流れ出た栄養素も無駄なく摂取できますよ。

ただし白菜は身体を冷やす性質があります。今が旬の野菜なら身体を温めてくれそうですし、温かい鍋料理ならと思われるかもしれませんが、そうとは限らないのです。

東洋医学の考え方で、土の中で育つ野菜は体を温め、土の上で育つ野菜は体を冷やすと言われています。その場合、白菜は土の上で育つ野菜なので身体を冷やすということになります。

そのため、身体を温める作用の高い食材と一緒に食べることをオススメします。
自分の体質や身体の調子に合わせて、食べる量を調節してみてくださいね。

白菜

 

美味しい白菜の選び方

白菜を選ぶ時のポイントについてお話します。
緑の外葉が付いたままで、葉がシャキッとしているものを選びましょう。

次に手に取ってみて、ずっしりと重みのあるものを選んでください。
ずっしりと重みのある白菜は巻きがしっかりしていて美味しいです。

丸ごと1玉を選ぶ場合、上部を押さえてみてください。ふかふかしているものより弾力があるものを選ぶと良いです。弾力があるものは巻きがしっかりしている白菜ですよ。

半分、もしくは4分の1にカットされたものを選ぶ場合、断面をチェックしてみましょう。
まず断面が平らなものを選んでください。そして切り口が瑞々しく黄色みを帯びているものを選んでください。

白菜はカットされたあとも成長を続け、時間と共に断面が膨らんでいきます。
そのため断面が盛り上がっているものは、カットされてから時間が経っているものです。
切り口が黒ずんでいるもの、茶色くなっているのは、鮮度が落ちているものなので避けましょう。

ちなみに、食べるときは内側の葉から食べた方が美味しさが長持ちします。
外側の葉からではなく内側の葉から食べてくださいね。

 

たまに見かける黒い斑点の正体は

白菜の白い葉や茎に、たまに見かけるゴマのような黒い斑点も気になりますよね。
この黒い斑点の正体はポリフェノールです。見た目が気になるかもしれませんが、問題なく食べることができます。

この黒い斑点、正式には『ゴマ症』と言います。とはいえ、病気というわけではありません。
ゴマ部分はポリフェノールの塊なので食べても身体に害はありません。

白菜の『ゴマ症』は、よく発生するもので、大きく育った白菜ほど発生しやすいとも言われています。
これは低温や栄養過多などの環境によるストレスが原因で現れる症状です。

味や風味の影響もほとんどないため、通常の白菜と同じように食べることができますよ。
もし見た目が気になるという場合は濃い目のスープに入れて調理してください。

白菜

 

白菜の保存方法

丸ごと1玉の場合は新聞紙に包んで涼しい場所で立てておきましょう。
他の野菜でも同じですが、本来上になっている部分を上にして保存する方が日持ちします。

気温が高い時期は冷蔵庫の野菜室に入れてください。3~4週間ほど保存が可能です。
外側から葉をはがしながら使えば、常温で保存できます。

外葉がなくなり白菜が小さくなってきたらラップに包んで冷蔵庫に入れてください。もし途中でカットしてしまったりした場合もラップに包み、冷蔵庫に入れて保存してください。

半分、もしくは4分の1にカットされている場合、乾燥しないようにラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。1週間ほど保存が可能です。

白菜は芯が残っていると成長を続けようとして傷みやすくなってしまいます。
芯の部分を包丁で三角に切り落とすか、縦に深く切り込みを入れておくことで、これを抑えることができますよ。

一口大や細切りなどにカットした場合、密閉できる容器や袋に入れるか、ラップに包んで冷蔵または冷凍保存してください。カットしてしまうと痛むのが早くなるため、冷蔵の場合は2~3日を目安に使い切りましょう。冷凍の場合は1ヶ月を目安にしてください。

先ほどもお話しましたが、旬の野菜はお手頃な価格で購入することができます。
大きな白菜も、正しく保存すれば最後まで美味しく食べ切ることができますよ。
ぜひ温かい鍋料理に白菜をたっぷり入れて、健康的な食生活を楽しんでくださいね。

 

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