こんにちは。
占星術家・セラピストの木星です。
前回かに座神話では
最高女神ヘーラーの「呑み込む母」の側面が
強調されているとお話しました。
でもギリシャ神話には
「育む母」を物語る逸話も
ちゃんと描かれているんですよね。
今回は、そんなもう一つの神話を
ご紹介しましょう。
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ヘーラーの乳
ゼウスは我が子ヘラクレスを不死身の
身体にするために、
ヘーラーの乳を与えようと
一計を案じます。
ヘーラーに眠り薬を飲ませて
眠らせると
赤子のヘラクレスにその乳を
含ませました。
その力があまりに強く
驚いたヘーラーは
赤子を払いのけます。
その時、あふれた母乳が天へと
流れ出し、天の川になったと
言います。
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モッくま
「始まりましたね、木星さん。
やる気は戻ってきましたか？」
木 星
「んー……。かに座神話としし座神話は
火と水の接合点。
火 = か
水 = み
つまりこの接点には、
『神』が宿ると言い換えられる。
新・占星術∞アストロジー®では
最も重要かつデリケートなスポットなのよ。
やる気が無いと言うより慎重になる。
そんな感じね」
モッくま
「火と水の接合点は『神』……。
なるほどねー。あれ？ でも」
木 星
「なによ」
モッくま
「それを言うなら
水（かに座）が先で、火（しし座）が後だから
水 = み
火 = か
神じゃなくて『みか』ですよね？」
木 星
「ああ、それは。古代の日本人が間違えたのよ。
『神（かみ）』の語順は誤り。
正しくは『みか』が正解」
モッくま
「……。
また全国の『神さま好き』と
全国の『みか』さんを震撼とさせるような
定義の入れ替えをあっさりと……」
木 星
「日本人に限らず
古代人全員が間違えたの。
正しく言えば、集合無意識がわざと間違えて
火 = 男
を先。
水 = 女
を後。
と捉えた。『神との分離』を
選択するためにね。
牡羊座神話でやったでしょ～。
本当は始まりは魚座なのに
スタートサインを誤って牡羊座と
しているために
比較と孤独の人類成長期が始まったって。
ここだけの話、本当は女が先なのよ♪」
モッくま
「１万人近くのTRINITY読者を前にして
『ここだけの話』も無いもんですが……」
