オーラに色があると認識されはじめたのは1970年代のニューエイジブームのオーラ写真から。

オーラに色がある。いつからそんなふうに認識されたのでしょうか。筆者の調べによると、1970年代のニューエイジブームにオーラ写真が広まったことからオーラに色があると知られるようになったのではと推測してます。

ニューエイジとは、魚座の時代から水瓶座の時代へ移行することで、人びとの考え方が物質的なものから霊的なものへと変化するとされた哲学思想的流れです。この流れは今のスピリチュアルを生むきっかとなりました。

オーラ写真とは、旧ソビエト時代、1939年頃に電気技師であったキルリアン夫妻が物体に電圧をかけて、物体から放電した様子を映したキルリアン写真の撮影技術をヒントに、科学者ガイズ・コギンズが人の霊的な部分にも反応するようしたものです。

本来、見えるはずのない霊的なオーラが写真に写るとは、まさにニューエイジを示す象徴的なものになったのではと考えられ、それが広まっていくのも納得と思えます。このようなことからオーラに色があると認識され広まったのではないでしょうか。

オーラの色が人の目にも見える。どうすれば見える。感じるものなのか。

太古の昔から霊能力者はオーラに色がある、あるいは、霊的な色のついた光があることを知っていたのでしょう。それは「後光」という言葉で示されています。後光とは、主に仏様など宗教的に偉大な人達や存在達の背後に描かれる金色の光です。

後光と言う言葉は、一般の人にも使われますよね。例えば、何か真剣に物事を取り組んでいる人、そして、仕事や勉強、スポーツなどで素晴らしい成果を上げた人、結婚式で幸福感に溢れるカップルなどに「あなたに後光がさしているよね～」なんて言いませんか。

人が「後光がさしている」という言葉を使う時、その人は本当に後光が見えているのでしょうか。それはそんな雰囲気がするということなのだと思うんです。一生懸命励んでいる人、難しいことを達成した人、幸福に満ちた人、それらの人々を見た時、もう別の言い方をしませんか。それは「キラキラ輝いて見える」と、これっていわゆる心理的風景ですよね。

つまり、そんなふうにその人の心が脳に影響し後光やキラキラがまるで実際に目で見たかのように見える現象があります。ここに「オーラの色が見えない」っておっしゃる方にオーラの色が見えるようになるヒントがあるように思います。オーラは見るものではなく感じるものなのかもしれません。

オーラを発するのは人だけではない。物と人とのコラボでオーラが倍増する。

あくまで筆者の感覚ですが、アンティークな物に惹かれる理由は、その物から発するオーラではないとか思っています。例えば、全く同じデザインで全く同じ木材で作られた椅子があるとします。1つは出荷したばかりの未使用の新品の椅子、もう1つは30年前に購入され使い続けられた椅子です。

この2つの椅子を比べた時、30年使用された椅子の方がもちろん傷があったり、少々汚れがあったりするんですが何とも言えない味わい、重み、風格を感じないでしょうか。これもオーラだと筆者は感じています。30年も使われた椅子ですから使っていた人の息吹や姿が見えて来ないでしょうか。これも椅子から発するオーラだと思っています。

オーラを発するのは人だけではないと感じています。動植物はもちろん、石、岩、山、海、空、雲、川、湖、風などの自然物に、人工物、工業製品、工芸品、芸術品、建物、宗教的な像などもオーラが出ていると筆者は感じます。その他、食べ物、飲み物、料理などにもです。

そして、強くオーラを感じる物は、物を使って何かをする人です。物と人とのコラボでそれぞれのオーラが強くなって、何かを素晴らしく達成できるんではないかと。例えば、今風に言えば、メジャーリーグの二刀流で有名な大谷翔平選手がバットを持ってバッターボックスに立った時、グラブとボールを手にマウンドに立った時とか。

昔から物には物の神が着いていると言われています。人が使うことでこの神様が生き生きするのだそうです。すると、神様は物の力以上に、使う人の力以上に何かを成し遂げてくれるそうですよ。これが物から発するオーラの正体なのかもしれません。

もし、あなたがオーラは人だけでなくあらゆる物から発していると思うと、物に着いている神様があなたに素敵なことを引き寄せてくれるかもしれませんよ。

筆者紹介：あるぢ（有地 正敬）

ライターの他、電話やZoomを使って魂の目的、魂の名前、魂の色、前世などスピチュアルカウンセラーとして活動しています。

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