神さまに導かれ、4か月で人生を劇的に変える~心と身体の引き寄せの法則 天命への序章が始まる「神さまの住む場所」 Vol 33~

引き寄せ

私はお姉さんととびきりの夜を過ごしたあとにお店を出ました。
身体がふわふわと軽く浮いて心は弾んでいました。夜に月を見ながら、考え始めました。

「宇宙か神さまか大地か、何者かによって私は動かされている。ここまで人生がこの短期間でどんどん変わっていき、導かれているのは不思議すぎる。たまたま訪れる場所は、前世と関係がある人・場所ばかりだ。誰かが次はこの人・この場所と導いている。どこに向かっているのだろう?? そして私のこの世界における役目は何のだろう?」

と、今までの引き寄せを思い出し、この不思議な導きが気になって仕方なくなりました。

「でも、きっと幸せな方向に導かれていっている。だって神さまは小さい頃から私に優しい。
この導きの意味なんて今は深く考えずに、目の前に起きる出来事をひたすらただ楽しもう。」

そう思いながらやっとこの日は眠りにつきました。

 

●天命への序章が始まる「神さまの住む場所」

引き寄せ

次の日、心と身体がとても軽くなりふわふわとした感覚の心地よい朝でした。
天気も良く、どこかに出かけたい気分となり愛犬のレイちゃんと気の向くまま出かけることにしました。

身支度を整えて、レイちゃんのグッズを用意してピクニック用の軽食も用意しました。
レイちゃんも嬉しそうに意気揚々と車に乗り込みました。
気の向くまま運転をしながら風を感じ、2人でニコニコとドライブを楽しんでいました。
そして、1時間半ほど運転したあとに「ここ良さそうだな~」とふと直感が働いた場所で車を停めました。
道の駅のような場所で休憩をして、「この場所すごく気持ちいい!! レイちゃん、ここでピクニックしようか??」レイちゃんも尻尾をふって散歩したくてたまらない様子でした。

そして二人でその場所を拠点にして、山の方向へ向かって歩き始めました。
20分ほど歩くと、不思議と気になった場所がありました。
以前に見たことがあるような桃源郷のような場所です。

陶芸の窯元さんのお屋敷でしたが、その果てしなく広がる豊かな桃源郷のような世界に心を奪われていると、レイちゃんがどんどんとお庭に入っていきました。
「こんな立派なところ、レイちゃん怒られるよ!!」と言いながらも、私もこのお屋敷が気になって仕方なかったので内心(レイちゃんナイス)なんて思ったりもしていました。

そしてその桃源郷のようなお庭の世界に入った瞬間、別世界に移行していく感覚がありました。
音が静かになり、そこには無の世界にしかないそんな感覚に包まれて立ち尽くしていました。
お屋敷の玄関が開いていたので、気が付くとレイちゃんは玄関に入り込んでいたのです。

さすがにまずいと思い、慌ててレイちゃんを捕まえにいくと、奥から素敵な奥様が出てきました。
「あら可愛いワンちゃんとお嬢さん。良かったらどうぞ一緒にお入り下さい。お茶をお出ししますので。」
そう、にこやかに微笑んでくれた女性、そしてこの場所・奥様との出逢いが私の天命を知らせる神さまの住む場所だったのです。

 

●玉手箱・竜宮城・桃源郷「物語の世界へ」

引き寄せ

「こんな素敵なお屋敷にワンちゃんも一緒に入って大丈夫でしょうか??」
おそるおそる聞いてみると、
「私もワンちゃんを飼っていて奥にいるの。でもこの子はとても品があって、愛嬌があってお利巧さんだから大丈夫よ。特別ね。」
そう笑いながらレイちゃんを撫でてくれてホッとしました。

そして素敵なお屋敷の中の応接間に座りながら、「何だかまたすごい展開になったな。」とドキドキしていました。
奥様がお花の籠のようなものを持ってきて、その芸術性の高い生け花に驚きました。
籠の上にお花が立派に活けているのです。
唖然としながら、「こんな素晴らしいお花をありがとうございます。」
と感動をして、しばしそのお花を眺めていました。

奥様が
「あっそうだ! レイちゃんにも何かあげましょうか?? おやつは食べるかしら?? 何がいいかな??」

「レイちゃんにまでお気遣い本当にありがとうございます。レイちゃん足を手術していて獣医さんから食生活の指導を受けていて、海外のドックフードと筋肉をつけるためにお肉を茹でてあげていておかしはほんの少ししか食べさせてなくて。なので、大丈夫です!」

そう返すと、
「あっ! ちょうどお肉を茹でたのがあるから持ってくるわね。待っていてね! レイちゃん」

奥様はまたキッチンの方へ、バタバタと走って行きました。

「何て心優しい方なのだろう。普通、こんなお屋敷にワンちゃんなんて嫌がられるのに。それにワンちゃんを飼っているのなら、匂いがつくとこの家のワンちゃんも嫌だろうにな。でも、今日お出かけしてこんな素敵な場所との出逢いがあるなんて本当にラッキーだね。」

と活けられたお花を見ながら、そのあまりにも美しい生け花・空間・窓から見える桃源郷の世界に浸っていました。

まるで時間が止まったように、静寂がながれる不思議な空間。
あまりの居心地の良さに気がついたら眠っていました。

「ユリちゃん、ユリちゃん……」
奥様の声がどこからか聞こえてきて目が覚めました。

奥様は笑いながら、
「疲れていたのね! あら。お茶を飲んでないじゃない。ゆっくり召し上がって。」
目の前を見ると、生け花の籠しかなくお茶は見えませんでした。

「あの……お茶が私には見えなくて。」
という何とも頓珍漢な返事をすると、奥様は「ああごめんなさいね。」と話しながら、その生け花を飾っている籠をパカッと開きました。

中からお茶や上品なお菓子が出てきて、ビックリして腰を抜かしそうになりました。

まるで玉手箱のような美しい箱、そしてここは竜宮城のようなお屋敷、そしてお庭は桃源郷。
まだ眠っているのか起きているのか、はたまたこれは夢なのか、不思議な時間が流れていました。

この時の私はまだ知らなかったのです。
この導きは神さまの導きであったことを。

実業家 渋沢栄一
一人ひとりに天の使命があり、その天命を楽しんで生きることが、処世上の第一要件である

上野ユリ

 

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