貴女はなにか「生きづらいなぁ」と
感じたことはありますか?
もし、感じたとすると
どんな時でした?
例えばこんな時、
なんとなく生きづらさを感じませんでしたか?
・人に対してイラっとしてもうまく表現できない時
・自信が持てない時
・人付き合いが苦手だなと感じた時
・恋愛は同じパターンで別れるとわかった時
・友達の幸せを素直に喜べない時
・親しい関係になるのを避けている自分がいる時 etc
私はセラピスト時代に
1,000人超の方のお悩み相談を受けましたが
その8割は恋愛・結婚・家族・職場を含む
人間関係でした。
人間という字は
人の間と書きますが、字の通り
私たちは人との関わりなくして
生きてはいけないのですね。
そして、生きづらさを感じる時期は人それぞれです。
社会に出てから特に顕著に感じる、という方は
毒親からの刷り込みを社会に出るまで
自覚できなかった、
もしくは考えたくなかった方。
考えると胸が苦しくなってしまったり
自分の居場所を確保するために
親の言うことを聞かないといけなかったから
考えることを止めた場合もあります。
同じ毒親の元に育った方でも
「なんかウチの親、ヘンだ」と小さい頃から
気がつく方もいるのですね。
なので、そういう方は
自分の親と他の親との違いを
幼い頃から観察しているのです。
そして、社会に出て確信を持つのです。
「やっぱりヘンだった」と。
生きづらさを初めに感じる時期も
人それぞれとお話ししました。
生きづらさを感じるのは
親からのコントロール(刷り込み)が原因のことが多いです。
親はコントロールしながら徐々に
子供の心に生きづらさを刷り込んでいくのは
毒親であればあるほど
巧妙に行われます。
巧妙なので
大人になってから
生きづらさを感じて
自分自身が親からコントロールされていることを
気がつかない子供も大勢います。
自分の親が「どこかヘンだ」と思っても
愛情のある他の親を知らないので
どこがヘンなのか、分からないのですね。
一例ですが、心が健康な親の場合と
毒親(コントロールばかりする親)を
比較してみますね。
■心が健康な親の場合
① 子供の心を育む愛情を示します。
② 子供に与える愛情はほぼ一定で安定しています。
③ 子供の人間性を尊重し、それぞれ個性のある個人として扱い、価値を認めることができます。
■コントロールばかりする親の場合
① 子供に与える愛情には条件が付きます。無条件には与えません。
② 愛情は親が喜ぶことをした時だけご褒美として与えます。が、親が気に入らないと罰として愛情を与えません。
③ 子供の人間性は尊重せず、子供は親の所有物です。親は自分の精神的なニーズを満足させるために子供を使います。
毒親は、子供(貴女)をコントロールすることで
自分の親(貴女の祖父母)が
満たしてくれなかった思いを
満たそうとしているのです。
ですが、毒親はそれを認めることはありません。
ある意味、毒親も被害者なのです。
ただ、それを見つめたり認めたり、癒そうとせずに
そのまま自分の子供に負の連鎖として
受け継いでいるのですね。
毒親は子供を不健全にコントロールして
無意識に自分の傷を癒そうとしていたのです。
ですが、あなたは
毒親とは違った道を歩むことができるのです。
負の連鎖を自分で断ち切る事もできるのです。
きっと、毒親と呼ばれる人たちは
自分の親からコントロールされてきたことを
隠したり、見なかったことにしたり
その問題を解決し癒そうと
思わなかった方たちです。
だからこそ、
毒親は、無意識に子供をコントロールしていくので
子供は大きくなって自分の世界を持つ様になると
違和感や生きづらさを感じる様になっていくのです。
私たちが生きづらさを感じる原因、
それは親からコントロールを受けて
親の都合が良いように(親の傷を癒すために)
生きるための根幹を刷り込まれているから。
—— その2へ続く——
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