地味だけど、嬉しかった引き寄せの話。
引き寄せ話というと、ゴージャスな規模の話を期待する人が多いと思う。とはいえ僕の記事を読んでくださっている方は、そうでもないことを受け入れてくれていると思う。なので、今回も地味な引き寄せ話を。
ある日、スマホを忘れて仕事に行ってしまった。滅多にないことではあるが、たぶん今の時代、スマホを忘れて出かけてしまうと気が気ではなくなってしまうと思う。だが、何故か、その日は忙しすぎて絶え間なく働いていた。そのせいもあってか、スマホを忘れたというか、無くしたというか、そのことに気づいていなかった。
もし、移動中に、そのことに気づいてしまったたら、パニくりまくっていたと思う。家に忘れたのか、道中で無くしたのか、職場の何処かで落としたのか、わからず、他の事は考えられなくなっていたと思う。夜、スマホが無いことに気づいて、案の定パニくった。仕方がないので、開き直って岐路に向かった。幸か不幸か忙しかったので、スマホの事を考えずに済んだ事に感謝しながら車を運転した。忙しい日に、意識がスマホに向かっていたら仕事にならなかっただろうなと思う。
強引にプラス思考したわけではないが、毎日「今日は良いことばかり起こる！」と唱えながら運転しているので、地味にその成果が出たのかもしれない。帰宅途中には「あっさりとスマホが見つかって安心している！」と唱えていた。そうすると、案の定、自宅に置き忘れていたことが発覚。
スマホがないと気づいたときは、「家に忘れるってことは、まずないしなぁ……」なんて思っていた。なので、実はちょっぴり不安だった。引き寄せをする際、細かすぎる設定をつけてしまうと、引き寄せの戸口が狭くなってしまうので「何処からか、誰かからか、よくわからないが、とにかくあっさり見つかる」というイメージをしてみた。
たとえばだが「職場でスマホが発見される！」と言い切ってしまうと、実際は職場に僕のスマホはないわけだから、残ってスマホを探しまくっても時間の無駄になるのだ。まぁ、スマホを忘れること自体がツイてないと言われるかもしれないが、如何なる状況でも引き寄せの法則を駆使して物事を好転できる習慣を身につけることの方が僕にとっては重要なのだ。
わざわざ「ピンチはチャンス！」とかいって、ピンチを引き寄せる必要はまったく無いと思うが、「私は普段から引き寄せの法則を使いこなせている。よって、どんな時でも物事は好転する！」というマインドを維持できるようになると、いつでも、心が穏やかでいられるので、引き寄せ力がアップすると僕は思っている。この考え方をゴリ推しする気はないが、お勧めだ。
エゴはエゴで別に、そんなに気にしなくて良いと思う。
僕は「自分さえ良ければ良い」系の人が好きではない。だが、僕は僕で、まぁ、言わなくてもバレていると思うが、自分本位な考え方をしている。引き寄せユーザーの中には「引き寄せにエゴ厳禁！」みたいな人も一定数いると思う。僕も、そう思わないこともないが、ぶっちゃけ深く気にする必要はない気もする。
というのも、引き寄せをするときって、正直なところ個人的な事が多くはないだろうか。スケールが大きかろうと小さかろうと、自分が何かを得るために法則を使っているわけだ。偽善と言われるかもしれないが、僕は、みんなが幸せだと良いなと思っている。理想を熱く語ることも以前ほどなくなったが、理想は一応持っている。じゃあ、全員に優しくできるのかと言われると、決してそんなことはない。嫌いな人や、苦手な人は、どうしても一定数は出てくる。これもきっと自然の法則なのだろう。違うかもしれないけど。
だけどね、自分と気が合わない人に対して必ずしも不幸になって欲しいとかは思わない。全員が、とまではいわないが、相性が悪い人にもしあわせは手にして欲しいのだ。各々が幸せを感じられていれば、不必要にぶつかったり争ったりしなくて済むと思う。そんな意味では、僕は惜しみなく、引き寄せについて情報を知っている限り伝えていきたいと思っている。
「小さな幸せを配ろう！」と僕はずっと言い続けてきた。これも、同じ理屈だ。偽善かどうかは別として、善意が巡り巡れば、最終的に自分自身が、しあわせな状態、環境を手にすることができると信じているのだ。特に、心の貧しい人がいなくなって、多くの人が心豊かであれば、みんなで楽しく引き寄せの法則を使いこなして、誰も悲しまず平和に生きられるのではないかと思っている。
ちなみに善行を繰り返したからと言って、必ずしも悪いことが一切起きないわけではない。運命かどうかは知らないが、ふてくされないで欲しい。ふてくされないと、どうなるかというと、心穏やかな状態をキープできるので、引き寄せ力が高くなるのだ。別に、そんなこと実際は思っていないが「俺は他人のしあわせさえ願えるほど余裕だぜ！」くらいの状態の方が、良い気分でいられると思う。
なんて傲慢なんだ、と思う人もいるかもしれないが、別に良いと思う。繰り返すが、それだってエゴだということは僕はわかっている。わかっているが、体験的に、実はそれはそれで正解であろうことも、知っている。
「なんか、今日も、明日も、僕は良い何かを引き寄せそう。そして、あなたも、すごくステキな何かを引き寄せそう！ おめでとう！ おめでとう！」こんな気分でいられる自分が、とても幸せだったりする。
