~銅製の容器に保存した水は「癒しの水」! その得られるメリット part.1~インド生活『村上アニーシャのアーユルヴェーダ』vol. 157

アーユルヴェーダ

水は、生命を維持するための最も重要な要素です。

サドグルも触れていましたが、私たちの体の約70%が水でできています。

古代では人々は、そんな大切な水を銅製の容器に貯める慣習に従い、安全な飲料水を確保し、その水から得られる他のメリットも享受してきました。

現代では、水を浄化するためのUVフィルターなどの文明の利器が充実し、金属製の容器に水を貯めるなんていう考え方自体が、縄文時代じゃあるまいし、一見時代遅れのように思える感はこばめません。
また現代では、水といえばペットボトルが使われるのが主流です。

さて、そんな時代の典型的ともいえるペットボトルに保存した水について考えるとき、ここでサドグルが言っていた興味深い話、「水は記憶する」という話をもう一度思い出してみてください。

水が記憶力を持つとしたら、ペットボトルに入れれば当然、ペットボトルの質がそのまま水に入り込みそうですが、そうだとしたら何か副作用のようなものがありそうですね。

実際のところはどうなのでしょうか……。

今回はそのあたりのところにもちょっと触れておきたいと思います。

アーユルヴェーダ

(ボトルウォーターは問題あり)

 

★プラスチックボトル vs 銅

研究によれば、プラスチックはアンチモン(銀白色の半金属)や、特定のプラスチックと樹脂を製造するために用いられる工業用化学物質を放出することが証明されています。
またこれらの有害な化学物質以外にも、フッ素化物、ヒ素、アルミニウムなどの物質(これらの毒はもちろん体に有害です)がプラスチックには含まれているということです。

繰り返しますが、水には記憶を保持するという特性があります。

これだけでも、水を保存するための材料としてプラスチックがいいものではないことは、一目瞭然です。

一方、水の記憶を自然に浄化する特性のある銅からできた容器に水をため、飲料水を確保するという古代インドの智慧は、体内に有害な水に存在するすべての微生物、カビ、菌類、藻類、バクテリアを殺し、水を飲用にするために最適な方法として知られてきました。

古代アーユルヴェーダの教本に叙述されているこの方法は、今ではその論理を裏付けるいくつかの科学的研究によってもサポートされています。
そのひとつをご紹介しましょう。

ある実験では、サルモネラや大腸菌のような有害な細菌で汚染された水を銅製の容器に入れて16時間置いた後、水中のバクテリアの痕跡が検出されなかったという驚きの報告がなされています。

アーユルヴェーダ

(水をためる銅100%の容器)

このように研究では、銅製の容器がバクテリアに対して抑制効果があることも確認されています。

環境汚染が深刻な現代に住むからこそ知っておきたい、この昔ながらのアーユルヴェーダの智慧。大いに活用したいものですね。

◎次回も引き続き、銅製の容器に保存した水の魅力的な効能についてお伝えしていきます。

 

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(トップ画像/古代インドを描いた絵にも登場する銅製容器)