ホリスティックな見地に立つ健康への新しい考え方「メタ・ヘルス」とは？

2019.10.23

初めまして、野波と申します。
この度こちらで、「メタ・ヘルス」の紹介記事を書かせていただくことになりました。

メタ・ヘルスは、ホリスティックな見地に立つ健康への新しい考え方。

文章だけでご説明するのはなかなか難しいのですが、できるだけ分かりやすくお伝えできればと思っています。
どうぞ宜しくお願いいたしますね。

さて、ではメタ・ヘルスに入る前に、まずお尋ねしたいことがあります。
この記事をお読みのあなたが、ご自分を病気だと思うのはどんな時でしょうか？

喉が腫れあがって声が出なくなってしまった時
肩が痛くて腕に力が入らない時
皮膚に湿疹が出て痒くてたまらない時

こんな時ではありませんか？
そう、身体に何か症状が現れている時ですね。

そして上記のような症状が出てご自分を病気だと判断した時、あなたの心の中にはどんな思考が生まれますか？

「風邪ひいちゃった。寒いのに出かけたせい？　咳込んでいた○○さんとおしゃべりしたせい？　あ～でもなんだってこんな時に。明日は顧客と打ち合わせだっていうのに」
「どうしてこうなったの？　思い当たることはないのに。ひょっとして五十肩？　痛みはいつまで続くの？　どうすれば良いの？　まず湿布？」
「ああ痒い。落ち着いて家事もできやしない。私の皮膚はボロボロ、どうしてこんなアレルギー体質に生まれちゃったんだろう。家族みんなアレルギー持ちだから仕方がないのかな」

多少の差はあれ、こういった内容だと思います。
ではこんなことを思う時、一緒に存在するのはどんな感情でしょう？

焦り・不信・怒り・苛立ち・不安・恐れ・嫌悪・諦め

こういったものではありませんか？

ひょっとすると、トリニティにお越しのあなた、人間の全体性に気づいていらっしゃるあなたは、別のことを思ったり感じたりするかもしれませんね。
でも一般的には、ここに挙げた思いや感情は、身体や病気、健康に対して多くの人が持っている受け取り方です。

すなわち

身体は何かの原因で、バランスを崩したり機能不全に陥る
原因は分かることもあるし、分からないことも
いずれにせよ、身体は時として不具合を起こす
その結果、身体症状が現れて病気になり私達を悩ませる
身体が不具合を起こした結果なのだから、現れた症状は間違い
だから健康になるためには、身体症状を消してしまわなくてはならない

といった考え方です。

ですから、病気になるとほとんどの人達が、何らかの治療・セラピーを求めることになります。
選択肢は、薬剤（内服・外用）・注射・外科的手術・アロマ・マッサージ・鍼治療・種々のヒーリングなど、医療的手段からセラピーまで様々ですが、いずれも目的は同じ。

それは「不具合を起こした身体に働きかけて症状を消す」というものです。