すべての母親を否定するためのイクメンパフォーマンス〜エンジェル・セラピスト®夫婦のスピリチュアル子育てPART.85(潤治編)

子育てをしていく時、常に親としての自分の言動がどのような動機から発せられるものであるかを考えることは大切に思います。それは、より家族を愛することにつながります。また、過去の自分が体験した「家族」をも癒すかもしれません。
すべての母親を否定するためのイクメンパフォーマンス〜エンジェル・セラピスト®夫婦のスピリチュアル子育てPART.85(潤治編)

ありがたいことに、自宅で仕事を夫婦でしていますので、自動的に育児の場を夫婦で担当することになります。
面倒な経理や事務仕事、炊事・洗濯・掃除など、お互いに協力しあってこなしていきます。

幼児園の送り迎えやイベントへの参加などに、僕も参加させてもらうので、対外的には「イクメン」のように見られることが多くあります。

「子煩悩ですね、水本さん!」
「イクメンのパパを持って、小葉ちゃんは幸せね。」
「小葉ちゃんのために努力されているんですね。」

と褒められることもあり、僕の良いところを見せたがる癖もむくむくと出てきます。

しかし、子どもが手放しで好きか? というとそんなことはありません。
一緒にいれば疲れるし、しばしば腹を立てます。

 

イクメンと言われれば、嬉しいし、その姿をアピールしたくなります。

僕の承認欲求の肥大化でしょうか……。

しかし、その隣にいる妻の寛子がどのような状態であるか、どのようなことを感じているかが家族で何が起こっているのかを見極める手がかりになります。

まさに、僕の言動の動機を知る手がかりとも言えます。

どういうことかというと、

僕は経理や事務仕事、IT関係、サイト運営などが全くできず、100%彼女に依託しています。
その代わりに、家事はできるだけ積極的にこなすようにしています。

そして、家事を頑張れば頑張るほど、彼女が疲弊していくのが分かります。

「わたしだって、家事をしたいんだからね!」と彼女は言います。

娘の小葉と少しでも一緒に居て欲しいという動機から、僕は懸命に家事をするわけです。
しかし、その動機が本当ならば、寛子は疲れることはないでしょう。

スピリチュアル子育て 第85回 潤治編 画像2

 

残念ながら、何かしらコミュニケーションに支障あり……であるわけです。

僕の母親は離婚をして、家を出て行きました。
その姿はとても無責任に思え、子ども心に裏切られたような思いをしました。
自分は父親や母親の犠牲になったというくすぶる思いが常にありました。
その思いはややもすると今なお、燃えさかる炎のようになることがあります。

寛子とふたりで、僕の「母親に対するものの見方」をノートに書き出してみました。

「母親とは、子どものために犠牲になるものだ! そうでなければならない! 」
「母親とは、子どもの一挙一動に敏感に対応しなければならない! 」
「不自由な暮らしを余儀なく受け入れる覚悟が母親にはなければならない! 」
「子どもの過ごしやすい環境を母親は与え続けなければならない! 」

などです。

自分が体験したかった「母親像」に自らなろうとしていたのでした。
ですから、娘の小葉を使って、癒されていない幼少期の自分を癒そうとしていたわけです。

「小葉のために、母親としてベストを尽くせているの? 」という思いを常に寛子に、そして自分に向けているわけです。

面倒臭い男です。

そして、母親というものへの復讐劇も演じていました。

スピリチュアル子育て 第85回 潤治編 画像3

 

自分の母親がそうであったように、すべての母親を子どもにとって不完全なものとしたかったのです。

僕の母の行動を正当化するために……。

求道者のようにイクメンを氣取ろうとする僕の動機のある一面には、このように徹底的に女性(母親)の存在を否定したいというものがあります。

こんな男、もう、怖ろしくて、独身でいたほうが世の中は平和だったかもしれません。

しかしながら、その僕に結婚、子育てという機会が与えられたのはそこからの学びを得て、何かしら世の中のために役立てる為なのだろうと今では思います。

もちろん、妻と子どもと一緒に家族を運営したい、楽しみたいという思いもたくさんありますが、忍び寄る「癒されていない自分自身の記憶」に氣づけるセンスは持ち続けていきたいものです。

イクメンを氣取っていた僕が、実は母親を否定したいという動機があったなんて恥ずかしいかぎりです。
とんだイクメンです!

ともすれば、発現する「動機のすり替え」を点検し、より自分を理解するツールにしようと思います。

子育てではその機会がたくさんあります。

その言動は何のため? 誰のため?
そして、その氣持ちは誰のもの?

 

 

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