愛のある生きた言葉と文字は金色に輝く仏になる。どこにいても高野山と繋がる浄化の呼吸法も~「心に生かされる弘法大師の教え」より~

弘法大師

弘法大師のお誕生日は大自然もお祝いする。

 

ライターでスピリチュアルカウンセラーのあるぢこと有地正敬です。先日6月15日は弘法大師空海のお誕生日でした。空海が開いた真言宗の本山、高野山金剛峯寺で弘法大師のお誕生日を祝う法要が営まれました。

そのお誕生日にエウアウラ主催の高野山からの無料生ライブ配信「心に生かされる弘法大師の教え」が開催されました。講師は高野山真言宗教学部長である桐生俊雅(きりゅうしゅんが)先生です。あるぢもこの生ライブ配信に参加しましたのでその様子を少し紹介します。

なぜ、お誕生日をお祝いするのか? その理由は弘法大師は生きていらっしゃるからです。835年に深い瞑想の境地である入定(にゅうじょう)され、今も高野山の奥ノ院で瞑想を続けておられます。もちろん、お食事やお着替えもされます。なので、お誕生日をお祝いするのです。

さて、6月というと梅雨のシーズンです。今年も弘法大師お誕生日の全日6月14日に近畿地方の梅雨入りが発表されました。発表当日の14日は一日中雨で夜中も激しく降っていましたが未明頃からやみ、弘法大師のお誕生日にふさわしい澄んだ明るい天気となりました。

講演が始まる前に会場の外の様子をカメラに映して頂き、高野山の空、雲間に綺麗な青空が見えた瞬間、カメラを通じて高野山の澄んだ空気を感じられ、その雲間に空海のお顔が浮かんだように見えました。

講師の桐生先生曰く「大自然も弘法大師様のお誕生日を祝うために雨を遠慮してくれました」とのこと、大自然も祝う弘法大師のお誕生日は大きなスピリチュアルイベントであるとあるぢは凄く感動しました。

 

どこにいても、弘法大師と同じように高野山の清らかな霊気を吸い浄化できて、高野山と繋がる呼吸法を伝授。

 

弘法大師

(弘法大師石像 今も弘法大師の息吹が感じられる高野山)

 

今回のセミナーは高野山金剛峯寺からの生ライブ配信です。ということはウェブを通じてダイレクトに高野山のエネルギーつまり霊気を頂けるんです。桐生先生のお話が始まると「せっかくですから高野山の澄んだ清い霊気を吸って、体の中のモヤモヤした不浄を吐き出す呼吸法をしましょう」とのこと。「いや~これは素晴らしいな~」とあるぢは心の中で大喜びしましたよ。

その呼吸法は浄化だけでなく、いつでもどこでも高野山と繋がる呼吸法なんです。桐生先生によると「高野山の空とあなたのいる街の空も、その上の大きな宇宙の下にあって、宇宙を通じていつでもどこでも高野山と繋がることができるんですよ」とのこと。

では、その呼吸法を紹介します。まず高野山を思い浮かべます。次に高野山にあふれる霊気(ここでは高野山の霊験あらたかなエネルギーの意味)が吸う息と共に肺に入ってくるイメージをします。そして、その霊気が肺に吸い込まれると、あなたのモヤモヤした不浄が吐き出されます。最後に、その吐き出された不浄の息が長くなく長く遠くに行くほどに不浄が消えて無くなるのをイメージします。いかがでしょうか。

 

愛のある生きた言葉と文字は金色に輝く音声仏(おんじょうぶつ)となる。生きた言葉と文字を伝える方法とは。

 

さて、ここからが桐生先生のお話のメインとなります。それは、弘法大師の教えとして「いついつの声、これ皆金色の色を放つ音声仏になる」とのこと。ここでの声は言葉や文字を意味します。音声仏とは、相手を思って心が込められた言葉が発せられ、文字が書かれると、それらが音声仏つまり仏となって、言った人聞いた人、書いた人読んだ人、双方にに功徳が積まれるとの意味だそうです。

高野山ではこの教えに基づき念仏と唱え、写経をするのだそうです。心を込めずにただ念仏唱え、写経するだけでは、功徳が積まれるどころか、かえって自分が辛くなるそうです。

心が伴わない言葉や文字が溢れると、やがて、良くない想いがこもった言葉や文字が世に溢れて世が乱れるとのこと「『言葉の乱れは世の乱れ』になるので、心込めた言葉や文字を使いましょう」と桐生先生は優しく説いていらっしゃいました。

そして、心を込めた言葉や文字の使い方として、桐生先生は1956年の南極越冬隊の年賀電報のエピソードをお話されました。これを紹介すると長くなるので「世界一短いラブレター」と検索すると出てきます。そちらをご覧いただけるとありがたいです。涙腺が崩壊するエピソードですよ。

では、言葉や文字が音声仏になる方法を簡単に紹介します。それは、相手を思い浮かべその人の心が解れたり、安心したり、元気になったりする様子を想い浮かべて言葉を発し文字を書くのだそうです。

肝心な点はいつもこのように心がけ、言葉や文字に想いを凝縮させるのだそうです。すると、言葉や文字が愛のある生きた言葉や文字の霊力がレベルUPし音声仏になるのだとのことです。

音声仏とは究極の言霊ではないかとあるぢは考えています。言葉や文字の大事さを改めて勉強しました。この文章まだまだ愛が足らないと自省しております。

最後に、来年令和5年は弘法大師生誕1250年です。既に弘法大師ゆかりのお寺や地域では生誕1250年祭として法要や行事がネットで案内されています。来年の弘法大師のお誕生日はどんなエネルギーが降り注がれるのかとても楽しみです。

 

筆者紹介:あるぢ(有地 正敬)

ライターの他、電話やZoomを使って魂の目的、魂の名前、魂の色、前世などスピチュアルカウンセラーとして活動しています。

 

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