瞬間瞬間、どんな人間関係を創造するか?
自分に問いかけながら、その一年を過ごすことはありますか?
人間関係を上手に理解する「交流分析」。
交流分析では、相手を変えるのではなく、自分を変える学問と言えます。
その自分の中の変化が結果的に人間関係を変えていくというものです。
その中の理論に、自分自身の「基本的な構え」というものがあります。
対人において、自分と相手をどう見ているかというものですね。
「自分はOK、相手はOKではない」 →これはひとりよがりや他罰主義、他人不信の心境で、攻撃的、社会の常識や習慣に反する言動になりやすい構えです。
「相手はOK、自分はOKではない」
→これは自己卑下、劣等感、自己を抑圧しやすい構えです。
「自分も相手もOKではない」
→人生に意味を見いだせず、絶望や虚無的になりやすい構えです。
「自分も相手もOKである」
→自他肯定し、人間関係に基本的な信頼があり、精神的に安定する構えです。
この人生への「基本的な構え」によって、その人の人間関係は展開していきます。
そして、また、人間関係においての考え方で、相乗効果を発揮するというものがあります。
書籍「7つの習慣」などに詳しいですね。
ビジネス書でもよく目にする文言です。
「WIN-WIN」
あなたは耳にしたこと、目にしたことはありますか?
相手も自分も「WIN」になるような考え方ですね。
その人の「基本的な構え」が大きく影響を及ぼします。
そして、
逆に「LOSE-LOSE」の考え方もあります。
わたしも負けるから、あなたも負けてというものですね。
「わたしも我慢するから、あなたも我慢して」
「わたしも苦労するから、あなたも苦労して」
「わたしが妥協するから、あなたも無理を呑み込んで」
この「LOSE-LOSE」の考え方、というか人生の姿勢は、時に最強となってわたしたちの前に現れるかもしれません。
わたしも自粛するんだから、あなたも自粛して。
さぁ、みーんなで我慢しましょう!
世界にはわたしたちよりも恵まれない人たちがいるんですから。
正論のような、気持ち悪いカードを出してきて、あなたの楽しさや喜びを奪おうとするかもしれませんね。
冒頭で述べた「基本的な構え」に関係します。
「自分も他人もOKではない」というポジションで、自分がその人の責任でそこに居続けてくれればいいのですが、そういう人は火の粉を周りの人たちに浴びせがちです。
「自分も相手もOKではない」と自分を忙しさや無理なポジティブ思考で誤魔化し、積極的に「LOSE-LOSE」を仕掛けてしまうことが周りを見ていても思います。
人間関係のゲリラ戦術に長けた人たちです。
そういう人は、「自分はOKではない」だけではなく、それを積極的に働きかけて、周りの人たちにもそのポジションを強要する可能性があります。
あなたの周りにはいませんか?
あなたの中の喜びや楽しみを否定してくるような人は。
「みんな我慢しているんだから、あなたも少しくらい我慢しなさい。」 とあなたは言われて、言い返せない自分はいませんか?
その言い返せないあなたに、さらに「LOSE-LOSE」の攻撃がやってくるかもしれません。
そのゲリラ戦線にうかつに立ち入らない、立ち入ったら即座に逃げることが必要です。
迎撃をせずに、そのゲリラ区域から立ち去ることですね。
それを卑怯者などと思って自分を追い込まないことです。
誰が何を思うと、評価しようと、「わたしはわたしを大事にする」という覚悟が必要です。
常に自分に問いかけます。
「自分は自分にOKを出せている?」 「どんな自分でも認めている?」
自分にOKを出すことは、他人にOKを出すプロセスになっていくわけですから、自己受容とは人類の平和のために必要なものだと僕自身感じています。
人間関係の中で密かに行われているゲリラ戦に参加しないで、あなたの人生を歩みましょう。
人間関係に関するレッスン・講座
http://aqua-mixt.com/servlist
AQUA MIXT オフィシャルサイト
http://aqua-mixt.com/
《水本潤治・寛子 さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/mizumoto/?c=33212