数万人の鑑定で視えてきた濱口善幸氏の「ココロが教えてくれる幸せ」vol.4

確かに、運が悪いという人は、自分の運が悪いことに捕らわれて自分の良いことに気づかないことが多いですからね。

「できて当たり前」

そう思い込み自分を追い込んで過ごしていましたが、長くは続きませんでした。

サラリーマンをやっていた時期があるのですが、努力しても頑張っても何も評価されず

自分に対する評価もマイナスで生きている意味すら考えるようにもなっていました。

内側と外側、言い換えると心と体がバラバラになっていたのでしょうね。

このような状態になってしまうと、周りの評価で生きている状態になり、

周りからの良い評価(見返り)を期待して行動してしまうようになります。

今となっては、

心が評価されたいのは誰かではなく、

自分自身に認めてもらいたいのだと気づきました。

自分の心を認めることで他人の評価で生きることが減ります。

そうすることで見返りを求めない生き方ができ他人のことも考えてあげられる余裕がうまれるのです。

そうすることで次の例の様なことができます。

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photo by hamaguchi yoshiyuki

 

2.落とした財布が戻ってくる理由

説明していきたいと思います。

Aさんは財布を落として困っていました。

すると、Bさんがその財布を拾ってAさんに届けました。

Aさんは喜んでBさんにありがとうと伝え財布に入ったお金の一割を渡すと言いました。

BさんはAさんにこう言いました。

私も数日前に財布を落としたことがありました。

その時に拾ってくれた人(Cさん)に私はお礼として一割のお金を差し上げますと伝えたのです。

するとCさんが、「いえそれは頂けません。その代りとは言ってはなんですが、
あなたがもし、財布を拾うことがあったらその方に財布を届けてあげるか警察に届けてあげて下さい」

そしたら数日後、本当に財布を拾うことになり、Aさんあなたに財布を届けたまでです。

なので私もあなたからお金は頂けません。あなたがもし財布を拾ったなら本人に渡してあげるか

警察に届けてあげて下さい。とBさんもAさんにそう言いました。

例にあげたCさんの見返りを求めない生き方がBさんに伝わって、そしてAさんに伝わりましたよね?

このように人は、誰かにしてもらった事は当人にお礼をするのが常識だと思っていますが、

それだけではなく、

当人ではなく、次の人に返すという方法があるのです。

人は一人では生きていません。

家族や友人、色んな人たちと関わって今の自分が存在していることを忘れてはいけません。

この気持ちを忘れないということが感謝の気持ちに繋がります。