その玉手箱を開けて、中から出てきたとびきりのお菓子やお抹茶などを頂きました。
その食べ物は心が込められていることが分かり、とてつもなく美味しかったです。
「こんなに美味しくて、心が豊かになるもの食べたことがありません!!!」
奥様に感激しながら伝えると、とても嬉しそうな顔をしながら
「これね、全て自家製で素材にこだわり作っているの。もちろん無添加・無着色の素材よ。御もてなしも料理も心だから。心で創り、心でもてなすの。」
奥様の言葉にとても感動しました。
この場所は現実の世界とはかけ離れた異世界で、静かな時がそこには流れていて、時間が止まっているように感じました。
「ここは竜宮城だ。」そう何度も何度も思いました。
でもこの場所はずっと昔からあったのに、私は知らなかったのです。
今までそこには確かにあったのに私の世界には「なかった」のです。
「違う世界でもう生きているようだ。」気が付けば私はまたしばらくの間、あまりの居心地の良さに寝ていました。
奥様は気を遣ってくれて私とレイちゃんはその日、その場所で特別な時間を過ごすことができました。
●天命への序章が始まる「神さまからの試練の1年間スタート」
奥様がお庭の梅の木から作った「梅酢と梅干し」をお土産に頂きました。
最高のプレゼントと最高の時間、また大事な場所ができてとても嬉しかったです。
でもこの時の私は、奥様とはありきたりな話しかしませんでした。
この場所は、波動が高く感じることや、引き寄せの法則、宇宙の法則、スピリチュアルの話は全くしなかったのです。
それはやはり私の中で恐れがあったからです。
「スピリチュアルの話をして、嫌われる場合もある。変な子だと思われる可能性もある。せっかく見つけた素敵な場所を台無しにしたくない!」
と心に決めて、その話は一切にしませんでした。
そしてまた奥様からも一切スピリチュアルの話は出てきませんでした。
だからこの日は、「また来ます!」「ユリちゃんとレイちゃんなら大歓迎。またいつでも遊びにきてね!」
そう声を掛け合い、さよならをしました。