No.1 日本の祭りの節分〜新しい年の始まりは、立春とも言われます。

No.1 日本の祭りの節分

先日保育園児の孫が、「鬼をやっつけてきたよ!」とほこらしげに報告してくれました。
正月が終わり、今年初めての日本の祭りですね。

今年は2月3日が節分です。
以前は、二十四節気の季節が移り変わる立春・立夏・立秋・立冬の前日を指していました。
現在は、立春の前日の名称となっています。

新たな年越しとして、神社仏閣をはじめ一般家庭でも、豆をまいて鬼を追い払い、福を招き入れて新しい春を迎える行事です。

寒い冬のあいだに細胞やココロがかたく縮こまり、閉じこもってよどんでいますよね。
よどんだ罪科穢れ(つみとがけがれ)を定期的に洗い流すのが、祭りとも言えるでしょう。
豆をまく相手は、鬼の面をした自分の中の罪科穢れなのかもしれません。
よどんだココロを払拭し洗い流して浄化することで、春の明るい日差しを受けて前向きに人生を歩めるように幸せの種を蒔くのではないでしょうか。

新しい年の始まりは、立春とも言われます。
過去の出来事をながして、新しい身支度で新年を迎えると運がよいそうです。
なにか身につけるモノで新品をおろすと新年を迎えた気分が高まりますね。
わたしはいつも、新しいクツシタを購入して履いています。

 

宇宙とシンクロする月の動きを表す旧暦

旧暦では毎月、新月の日を「1日」としています。
旧暦は新月からスタートして、上弦、満月、下弦を過ぎてまた新月に戻ってくる月の満ち欠けを表しています。
この周期は、29,53日となります。
微少にズレがありますがおおよそ、8日上弦、15日満月、23日下弦という具合に月の満ち欠けでひと月の流れがわかる様になります。
月の動きに合わせて暮らすと、自然に宇宙とシンクロすることが出来るようになります。

 

旧暦の「太陽の暦」の二十四節気から春分までを見よう

二十四節気は、季節が一回りするサイクルと地球が太陽を一回りするサイクルが基本です。
この太陽暦の1年は、四季に分けることが出来ます。
さらに春夏秋冬を各季節ごとに6つに分けて4×6=24で、二十四節気となります。

二十四節気をみると、日本人には季節をより繊細に感じ取れる感性があるようですね。

・2月4日に立春(りっしゅん)~冬の終わり、春の気配を感じられるころです。
旧正月元旦となり一年の始まりを言います。
・2月19日に雨水(うすい)~空から降る雪が雨に変わる頃だよ。
・3月6日に啓蟄(けいちつ)~冬のあいだ土の中にいた虫たちが穴を開けて顔を出すよ。
・3月21日に春分(しゅんぶん)~ぼた餅を食べてご先祖様と心を合わせましょう。

季節の豊かな日本だからこその風情を感じますね。

 

日本特有の雑節

雑節は、二十四節気を補うために日本独自に考案されたのです。
季節のうつろいを知るための指標としているので、とても馴染みがあると思います。
主に農事と深い関連をもっていて、自然生活に則してつくられています。

・節分(せつぶん)~立春の前日です。豆を蒔いて鬼を払い福を招く行事。
・春彼岸(ひがん)~春分を中日とし、前後3日を加えた7日間のこと。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われ、温和な気候になる時期です。

 

五節句

旧暦の日付けをもとに定められた季節の節目の日です。
伝統的な行事が行われて、農作業を休む習慣があったのです。

・人日(じんじつ)~無病息災を願い七草がゆを食べます。
・上巳(じょうし)~桃の節句、ひな祭りの紙人形を川に流して穢れを払う。

 

穢れを払う1日の新月・15日の満月

小豆は腎臓の形と似ているため、腎臓の薬になると言われています。
小豆で腎臓の働きをよくして血液浄化をしてもらいましょう。
新月に当たる1日と満月に当たる15日の月2回、小豆を食べることでカラダ・ココロ・タマシイの禊ぎが出来るとかんがえます。
小豆粥やお赤飯、小豆カボチャなど、食べてみてはいかがですか。
小豆茶は、利尿になりむくみを取り除いてくれます。
小豆のビタミンCには、コラーゲンを活性化する働きがあります。
髪の毛・骨・歯・皮膚・細胞膜もコラーゲン繊維で構成されています。
小豆を食べることで、保湿がよくなりお肌が若返ります。
いつまでも若々しく元気でいたいですね。

食事を整えて、身体の中から美しく幸せで健康に暮らせますように。
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